※この記事は2026年10月時点の情報をもとに書いています。
はじめに
「ご利用中のPHPのバージョンは、まもなくサポートが終了します。新しいバージョンへの切り替えをお願いします」
サーバー会社から、こんなお知らせが届いていませんか。
PHPは、WordPressを動かしているプログラムの言葉です。古いPHPは、ある時期が来ると安全のための修正が出なくなります。そのため、サーバー会社は利用者に新しいPHPへの切り替えをお願いしたり、期限を決めて自動で切り替えたりします。
切り替えそのものは、サーバーの管理画面でボタンを押すだけで終わることがほとんどです。ところが、何も確かめずに切り替えると、サイトが表示されなくなることがあります。
何も確かめずに上げると、どうなるか
よくあるのは次のような状態です。
- サイトを開くと「このサイトで重大なエラーが発生しました。」とだけ表示される
- 画面が真っ白になり、何も表示されない
- 管理画面にログインできなくなる
- 画面の上のほうに「Warning」「Deprecated」といった英語の文字が並ぶ
- お問い合わせフォームが送れなくなる(見た目は普通なので、気づくのが遅れる)
原因の多くは、新しいPHPに対応していない古いテーマやプラグインです。新しいPHPでは、昔の書き方の一部が使えなくなっています。何年も更新されていないプラグインが1つあるだけで、サイト全体が止まることがあります。
逆に言えば、切り替える前に「古いもの」を見つけて手当てしておけば、多くのトラブルは防げます。
この記事でわかること
この記事は、専門の知識がない方でも、自分のサイトを自分で点検できるように書いた手順書です。
- PHPを上げる前に確かめる 10のチェック(そのまま使えるチェック表つき)
- それぞれの結果を 「高・要確認・中・低」の4段階 で判断する目安
- 失敗しにくい 上げる順番 と、不具合が出たときの 元に戻し方
- よく出る エラー11種類 の意味と、自分でできる対処
こんな方に向いています
- サーバー会社から、PHPの更新のお知らせが来た
- WordPressで、お店・教室・事務所などのサイトを自分で管理している
- 業者に頼む前に、自分でできることはやっておきたい
- 前にPHPを上げてサイトが崩れ、怖くなって元に戻したままになっている
向いていない方
- 自分で作ったプログラムを大量に組み込んだサイト(プログラムの直し方までは書いていません)
- サーバーの管理画面に入れない方(ログイン情報がわからない場合は、先に確認してください)
10のチェック(見出し)
- 今のPHPとWordPressのバージョンを控える
- 上げたいPHPに必要なWordPressの版を満たしているか
- テーマ・プラグインの一覧を書き出す
- 各プラグインの最終更新日
- 各プラグインの「必要なPHPバージョン」
- 古い版のまま止まっていないか
- 配布が終わったプラグインはないか
- 有料・自作・特注のテーマやプラグインはないか
- バックアップを取る
- 上げたあとに見るページを決めておく
この先の有料部分で、1つずつ「どこを見ればいいか」「どう判断するか」「何をすればいいか」を説明します。
