モシュコフスキー、ピアノ作品集(シャーマー社)を購入してみた。

増田朋美

増田朋美

皆さんこんにちは。まだまだエアコンは必須ですが、少しずつ秋だなあという感じもある日々ですね。秋と言えば、私は何よりも食欲の秋になってしまうのですが、みなさんはどんな秋でしょうか?

さて、今回はですね。モシュコフスキーという人の、ピアノ作品集を購入してみたという話題。

実は私も、存在すら知らなかった人で、どんな人物なのかも知りませんでした。正式名称は、モーリツ・モシュコフスキーというそうで、ユダヤ人の方なのだそうです。ショパンの練習曲をやる前の準備練習としてつかう曲があるようですが、それ以外の曲が使われることはほとんどありません。

日本でも、作品はほぼ出版されていないため、どんな音楽なのか先入観なく買ってみました。通販なので、中身を試し読みもできず、ギャンブルみたいにお金をだして、買ってみたのがこちら。

こちらは、シャーマー社で出している楽譜ですが、流石に海外では、売れなくても出してくれるという心遣いが素晴らしい。日本では、無名の作曲家だと、絶対出さないでしょうから。

で、内容ですが、タランテラやスペイン奇想曲などの大曲が載っていました。弾いてみるとそんなに和声的にも複雑なところはなく、わりとすんなり弾くことができて、起承転結もちゃんとある。構成的には、しっかりしていて、羽目を外すところがなく、きれいにきちんとまとめられています。それが、モシュコフスキーの持ち味なのかもしれないですね。よく、ヒットした作曲家と、そうでない作曲家の作品を比べてみたことがありますが、ヒットしなかった理由を考えたときに、こういうきちんとまとまりすぎたところが、ヒットしなかったのかなと思いました。

いずれにしても、有名人ではないけれど、こういうしっかりした作品を書く人がいるのには驚き。破天荒よりは良いのかもしれません。

日の目を浴びることはないモシュコフスキーですが、こんな面白い作品だったのか!と改めて感心してしまいました。

よし、この作品集は、良い方に転んだね。演奏会向きの作品集を入手できてうれしいです。



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この記事のライター

増田朋美

琴弾き、ピアノ弾きという二つの草鞋を履いて生活している人です。 このサイトでは、お箏の事について、ピアノの事について、私が学んできた事を、列記していきたいと思います。 まだまだ未熟ですが、お付き合いくださりますとうれしく思います。 SNSでは本名で活動していますので、ご了承くださいませ。

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