皆さんこんにちは。暑い日々が続いていますが、お元気でしょうか?こちらは、丁度、ぼんが終わりまして、なんだかほっとしていたら、父が庭の草取りをし過ぎて、熱中症にかかるなど、一難一難の日々が続いています。まあ、夏ですからね、色んなことが起こりますよね。本当に、こまっちゃうナという感じ。
さて、本日の投稿ですが、楽譜を選ぶならどれが良いのか?シリーズの第三回目になりました。今回の作曲者はモーツァルト。多分色んなところで耳にしており、発表会などで取り上げられる曲も多いので、一度はやってみたいなあと思われる方も多いのではないでしょうか。また、ベートーベンと同じで、数多くの版が出版されている作曲家でもあります。そういうわけで、何を使ったらよいのか迷う方も多いと思われ、楽譜のことで叱られたことも多い作曲家だと思います。
そんなわけで、膨大な出版をされているモーツァルトですが、とりあえず、使ったものを2つ上げます。
1.ウィーン原典版
一応、オーストリアの作曲家ですから、この版は一番だと思われているようです。初版譜と自筆譜で書き方が違う曲もあり、それぞれがわけて書かれているのですが、困ったことに、小音譜で書いてあるから、目が悪い人には、大変使いにくい楽譜になります。でも、正確さや、本人の譜面にできるだけ近づいていることから、やっぱり外せない楽譜。
2.ヘンレ版
こちらは小音譜を使用していないし、紙質も黄色っぽくて見やすいので、みやすさでいったらピカ一の楽譜と言えるかもしれません。ヘンレ版は、やはり、見やすくわかりやすいのが売りですね。ヘンレ版で演奏していると、まだお子様と言われたこともありましたけど、いわゆる外版の入門用的な楽譜なのかもしれないです。音譜はとてもきれいなのですが、運指が比較的わかりにくいです。また強弱も必要最小限だし、ペダリング指示などもありません。何よりも譜面のみやすさが、すごい楽譜だと思います。
おまけ∶ドレミ楽譜出版社
ソナタなどを出版しておらず、ピアノ小品集を出版しているのですが、意外にこれが使える楽譜だなと言うことに最近気が付きました。もちろん自筆譜などを分けてはいませんが、きちんと指示をしてくれてあり、ある程度曲を作ることが可能になります。意外にこれも使えるのではないか?なんておもいました。
こんなわけで、数々の版が、出版されているモーツァルト。私はウィーン原典版とヘンレ版で演奏していますが、今回はおまけとして、ドレミ楽譜出版社のものも上げておきます。もしかしたら日本の楽譜でも良いものがあるかもしれません。いろいろお試しして、自分にあう楽譜が見つかると良いですね。