移動平均線の設定はどれがいい?ドル円20年の検証で私が利益より先に見たもの
FX検証データ|金子 剛
「〇〇さんに教わったインジケーターの設定で勝てた」
なんて話を聞くと、そのまま真似して使いたくなりますよね。ただ、その設定がたまたま当たっただけなのか、本当に強いのかは、外から見ても分かりません。
私は移動平均線のクロスを、ドル円の約20年分のデータで、4つの時間足と2つの決済方式に分け、約400万通りから最適解を検証しました。そのとき、成績表の一番上より先に見たものがあります。
上位の設定が、近い値に集まっているかどうかです。
MT4やMT5の最適化結果は、稼いだ順に並びます。一番上だけを見ると、その数字が正義に見えます。
しかし、上位の設定がバラバラの値に散らばっているなら、過去のデータに偶然合っただけ(カーブフィッティング)の疑いが濃いです。逆に、少しずらした設定も上位に並んでいるなら、偶然ではない可能性が高くなります。
人から教わった設定も同じです。その数字の「お隣」でも成績が保たれるか。ここを確かめずに使うのは、相場の環境が少し変わればすぐに崩れてしまう針の先に資金を置くのと同じです。
数百のEAを自作して検証してきた私が、毎回この点を確かめているのはそのためです。
では、移動平均線で上位が実際に集まっていたのは、どの時間足のどんな設定だったのでしょうか。
この検証の全体(4つの時間足×2つの方式、計約400万通り)と、合格した397通りの中から選んだ推奨2設定、同じ検証をご自身のMT5で再現できる検証用EAは、こちらの記事で公開しています。

※本記事は過去データの検証結果であり、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
