
結論から言うと、故人の携帯回線は「すぐ解約」より先に、SMS認証の付け替えとデータの退避を済ませるのが安全な順番です。解約そのものは、少し落ち着いてからでも間に合うことが多いんです。ただ月額料金は止めるまでかかり続けるので、期限だけは決めておきましょう。
この記事は、ご家族を亡くされて、故人のスマホや携帯の契約をどうするか考え始めた方に向けたものです。葬儀や役所の届け出が続くなかで、スマホの契約はどうしても後回しになりがちですよね。ひとつ確認させてください。故人のスマホは今どこにあって、電源は入っていますか? 実はこの2点が、このあとの手続きのしやすさを大きく左右します。ここでは「解約」と「承継(名義の引き継ぎ)」の違い、窓口へ行く前に済ませておきたいこと、つまずきやすい点を順に整理します。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
解約か、承継か — まず方針を決める
契約者が亡くなったときの携帯回線の扱いは、大きく分けて2つです。ひとつは解約で、回線を止めて電話番号も手放します。もうひとつは承継で、電話番号や契約をそのまま家族の名義に引き継ぎます。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの大手4社は、いずれも公式サイトで契約者が亡くなった場合の手続き窓口と必要書類を案内しています。
判断の分かれ目は「その電話番号に、まだ役目が残っているか」です。故人の番号でネット銀行や証券口座、LINE、各種会員サービスのSMS認証をしている場合、番号を手放すと認証コードが受け取れず、相続の手続きや退会が進まなくなることがあります。逆に、認証の付け替えが済んでいて、連絡先として使う予定もないなら、解約で月額を止めるのが素直な選択です。
お金の面では、現在の主要プランは大手4社とも契約解除料がかからない形になっています(古いプランが残っている場合は個別に確認が必要です)。一方で、端末の分割払いの残り(残債)は、解約しても消えません。一括で精算するか、分割のまま支払いを続けるかを窓口で選ぶ形が一般的です。承継して番号を残す場合、維持費をどこまで下げられるかも気になるところで、たとえば楽天モバイルの最強プランは公式サイトの料金表でデータ3GBまで月1,078円(税込)とされています。

迷ったら、いったん「承継して番号を残す」側で考えておくと後悔が少ないです。番号さえ残っていれば、認証も連絡も受け取れますから。ただ、ずっと払い続けるのも負担なので、「半年後に解約を判断する」のように期限を決めておくのがおすすめですね。
窓口へ行く前に済ませておきたい6つのこと
- 故人のスマホを充電し、できるだけ電源を切らずに保管する(iPhoneも多くのAndroid端末も、再起動後はパスコード入力が必要になり、顔認証・指紋認証が使えなくなります)
- パスコードが分かる場合は、写真・動画・連絡先をパソコンやクラウドへ退避する。写真が多いとWi-Fi環境でも数時間かかることがあるので、時間に余裕のある日に
- 故人の電話番号でSMS認証をしているサービス(ネット銀行、証券、LINE、通販サイトなど)を洗い出し、手続きに必要なものを先に済ませる
- 公共料金・クレジットカード・保険などの登録連絡先が故人の番号になっていないかを確認する
- キャリア決済やアプリのサブスク(動画配信・音楽・クラウド容量など)の請求を確認し、不要なものを止める
- ログインできる場合は、My docomo・My au・My SoftBank・my 楽天モバイルで、プラン名と端末の分割払いの残り回数を控えておく
窓口に持っていくもの・かかる時間の目安
- 死亡の事実が確認できる書類(死亡診断書のコピー、除籍謄本、会葬礼状など。どの書類が使えるかは会社ごとに違うので事前に確認)
- 手続きをする人の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 故人の契約が分かるもの(電話番号、SIMカード、端末本体)
- 承継する場合は、引き継ぐ人の本人確認書類と、今後の支払いに使うクレジットカードまたは口座情報
- 故人との続柄が分かる書類(戸籍謄本など)を求められる場合もある
- 店舗での手続きは、来店予約をしたうえで1時間前後を見込んでおくと安心。楽天モバイルの受付方法(ショップ・電話など)は公式サイトのヘルプページで最新の案内を確認する

書類は、役所で取ったものを数部コピーしてクリアファイルにまとめておくと楽です。携帯会社だけでなく、銀行や保険の手続きでも似た書類を求められることが多いので。原本を返してもらえるかどうかは、窓口で最初に聞いておくと安心ですね。
ここに注意⚠️
- 解約すると、その番号宛てのSMS認証コードは受け取れなくなります。ネット銀行や証券口座の相続手続きが止まる原因になりやすいので、解約は認証の付け替えが済んでから
- 端末の分割払いの残りは、解約しても請求が続きます。相続放棄を検討している場合は、残債の支払いや端末の処分をする前に、弁護士や司法書士など専門家に相談を
- iPhoneは「探す」がオンのままだと、初期化や下取りができないことがあります。Apple IDのパスワードが分からない場合はAppleの案内に沿った手続きが必要になるため、端末を手放す前に確認を
- 解約した電話番号は、一定期間をおいて別の人に割り当てられることがあります。故人の番号を登録している親戚や知人には、必要に応じて知らせておくと行き違いを防げます
- 契約やアカウントにひもづくポイントは、規約上引き継げない扱いのことが多いです。使い道があるなら、手続き前に規約を確認しておきましょう

ここに挙げた注意点は、どれも一度やってしまうと取り消しがきかないものです。急いで解約や初期化をするより、1つずつ確かめてから進めたほうが、結果的に早く片づくことが多いんですね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
故人の回線を整理し終えたあと、承継した番号や残されたご家族の回線をまとめて見直す段階が来ることがあります。そのとき楽天モバイルを候補に入れるなら、申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」の3つがあり、還元額と適用条件がそれぞれ違います。家族の2回線目として申し込むのか、過去に契約したことがあって再契約になるのかでも、どのルートが合うかが変わる場合があります。手続きが落ち着いてからで十分なので、比較したくなったら下記の解説記事にまとめてあります。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
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次回は、離れて暮らす親のスマホを家族が見守るときの設定について整理する予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
