
結論:通信費は「通信費」という1行にまとめない方がいいです。回線の基本料、端末の分割、オプション、使った分だけかかる従量課金は、性質がまったく違うんですね。混ぜてしまうと、増えた理由も減らせる場所も見えなくなります。
あなたの家計簿の「通信費」の欄には、いま何が入っていますか? スマホの利用料だけという方もいれば、自宅の光回線も、動画のサブスクも、端末の分割払いも全部まとめて1行、という方もいると思います。この記事は、通信費をどこまで細かく分けるべきか迷っている方に向けて、分類の骨組みと、記録の粒度の決め方を整理したものです。読み終わるころには、自分の家計簿のどこを割れば見直しの判断材料になるのかが決められるはずです。なお、申込前の個別の疑問を質問できる窓口は、記事の最後に載せています。
「通信費」ひとまとめだと、なぜ見直せないのか
総務省統計局の家計調査では、支出は「交通・通信」という大分類の下に「通信」という中分類が置かれ、そこへ郵便料・固定電話通信料・移動電話通信料・インターネット接続料などが並びます。公的な統計でも、通信は最初から複数の項目に割られているわけです。家計簿も同じ発想でいいと思うんですけどね。
分ける理由は単純で、費目ごとに「来月動かせるかどうか」が違うからです。たとえば楽天モバイルのRakuten最強プランは、公式サイトの料金表で3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超で3,278円(いずれも税込)という段階制になっています。ここは使い方が変われば来月の請求が動く費用です。いっぽう端末を7万円で48回払いにしていれば、月あたり約1,458円が残債として乗りますが、こちらはプランを変えても消えません。前者は変動費に近く、後者は完済までの固定費。1行に足した瞬間、この違いは消えてしまいます。

「先月より通信費が800円増えた」とだけ分かっても、動画を見すぎたのか、オプションの無料期間が終わったのか、端末の分割が始まったのかが切り分けられないと、打ち手が決まらないんです。
まずは6つに割る — 分類の骨組み
- 回線の基本料:プランで決まる月額。段階制なら使用量で上下します。楽天モバイルなら1,078円・2,178円・3,278円のどれかに着地する部分
- 端末代(分割・残債):24回・48回といった支払い回数と、残り何か月かをメモ欄に書いておく。完済月が分かると、その月から家計が軽くなる予定が立ちます
- オプション料:かけ放題、端末保証、クラウドストレージ。無料期間つきで入った分は開始日と終了日をセットで残す
- 従量課金:通話料、データの追加購入、海外ローミング。Rakuten Linkアプリを使わず標準の電話アプリで掛けると22円/30秒がかかる、といった発生条件まで書いておくと後で読める
- 自宅回線:光回線やホームルーター。スマホと合算で割引が効いている場合は、割引前の額と割引額を分けて記録する
- ポイント還元:楽天ポイントで支払った分をマイナス計上するか、収入側に別建てするか。どちらでもいいのですが、途中で流儀を変えないことが大事です
記録の粒度は「棚卸しできる範囲」で決める
細かく割るほど分析はしやすくなりますが、続かなければ意味がありません。まめ研究員の見立てでは、毎月の入力は軽く、年に1回だけ重く、という配分が現実的です。具体的には次の4つを先に決めてしまうと迷いが減ります。
- 月次は2行、年次で棚卸し:毎月は「通信費(回線)」と「通信費(端末分割)」の2行だけ。オプションや従量課金の内訳は、年1回まとめて洗い出す
- 世帯合算か、個人別か:家族割やSPUの効果を見たいなら世帯合算が向きます。誰の使い方が重いかを見たいなら個人別。両方は続かないので、目的で片方に寄せる
- 引落日基準か、利用月基準か:携帯料金は利用月の翌月以降に請求されるのが一般的です。引落日で付ける方が家計の残高とはズレませんが、使いすぎた月を特定したいなら利用月で揃える方が読めます
- ポイント払いの扱い:ポイント充当分を支出から差し引くと現金の動きと一致します。ただし「本来いくらの契約か」は見えなくなるので、割引前の額を備考に残しておくと、他社と比べるときに困りません

どれが正解というものではないんです。大事なのは、去年の自分と同じルールで付けること。ルールが揺れると、前年比が比べられなくなってしまいますからね。
ここに注意⚠️
- 端末の分割を「通信費」に混ぜたままにすると、乗り換えの判断を誤りやすいです。回線を替えても残債は残ります。月8,000円のうち1,500円が端末代なら、回線側で比べるべき相手は6,500円の方
- 初月は日割りになることが多く、平常月と比べても意味が薄いです。比較は2か月目以降の請求で行う
- 動画・音楽・クラウドのサブスクを通信費に入れるか娯楽費に入れるかは分かれるところで、使い方次第としか言えません。ただ、通信費に入れると「回線料が高い」と誤読しやすいので、まめ研究員としては娯楽費側に寄せる方が読みやすいと思っています
- キャンペーンの割引が数か月で終わる場合、その終了月を家計簿のメモに書いておくと、後から「なぜか増えた」と悩まずに済みます
- 家族の回線をまとめて1枚のカードで払っていると、誰の分か分からなくなりがちです。請求内訳の電話番号ごとの金額を、年1回でいいので突き合わせておくと安心です

注意点をひとことでまとめると、「消せる費用」と「消せない費用」を同じ行に置かないこと。それだけで家計簿の通信費はぐっと読みやすくなります。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
家計簿の分類を整えると、次に気になるのは「そもそも今の回線料が適正か」という話になります。ここで一点だけ触れておくと、楽天モバイルの申し込みには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」といった複数のルートがあり、還元の内容や適用条件がそれぞれ違います。しかも2回線目なのか、以前契約していて再契約になるのかで答えが変わることもあるので、ひとことで「これが一番」とは言い切れないところなんです。ルートごとの条件の違いは、下記の解説記事に整理してあります。家計簿に書き込む前提の金額が変わってくる部分なので、申込前に一度目を通しておくと計算がぶれません。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
📚 動画でも解説しています
文章より動画の方が頭に入るという方向けに、料金や乗り換えまわりの解説も出しています。家計の見直しとあわせてどうぞ。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
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次回は「固定費の見直し順序 — どこから手を付けると効きが早いか」を書く予定です。ちなみに、通信費は着手のハードルが低いわりに効果が長く続く費目なんですね。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
