AI副業を調べ始めると、Webライター、動画台本、SNS運用、画像作成、資料作成と候補が増えていきます。調べるほど決めにくくなるのは、意欲が足りないからではありません。比べる基準がないまま、仕事の名前だけを並べているからです。
最初から正解の副業を当てる必要はありません。まずは、無料で試せて、見本を1つ作れて、続けられる可能性がある候補を3つまで残せば十分です。
この記事では、候補を3つに絞る判断表と、書き方の例を示します。読み終えたら、今日30分で自分の候補に点を付けられます。
先に結論:最初の候補は「できそう」より「試せる」で選びます
副業選びで止まりやすいのは、「向いているか」を考え続けてしまうときです。ただ、未経験の仕事は、始める前に向き不向きを確定できません。
最初に確認したいのは、次の3つです。
- 自分の経験や興味を使って、話せる・調べられるテーマがある
- 90分以内に見本を1つ作れる
- 平日の生活に入れても、無理なく続ける時間がある
この3つがそろう仕事は、小さく試せます。逆に、最初から高額な講座や有料ツールが前提の候補は、今は保留で構いません。向き不向きを確かめる前に、費用だけが先に発生するからです。
判断表:候補ごとに4点満点で比べます
下の表をコピーして、気になる仕事を5つまで書いてください。各項目は、当てはまれば1点、当てはまらなければ0点です。
| 判断項目 | 1点になる状態 | 自分の確認欄 |
| 経験との接点 | 過去の仕事・趣味・生活経験から、話せるテーマを1つ言える | |
| 見本の作りやすさ | 無料の道具だけで、90分以内に見本を1つ作れる | |
| 修正への対応 | 誰かに直してと言われたとき、何を直すか想像できる | |
| 継続できる時間 | 週に2回、各30分以上を確保できる |
合計は4点満点です。
| 合計 | 判断 | 次にすること |
| 4点 | 残す | 今週、見本を1つ作る |
| 3点 | 残す | 足りない1点を、無料で試して確かめる |
| 2点以下 | いったん外す | 不向きと決めず、今月は調べない |
大事なのは、2点以下を「失敗」と扱わないことです。いまの生活や経験と接点が薄いだけかもしれません。候補を外すのは、選べなかった自分を責めるためではなく、試す時間を守るためです。
迷ったときに比べる3つの候補
最初の候補として考えやすいのは、次の3つです。どれが稼げるかではなく、自分が見本を作れるかで比べてください。
1. AIを使った記事作成・リライト
文章を書く仕事です。AIには、構成案を出す、調べる観点を整理する、誤字を確認するといった補助を任せます。本文をそのまま出す仕事ではありません。
過去の仕事、子育て、接客、趣味など、読者の疑問に答えられる経験がある人は点を付けやすい候補です。見本は「自分が経験したことを、初めての人向けに1,000字で整理する」だけで作れます。
一方で、長い文章を読むこと自体が苦痛なら、無理に1位にしなくて大丈夫です。文章量が続けにくさになるなら、次の候補を先に試したほうが判断が早くなります。
2. ショート動画の台本作成
短い動画で話す順番を設計する仕事です。最初の数秒で何を伝えるか、途中でどんな具体例を置くか、最後に何を残すかを考えます。
話の順番を組み立てるのが好きな人、短い動画を見て「ここは分かりやすい」と気づける人に合います。見本は、好きなテーマを60秒で説明する台本を1本書けば作れます。
ただし、短いから楽とは限りません。削る判断が多く、言葉の正確さも必要です。「短い動画を毎日見る」だけでなく、「短く言い直す」作業が苦にならないかを確認してください。
3. SNS投稿の作成補助
お店や個人が発信する短い投稿を、目的に合わせて考える仕事です。AIは投稿案を複数出す補助になりますが、誰に何を伝える投稿かを決めるのは人です。
接客経験がある人、特定の業界にいた人、日常で人に説明する役割が多い人は、発信する側の気持ちを想像しやすい場合があります。見本は、架空の店やサービスを1つ決めて、目的の違う投稿を3本作れば十分です。
ただし、流行の言葉を追うことが負担なら、継続の点を低く付けてください。投稿を作る前に、発信先の雰囲気を読む時間も必要になります。
記入例:経験から選ぶと、候補の順番が変わります
たとえば、接客の経験があり、平日に30分ずつ作業時間を取れる人がいるとします。文章を書く経験は少ないものの、店の仕事や新人教育については具体的に話せます。
| 候補 | 経験との接点 | 見本の作りやすさ | 修正への対応 | 継続できる時間 | 合計 |
| 記事作成・リライト | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 |
| ショート動画台本 | 1 | 1 | 1 | 3 | |
| SNS投稿の作成補助 | 1 | 1 | 1 | 3 | |
| 画像作成 | 1 | 1 | 2 |
この場合、最初に試すのは記事作成・リライトです。画像作成を選ばないのは、才能がないからではありません。接客経験を見本に変えるまでの距離が遠いからです。
3点の候補は捨てません。記事の見本を1つ作った後に、同じ内容を60秒の台本やSNS投稿に変えてみれば、次の判断材料になります。
3つに絞った後、今日やること
候補が3つ残っても、同時に始めないでください。最初の1週間は、合計が最も高い候補だけを試します。
今日やることは1つです。紙かメモに気になる候補を5つ書き、この判断表の4項目に0点か1点を付けてください。合計が3点以上の候補だけを丸で囲みます。
30分で終わります。完了条件は、丸が付いた候補が3つ以下になっていることです。
副業を選ぶ段階で必要なのは、大きな決断ではありません。次に試すものを減らすことです。候補が3つまでなら、明日から見本づくりに進めます。
