大宇宙熱狂配信第四弾! 地球最高王者決定戦〜めちゃんこMAXウルトラでかい級・大芸術祭〜
第一章 芸術は爆発……じゃなくて集金よ! 最強ライバーの秋
小章① 💓かぐや姫💛、秋のアートフェスを開催
西暦203X年、ネオ・トウキョウにそびえ立つ「超絶ウルトラ・ギガント・ドーム」。本日はここで、全宇宙のインテリジェンスと感性が激突する、かつてない知的な闘いが開催されようとしていた。
その名も、『地球最高王者決定戦〜めちゃんこMAXウルトラでかい級・大芸術祭〜』である。
リングの広さは東京ドーム三個分。しかし今日のリングには、格闘技用のマットではなく、山のように巨大な純白のキャンバスや、超特大の大理石のブロックがずらりと並べられていた。 そして、この荘厳な芸術空間を誰よりも私物化しているのは、空中に浮かぶ超巨大モニターに映し出された一人の美少女だった。
「こんバブ〜! 月の裏側からあなたの財布をアートに昇華! 大宇宙最強・最カワ・最強欲ライバーの、💓かぐや姫💛だみょ〜ん!」
銀色のツインテールを揺らし、フリフリの十二単(今回は芸術の秋を意識したベレー帽&絵の具まみれ風サイバーパンク・アレンジ)を身に纏ったかぐや姫が、画面の向こうでウインクを放つ。 その瞬間、ドームの観客席から地鳴りのような歓声が巻き起こり、配信画面には弾幕のようにコメントが滝のごとく流れ始めた。
『うおおおお! 姫ターーーン!』 『姫タンしか勝たん!!!』 『今日の姫タン、インテリっぽくて最高!』 『ルーブル美術館より姫タンの顔面の方が国宝』
「あはっ、みんな今日もコメントありがと〜! でもね、姫タン、言葉だけの褒め言葉じゃ絵の具も買えないのっ。愛の重さは物理的な『画材代(現金)』で示してほしいなっ? 今日はなんと、この芸術祭の実況中継を姫タンが独占で担当しちゃうよ! みんな、パトロンになるためのスパチャの準備はいい〜?」
画面外では、かぐや姫の専属スタッフである「ウサギ隊」が慌ただしく走り回っていた。黒服にウサギの耳カチューシャをつけた屈強な男たちが、巨大な集音マイクを調整し、ライティングボードを掲げている。彼らの背中には「芸術への理解=課金額」「無課金はキャンバスの染み」という恐ろしいスローガンがプリントされていた。
「それじゃあ、さっそく今日の芸術家(挑戦者)たちを入場させちゃうよ! ウサギ隊、優雅なクラシックBGMカモン!」
ズン、ズン、ズン……と、大地を揺るがす重低音がドーム内に響き渡る。いよいよ、めちゃんこMAXウルトラでかい級のバケモノアーティストたちが姿を現すのだ。
コミカルな『かぐや姫』のパロデイー小説です。
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