
結論:移動中の通信切れは、回線選びだけでは防ぎきれません。「出発前のダウンロード」「Wi-Fiとモバイル回線の使い分け」「電池の確保」の3つを準備しておくと、途切れても困らない状態を作れます。
出張や帰省で新幹線に乗ったとき、トンネルに入った瞬間に動画が止まったり、Web会議の画面が固まったりしたことはありませんか? この記事は、移動時間を仕事や娯楽に使いたい方に向けて、新幹線と飛行機で通信が途切れやすい理由と、出発前・乗車中にできる対策をまとめたものです。どのキャリアでも使える内容が中心ですが、楽天モバイルを使っている方向けの注意点も入れています。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
新幹線で通信が途切れやすいのはなぜか
新幹線の通信が不安定になる理由は、大きく分けて4つあります。1つ目は速度です。東海道新幹線の最高時速は285km、東北新幹線は320kmに達するため、スマホがつなぐ基地局を次々に切り替える「ハンドオーバー」が短い間隔で起きます。切り替えの瞬間に通信が一瞬止まるのは、ある程度避けられない仕組みなんです。
2つ目はトンネルと山間部です。ドコモ・au・ソフトバンクは東海道新幹線のトンネル内でも通信できるよう整備を進めてきましたが、整備の状況は路線やキャリアによって差があります。3つ目は車両そのもので、金属の車体や熱線を反射する窓ガラスは電波を弱めます。4つ目は混雑で、満席に近い列車では多くの乗客が同じ基地局に同時につなぐため、速度が落ちやすくなります。
つまり「電波が弱いから遅い」だけではなく、「一時的に途切れることが前提の環境」だと考えておくと、対策の方向性が見えやすくなります。

楽天モバイルは2024年6月にプラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを始め、エリアの質は少しずつ改善しています。ただ、公式のエリアマップは地上の場所ごとの表示なので、トンネル内や走行中の車内の品質までは読み取りにくいです。沿線でつながりにくい区間はある、という前提で準備しておく方が現実的ですね。
出発前の15分でやっておく準備
- 動画・音楽をオフライン保存する:Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Spotifyなどはアプリ内でダウンロードできます。自宅のWi-Fiで済ませておけば、データ容量も消費しません
- 地図をオフライン保存する:Googleマップは地域を指定してオフラインマップを保存できます。到着駅・空港の周辺だけでも入れておくと、乗り換え時に慌てません
- 仕事のファイルを端末に置く:GoogleドライブやDropboxは、ファイルごとに「オフラインで使用可」に設定できます。車内で開く資料は事前に指定しておきましょう
- チケットを端末に保存する:スマートEXやJAL・ANAのアプリの搭乗券は、ウォレットへの追加やスクリーンショットで、通信がなくても表示できる状態にしておきます
- OSとアプリの更新を先に済ませる:移動中に自動更新が始まると、細い回線を取り合って他の通信が遅くなります
- 車内Wi-Fiの利用登録を済ませる:新幹線の無料Wi-Fiはメールアドレスなどでの登録が必要です。乗ってから登録画面を開くと、その間にトンネルに入って手間取りがちです
- スマホとモバイルバッテリーを満充電にする:電波の弱い場所では、スマホは電波を探すために電池を多く使います
乗車中・機内での使い分け
- 新幹線の無料Wi-Fi:東海道・山陽・九州新幹線の「Shinkansen Free Wi-Fi」は、JR東海の案内によると1回30分、回数制限なしで使えます。東北・上越・北陸などJR東日本の新幹線にも無料Wi-Fiがあります
- Wi-Fiも万能ではない:車内Wi-Fiも、車両と地上の間は携帯電話の回線でつながっています。トンネルや山間部で遅くなるのは、スマホの回線と同じです
- Web会議は音声中心に:カメラをオフにするだけで通信量が減り、途切れにくくなります。東海道・山陽新幹線の「のぞみ」には、通話やWeb会議がしやすい「S Work車両」(7号車)もあります
- 国内線の機内Wi-Fi:JALとANAの国内線は、対象機材で機内Wi-Fiを無料で使えます。ただし衛星経由の回線のため、動画の視聴や大きなファイルの送受信には向きません
- バックグラウンド通信を絞る:iPhoneは「低データモード」、Androidは「データセーバー」をオンにすると、写真の自動アップロードなど裏側の通信を抑えられます

大事なメールやファイルの送信は、駅に停車している間や、見通しのいい平地を走っている間にまとめて済ませるのがコツです。「送信中にトンネルに入って失敗、気づかないまま到着」というのは、移動中によくあるつまずきなんです。
ここに注意⚠️
- 飛行機では、ドアが閉まってから開くまでスマホを機内モードにする必要があります。機内モードにしたうえでWi-FiやBluetoothをオンにするのは、航空会社の案内に従えば問題ありません
- 2025年7月から、国内の航空各社は機内に持ち込むモバイルバッテリーを座席上の収納棚に入れず、手元で管理するよう求めています。160Whを超えるものは持ち込めないなど容量による制限もあるので、出発前に航空会社の案内を確認してください
- 無料Wi-Fiにつないでいる間は、ネットバンキングへのログインやパスワード入力は避けた方が安心です
- Rakuten Linkの通話はデータ通信を使うため、トンネル区間では途切れやすくなります。大事な電話は停車中にかけるか、デッキで電波の安定したタイミングを選びましょう
- 新幹線のコンセントは、N700Sは全席にありますが、N700Aは窓側席と各車両の最前列・最後列が中心です。通路側の席なら、充電はモバイルバッテリー頼みになります

正直に言うと、今のところ新幹線でも飛行機でも「一度も途切れない」状態を作るのは難しいです。だからこそ、途切れても困らない準備が効いてきます。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
移動中の通信を見直すついでに、回線そのものの乗り換えを考えている方もいると思います。楽天モバイルの申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」があり、還元されるポイントの額と、適用される条件がそれぞれ違います。さらに、2回線目の追加なのか、以前使っていて再契約するのかによっても、どのルートが合うかは変わってきます。申込前に確認しておきたい違いは、下の解説記事にまとめています。

申込前の個別の疑問は、プロフィールに載せているLINEでも受け付けています。
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次回は、旅行先のホテルやカフェで電波が弱いときの対処法を取り上げる予定です。ちなみに、この記事が参考になったら拍手👏で教えてもらえると、次にどのテーマを優先するかの判断材料にできます。
