宇宙熱狂配信第二弾! かぐや姫の地球爆買いツアー〜めちゃんこMAXセレブリティ級〜
第一章 月面金庫パンクの危機と、新たな野望
小章① 💓かぐや姫💛、資産過多による大いなる悩み
西暦203X年。地球から遥か三十八万キロ離れた月面にそびえ立つ、純金と大理石で造られた超巨大建造物「月面キャッスル」。その最深部にある大金庫室から、鼓膜を突き破るような美少女の絶叫が響き渡った。
「ああああああっ! もうっ! 全然入りきらないじゃないのよぉぉぉ!!」
銀色のツインテールを振り乱し、フリフリの十二単(サイバーパンク・セレブ仕様)を身に纏った大宇宙最強・最カワ・最強欲ライバーの💓かぐや姫💛は、床に積まれた金塊の山をドスドスと蹴り飛ばしていた。 先日の『地球最高王者決定戦』で得た莫大なスーパーチャット――帝様からの金塊1トンや、左大臣からの竹林100ヘクタールの権利書、そして全宇宙の狂信的リスナー(通称:姫のATM)たちから送られた現金や貴金属の数々が、ついに月面キャッスルの収納限界を突破してしまったのである。
「姫様! 第十七ブロックの金庫の扉が、札束の圧力に耐えきれず吹き飛びました! このままではキャッスル全体が物理的に崩壊します!」
黒服にウサギの耳カチューシャをつけた屈強な専属スタッフ「ウサギ隊」の隊長が、血相を変えて報告に駆け込んできた。彼の背中には「重課金こそが真実の愛」「無課金は宇宙の塵」という相変わらず容赦のないスローガンが刻まれている。
「ちょっとお! 竹林銀行の本店行員たちは何やってるのよ! 早く札勘機をフル稼働させて、お札を圧縮パックに詰め込みなさいよ!」 「それが……行員たちも三日三晩寝ずに札束を数え続けた結果、全員が腱鞘炎でダウンしてしまいまして……。現在、スライムの湿布を貼って仮眠を取らせております」 「チッ、軟弱な連中ね。お金を数える手が止まるなんて、銀行員として恥ずかしくないのかしら」
コミカルな『かぐや姫』のパロデイー小説です。
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