本著は、九星気学の古典的な性格判断方法である「九星魂魄伝」を解説いたします。
従来の本命星だけの性格判断だけでは不十分であることは、多くの術者が感じており、本命と月命を用いた傾斜法などのバリエーションが開発されてきました。
この術は、対象各人の本命、月命、日命の相互関係を基に判断を行います。
特に性格判断については、なかなか厳しい結果(耳障りな結果)が提示されております。
ちなみに、本命は身体、月命は魂、日命は魄を表しており、この術の名称の由来となります。
昭和の時代、香草社を設立する前の佐藤六龍先生が、「気学本命月命秘法」という名称での出版が最初の公開とされております。五十部限定の、手書きの粗末な書籍でした。
後年、高島正龍先生が「気学用神論」で再度紹介がありましたが、どういう訳か傾斜法ほど広まってはおりません。
以下、内容になります。
第1節 性格の診断
第2節 病気鑑定法
第3節 相性鑑定法
第4節 先天運の判断
簡単な術ですので、読者の皆様には、ぜひこの文書を出発点として研究を進めていただきたく存じます。