
まず先に答えを出すと、速度が遅いと感じたら Ookla の SpeedTest で3回連続計測して中央値を取る、次に電波が Band 3 か Band 18 かを楽天モバイルアプリで確認する、この2ステップです。7分あれば切り分けまで進みます。
この記事は『iPhone や Android で楽天モバイルの速度が急に落ちた気がする』という方に向けて、まめ研究員が18ヶ月使ってきて実際に役に立った測り方と、順番に試す対処をまとめます。用意するのは無料アプリ3つと、電波の見方の基本知識だけです。作業時間は測定から切り分けまで7分ほど、キャリアショップに行く前にここまで済ませておくと話が早いです。
速度測定に使うアプリはこの3つで足ります
まめ研究員が iPhone 14 Pro と Pixel 7a の両方で普段回しているのは、Ookla SpeedTest、Fast.com(アプリではなくブラウザで開けます)、そして楽天モバイル純正アプリ内の『通信速度』機能、この3つです。以前は Radish や 4GMark も入れていたんですけど、結局この3つに落ち着きました。理由は3つあって、Ookla は世界で一番サーバ数が多くて場所を変えても再現性が高いこと、Fast.com は Netflix 系の動画配信で実際に出る速度を測るのに向いていること、楽天モバイルアプリは『今つながっている基地局のエリア情報』と速度を同時に見られること、です。3つを併用すると、遅さの原因が回線側なのかアプリ側なのかがかなり切り分けやすくなります。

ちなみに、iPhone なら App Store で『speedtest』と検索して、開発元が Ookla, LLC のものを選んでください。名前が似ていて中身が違うアプリがいくつかあるので、そこだけ注意です。
速度測定の正しい手順(所要7分)
- Wi-Fi を必ずオフにする(オンのままだと Wi-Fi 側を測ってしまい、モバイル回線の速度は分かりません)
- 通信中の他アプリを閉じる(バックグラウンド更新、クラウド同期、YouTube のプリフェッチが動いていると、測定値が体感で半分近く下がることがあります)
- Ookla SpeedTest を開き、サーバ選択は自動のまま3回連続で計測する(1回だけだとブレが大きすぎるので中央値で見ます)
- 3回の下り Mbps の中央値をメモ、上り Mbps と Ping(ms)も控える(この3値がセットで意味を持ちます)
- 続けて Fast.com を Safari か Chrome で開き、実行して下り Mbps を控える(動画配信寄りの実効速度が出ます)
- 楽天モバイルアプリを開き、メニュー内の『通信速度』から現在エリアと電波強度を確認する
- 同じ場所で1時間後に再測定して、時間帯要因かどうかを切り分ける
どのくらいの数字なら『普通』なのか
- 屋外・日中・都心部(新宿駅東口や渋谷スクランブル交差点あたり): 下り 40〜120 Mbps、上り 15〜40 Mbps、Ping 30〜60 ms が体感基準
- 屋内・マンション5階(まめ研究員の自宅、東京都区内): 下り 25〜80 Mbps、上り 10〜30 Mbps、Ping 40〜80 ms
- 混雑帯(平日 12:15〜12:45 のランチタイム、帰宅ラッシュの 18〜19時): 下り 5〜25 Mbps に落ちることあり、これは他社でも同じ傾向です
- 地下(地下鉄ホームや地下街、地下1〜2階の店舗): 下り 1〜10 Mbps、圏外になる区間もあります
- 郊外・地方(まめ研究員の実家=東北の市街地): 下り 20〜60 Mbps、駅から離れると 5 Mbps 台になる場所もあり
- 動画視聴に必要な実効速度の目安: フルHDで下り 5 Mbps、4Kで 25 Mbps

正直に言うと、この『普通の範囲』は住んでいる場所や時間帯でかなりブレます。1回の遅さで焦らず、時間帯を変えて3〜5回測ってから判断するのが失敗しにくいです。まめ研究員も慌てて機種変更を検討して、後から冷静に測ったら普通に速かった、という経験があります。
ここに注意⚠️ 対処を試す前に確認すること
- 機内モードを一度オンにして5秒待ってからオフに戻す(基地局の再選択で戻る例が多く、まめ研究員も月1回はこれで復旧しています)
- 5G と 4G の自動切替が悪さしていないか確認(iPhone なら 設定>モバイル通信>通信のオプション>音声通話とデータ、で『5Gオート』か『4G』を選び直す)
- APN 設定が『rakuten.jp』のままか確認(iPhone はプロファイル不要ですが、Android の一部機種は手動で入力が必要です)
- 物理 SIM の方は一度取り出して差し直す、eSIM の方は最後の手段として再ダウンロードを検討(先に他の手順で切り分けてから)
- Rakuten Casa(自宅設置の小型基地局)を使っている方は、Casa 本体の LED ランプが緑点灯かを確認(赤や消灯なら Casa 側の再起動から)
- 屋内で電波が弱い方は窓際に移動して電波をつかみ直す(Band 3 の 1.7GHz 帯は壁1枚で結構落ちます、Band 18 の 800MHz プラチナバンドはローミング扱いで少し状況が違います)

上の6つを順番に試しても直らない場合は、エリアそのものの問題である可能性が高いです。楽天モバイル公式サイトの通信・エリアマップで自宅住所を検索して、Band 3 のカバー範囲かどうかを確認してみてください。
📚 動画でも解説しています
文字より動画で見たい方向けに、まめ研究員のチャンネルでも速度計測と改善の手順を扱っています。屋内で電波が弱いときの見直しや、Band 切替の実演も置いてあるので、あわせてどうぞ。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
💬 個別の質問はLINEで (チートシートPDF配布中)
楽モバ申込前の質問は、まめ研究員の LINE で AI が 24h 以内に即返信します(無料)。友だち追加で『楽モバ申込 14,000pt 確実取得チートシート』の PDF を即お届け、実体験18ヶ月ベースの内容で、必要に応じてオーナーのまめ研究員が個別に補足します。速度計測アプリの読み方や、住所からエリアの目安を出すやり方も個別に相談できますので、お気軽にどうぞ。


次回は『Rakuten Link で通話品質が悪いときのチェックポイント』を書く予定です。速度と通話は原因が違うことも多いので、そちらも読んでもらえると嬉しいです。
