
結論:海外で無料になるのは「Rakuten Link から」「日本の電話番号あてに」かけた通話と、Rakuten Link で受けた着信です。通信そのものがタダになるわけではない、というのが一番の誤解ポイントなんですね。
旅行や出張の前に「Rakuten Link があるから海外でも通話代はかからない」と聞いて、そのまま出発しようとしていませんか。あなたが海外で使いたいのは、通話ですか、それともデータ通信ですか。ここを分けて考えないと、帰国後の請求で驚くことになります。この記事は、数日から2週間ほどの渡航で楽天モバイルの回線をそのまま持っていく方に向けて、どこまでが無料で、どこから料金が発生するのかを線引きします。金額や対象国は改定されるので、判断の枠組みを押さえたうえで、出発前に公式の最新ページを確認する、という使い方をしてください。なお、申込前の個別の疑問に答えられる窓口は、記事の最後に載せています。
海外での「無料」は、電話回線ではなくデータ通信に乗っている
Rakuten Link は、音声を電話回線ではなくインターネット経由で運ぶアプリです。いわゆる IP 電話と同じ仕組みで、通話中に流れているのは音声データ。だから海外にいても、日本国内にいるときと同じ扱い、つまり日本の電話番号あてなら通話料がかからない、という整理になります。ただし、その音声データを運ぶ回線代までが無料になるわけではありません。ホテルや空港の Wi-Fi を使うか、楽天モバイルの海外ローミングのデータ枠を消費するか、どちらかです。公式サイトによると、Rakuten最強プランには海外指定の国と地域で月2GBまでのデータ通信がプラン料金内で含まれており、超えたあとは最大128kbpsに速度が制限されます(2026年9月時点の公式案内)。
つまり海外での Rakuten Link は、通話料は0円、通信料はプランの枠からという二層構造です。では2GBが通話で溶けるのかというと、そこはあまり心配いりません。音声通話のデータ消費は動画視聴に比べれば小さく、通話だけで2GBを使い切るのは現実的ではないからです。枠を食うのはむしろ、地図アプリの経路再検索、翻訳アプリ、SNSへの写真アップロードのほうです。

ここがポイントです。「通話料0円」と「通信料0円」は別物なんです。ここを同じものだと思っていると、現地でデータ枠だけが先に減っていきます。
無料になる範囲と、料金が発生する範囲
- 海外から日本の電話番号あてに Rakuten Link で発信する … 通話料は無料
- Rakuten Link 同士の通話(相手も楽天モバイルでアプリを使用) … 無料
- 海外にいるあいだの着信を Rakuten Link で受ける … 無料
- iPhone の「電話」や Android の標準通話アプリから発信する … 国際通話料が発生
- 現地の番号や日本以外の国の番号あてにかける … Rakuten Link を使っても有料(国・地域別の料金)
- 海外からの SMS 送信 … 国際SMSの扱いになり、1通あたりの料金が発生(金額は公式の料金ページを参照)
- データ通信 … 対象の国と地域であれば、プランの海外ローミング枠(月2GBまで)を消費
線引きを一言でまとめると、無料になる条件は「Rakuten Link アプリから発信していること」と「相手が日本の電話番号であること」の2つを同時に満たすかどうかです。片方でも外れれば料金が発生します。海外で現地のレストランやタクシー会社に電話したい場面は、まさにこの例外にあたります。ちなみに日本の番号へは国番号81を使った国際表記になり、090から始まる番号なら +81 に続けて先頭の0を除いた形です。Rakuten Link のアドレス帳から発信すればアプリ側が処理してくれますが、手入力するときに間違えやすいところではあります。
出発前にやっておく6つ
- 渡航先が海外ローミングの対象かどうか、公式の対象国・地域一覧で確認する
- my 楽天モバイルで海外ローミング(データ通信)の設定をオンにする
- Rakuten Link を最新版に更新し、日本にいるうちにログイン状態を確認しておく
- 端末側の「データローミング」をオンにする(iPhone は設定→モバイル通信→通信のオプション)
- 到着後の通話は Rakuten Link の発信画面から行う。標準アプリの着信履歴からかけ直さない
- データ使用量を my 楽天モバイルで確認し、2GBに近づいたら Wi-Fi 併用かチャージを判断する
1から4までは、出発前日に10分あれば終わります。逆に現地に着いてから慌ててやると、SMS認証のメッセージが届かない、my 楽天モバイルにログインできない、という形で行き詰まりやすいです。渡航まわりのつまずきは、だいたい「日本にいるうちにできたはずの確認を後回しにした」ところから始まります。

特に3番が抜けやすいんです。海外に出てから Rakuten Link のログインをやり直そうとすると、認証のSMSが受け取れなくて詰まるケースがあります。ログイン済みの状態のまま出発するのが安全です。
ここに注意⚠️
- 標準の電話アプリの着信履歴からかけ直すと、Rakuten Link を経由しないため国際通話料になります。着信は無料でも、折り返しは別勘定です
- 2GBを超えると最大128kbpsに制限され、通話の音声が途切れやすくなります。長めの通話は Wi-Fi 環境で
- 対象の国と地域から外れていると、そもそもローミング自体ができません。出発前の確認が要ります
- 海外では日本の110・119にはつながりません。現地の緊急番号を控えておいてください
- 料金・対象国・キャンペーンの条件は改定されます。この記事の数値は2026年9月時点の公式案内をもとにしたものなので、出発前に公式サイトで最新の内容を確認してください

まとめると、覚えておくのは「Rakuten Link から」「日本の番号あて」の2条件だけです。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
ここまで読んで、そもそも楽天モバイルを申し込むならどのルートが有利なのか、と気になった方もいると思います。楽天モバイルの申込みには「従業員紹介プログラム」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」といった複数の入口があり、還元の中身と適用条件がそれぞれ違います。しかも1回線目か2回線目か、過去に契約したことがあるかどうかで答えが変わる場合があるので、条件を並べて見比べたほうが確実です。この比較は別記事に整理してあるので、申込前に一度目を通してみてください。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
📚 動画でも解説しています
設定まわりは、画面を見ながらのほうが早いこともあります。動画や短尺クリップでも解説しているので、あわせてどうぞ。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
https://www.tiktok.com/@rakumoba_lab
📖 関連記事もどうぞ




次回は、海外でのデータ通信を2GBの枠内に収めるための端末側の設定を取り上げる予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
