製造業でよく聞く変化点管理。不具合の発生原因の約90%は変化点を起点として不具合が発生するといわれます。
生産現場では、日々様々な『変化』が起きています。
生産を正常な状態に維持管理するためには、この『変化』を管理しなければなりません。
変化って何?
変化とは大きく2つに分けることができます。
自らの意思を持って変更する、もう一つが自らの意思に反して変化する
(異常)です。
・自らの意思で『事前にわかる』変化を『変更』、
・自らの意思は関係なく『事後でしかわからない』変化を『異常』
この2つとなります。
そう考えればどう管理すればいいのか、なんとなくわかってきますよね?
4Mとは
その変化点を分類するために、よく『4Mにわけて考える』といいます。
Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の4つの要素のことです。
品質を維持するには、4Mを安定させることが重要です。しかし、常に4Mは変化するため、この変化を事前に掴み、対応する事で不具合を出さないために管理することが必要です。
5M+1Eでわけて考えることもあります。
・人(Man)
・機械・設備(Machine)
・方法(Method)
・原料、材料(Material)
・測定、検査(Measurement)
・環境(Environment)
変化点管理とは
要素別に分けて分析・改善していくことで、課題発見や問題解決を図ることができるようになります。
『変化点管理』とは、すべての生産要素の変更、変化に対し
起こり得る不具合の発生防止と流出防止を事前に行う管理です。
この変更・変化には『事前にわかる変更』と、『事後でしかわからない
変化(異常)』があり、それぞれの管理の仕方が異なります。
その内容を詳しく説明していきます。これを見れば品質は確実に向上しますよ。