AIを使う人は対象外でした|Instagramの新しい名札が付くのは「AIの人」を出している人だけ
kairos
こんにちは、カイロスAIです。毎朝7時、アメリカのAI副業事情を日本語でお届けしています。
昨日、Instagramがひとつの名札の呼び方を変えました。「AIクリエイターラベル」から「AI生成プロフィールラベル」へ。
言葉が変わっただけに見えます。でも、変わったのは名前ではありません。変わったのは「誰に付くのか」です。
■ 何が起きたのか
2026年8月31日、Instagramが公式のクリエイター向けブログでAI関連の表示ルールを更新しました。
公式にはこう書かれています。このラベルが付くのは「AIで生成された人物が登場するプロフィール」であって、AIツールを制作に使っているだけのクリエイターは対象ではない。
線は「道具」ではなく「登場人物」で引かれました。
Instagramはその理由も説明しています。「人は、人間に見えるプロフィールが、実は登場している人物がAI生成だったと、あとから知ることを好まない」
つまり、AIを使ったかどうかを問題にしているのではありません。「そこにいる人が本物かどうか」を問題にしています。
■ 見落としやすい但し書きが2つ
ひとつ目。この名札はアカウント全体に付きます。投稿を1本ずつ選んで付けるものではありません。プロフィールに表示され、個々の投稿にAI表示が無い場合はその投稿にも並びます。
ふたつ目。黙っていると、先に減ります。原則は自己申告ですが、付けずにInstagram側に検知されると、リーチが制限されおすすめの対象から外れます。そのあと通知が届き、異議申し立てをするかラベルを付ければ表示は戻ります。
「バレたら消される」ではなく「バレたら先に減って、直せば戻る」という設計です。
どれくらいリーチが減るのか、公式には書かれていません。だから数字は出しません。対象になる国や地域についても記載がありませんでした。ご自身の画面で確認してください。出ていなくても不具合ではありません。
■ これは誰の話なのか
「AIで作っているから、自分も名札が要るのでは」と思った方がいるかもしれません。多くの場合、違います。
いま副業でSNS発信をしている人の多くは、台本をAIに書いてもらい、画像をAIで整え、編集をAIに任せています。これだけなら今回の名札は関係ありません。公式が明確に「対象ではない」と書いているのは、まさにこの層です。
関係があるのは、AIで作った「人」を出している場合だけ。AIモデルの画像をアカウントの顔として使っている、AIアバターが喋る動画を投稿している、実在しない人物を実在するかのように見せている。こういうアカウントが対象になります。
■ 身近な例で言うと
食品の表示に似ています。工場の機械が生地を混ぜたパンに「機械で作りました」とは書きません。書くのは「何が入っているか」です。
今回もそれと同じ形になりました。「AIという道具を使ったか」ではなく、「AIが作った人物が入っているか」を表示する。
そして、自分から書いた店と、書かずにあとで指摘された店とでは、お客さんの見る目がまったく変わります。同じ中身でも、順番が違うだけでこうなります。
■ 今日できる一歩
ひとつだけです。自分のアカウントに「AIで作った人物」が出ていないか、1分だけ確認してください。
顔として使っているAIモデルの画像はありますか。AIアバターが喋る動画を出していませんか。
出していないなら、今日は何もしなくて大丈夫です。出しているなら、指摘される前に自分で名札を付けたほうが得です。
■ 守りで終わらせない
提案書や見積書に、この一行を足してみてください。
「登場人物にAI生成の人を使う場合は、表示を付けて運用します」
たった一行です。でも、これが受注理由になります。いま仕事を発注する側がいちばんこわいのは、コストでも納期でもなく、あとから指摘されることだからです。
「この広告、AIの人使ってますよね」と言われたときに、「はい、最初から表示しています」と答えられる会社と、答えられない会社。どちらに頼みたいかは、考えるまでもありません。
■ 出典
Instagram 公式クリエイターブログ
https://creators.instagram.com/blog/ai-generated-profile-label
※ 公式に記載のない数字(リーチ減少率・対象地域・検知開始時期)は載せていません。
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