
結論:端末代は「本体価格 ÷ 使った月数」で見ると景色が変わります。12万円の端末なら、2年で手放せば月5,000円、4年使えば月2,500円。この差の月2,500円が、買い替え派が毎月払っている“新しさの値段”です。
あなたのスマホは、いま何年目ですか。2年ごとに新しい機種へ移る人と、5年目の端末をケース越しに使い続ける人。どちらが得なのかは判断が分かれるところですが、「使い方次第」で終わらせずに、かなりの部分まで数字で詰められます。この記事は、端末代を月割りにして通信費と足し算し、自分がどちら側にいるのかを確かめたい方向けに書いています。読み終わるころには、買い替えを我慢して浮く金額と、我慢すると逆に高くつく条件の両方が見えるはずです。なお、個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
損益分岐は「端末代を何か月で割るか」で決まる
端末を2年で買い替えるか長く使うか。この損益は、毎月の請求書ではなく本体価格を「使った月数」で割った金額で決まります。まず、端末代だけを年数で割ってみます。
| 使う年数 | 12万円の端末 | 8万円の端末 | 5万円の端末 |
|---|---|---|---|
| 2年(24か月) | 月5,000円 | 月3,333円 | 月2,083円 |
| 3年(36か月) | 月3,333円 | 月2,222円 | 月1,389円 |
| 4年(48か月) | 月2,500円 | 月1,667円 | 月1,042円 |
| 5年(60か月) | 月2,000円 | 月1,333円 | 月833円 |
12万円の端末を2年で手放すと月5,000円、4年使えば月2,500円。差額は月2,500円、年3万円です。端末を1年長く持つことは、プランを1段階下げるのと同じくらいの効き方をします。
通信費の側も並べておきます。各社公式サイトの料金表(2026年9月時点・税込)によると、中容量帯はこうなっています。
| プラン | 月額 | データ量 | 通話 | 海外 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル 最強プラン | 1,078円 / 2,178円 / 3,278円 | 〜3GB / 〜20GB / 無制限 | Rakuten Link利用で国内通話無料(アプリ外は22円/30秒) | 月2GBまで追加料金なし |
| ahamo | 2,970円 | 30GB | 5分以内無料(超過22円/30秒) | 20GBまで追加料金なし |
| povo2.0 | 2,163円(30GB/30日) | トッピング制 | 22円/30秒 | 別トッピング |
| LINEMO ベストプランV | 2,970円 | 30GB | 22円/30秒(5分定額は月550円) | 別料金 |
金額も海外の対象国・地域も改定が入るので、申込の直前に各社の公式サイトで確認してください。

比べるときは、端末代の月割りと通信費を足した「月の総額」で見てください。12万円の端末を2年ごとに買い替えて月3,278円のプランなら、合計は月8,278円。同じ端末を4年使えば月5,778円です。プランを1円も変えずに、使う年数を2年延ばすだけで月2,500円動くんですね。
2年で買い替える側の言い分
- バッテリーが弱る前に手放せる。Appleは公式サイトで、iPhone 15以降のバッテリーは1,000回のフル充電サイクル後も最大80%の容量を維持する設計だと説明していますが、充電の頻度や環境によって体感の落ち方は変わります
- 下取り・買取価格が高いうちに売れる。発売から2年以内と4年以上では、同じ機種でも査定額の水準がまったく違います
- メーカー保証や有償の保証サービスの対象期間に収まりやすく、故障時の出費が読める
- カメラと処理性能の進化を早く受け取れる。写真や動画をよく撮る人ほど、この差は金額以上の価値になることがあります
- OSやアプリの動作要件から外れる心配がほぼない
- 分割の支払い回数と買い替えの周期を合わせられるので、家計の管理が単純になる
4年以上使う側で効いてくるもの、削られるもの
- 端末代の月割りが下がり続ける。12万円の端末なら、5年目には月2,000円まで落ちます
- GoogleはPixel 8以降について、OSとセキュリティの更新を7年間提供すると公表しています。長く使う前提で設計された端末が増えてきました
- iPhoneも発売から5年以上、最新iOSの対象に残る例が多く、更新が届く間は実用に耐えます
- 削られるのはバッテリーです。交換すれば延命できますが、修理料金は機種ごとに違うので、Appleや各メーカーの修理料金ページで自分の機種の金額を先に調べてください
- 画面割れやカメラ故障が起きたとき、修理費が端末の残価を上回ると「直すより買う」に反転します
- 4年目以降は買取価格が下げ止まるため、「売って次の頭金にする」作戦が効きにくくなります

分岐点をひとつ挙げるなら、バッテリー交換の費用が「月割り差額の何か月分で回収できるか」です。交換に2万円かかっても、それで2年(24か月)延命できるなら月あたり833円。買い替えで増える月2,500円と比べれば、交換のほうが安く収まる計算になります。逆に、交換してもカメラや動作に不満が残るなら、その2万円は買い替え費用に回した方がすっきりします。
ここに注意⚠️
- 分割が残っている状態での買い替えは、残債と新しい端末代が二重に走ります。残り何回分あるかを、申込より先に確認してください
- 下取り額は査定の状態次第です。画面の傷やバッテリー最大容量の表示で減額されることがあるので、見積の満額を予算に組み込まない方が安全です
- 端末購入プログラムの「実質◯円」は、返却が条件の場合があります。手元に端末が残らない前提かどうかを、契約前に読んでおきたいところです
- 中古端末を選ぶときは、ネットワーク利用制限の状態と対応バンドの確認を。楽天モバイルなら公式サイトの対応製品ページで自分の型番を照合できます

買い替えるか使い続けるかは、気分ではなく数字で決められる部分がけっこうあります。まずは自分の端末の購入価格と、使った月数を思い出すところからで十分です。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
端末の買い替え周期を見直すと、たいてい次に出てくるのが「では回線はどこで申し込むのが有利か」という疑問です。楽天モバイルには、従業員紹介・三木谷キャンペーン・通常の紹介キャンペーンという複数の申込ルートがあり、受け取れる特典の内容と適用条件がルートごとに違います。しかも、2回線目や過去に契約したことがある再契約のケースだと、同じルートでも答えが変わることがあります。ここは条件表を横に置いて読んだ方が早いので、ルート別の違いをまとめた解説記事を用意しました。自分がどれに当てはまるかを確認してから申し込むと、後から「別のルートの方が良かった」と気づく事故を減らせます。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
📚 動画でも解説しています
ちなみに、端末代の月割りやプラン選びは、表よりも動いている画面で見た方が飲み込みが早い場面があります。チャンネルでは料金や設定まわりの解説を出しているので、あわせてどうぞ。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
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次回は「端末保証サービスに入るべきかを、故障率と月額から考える」を予定しています。今回の月割りの話とセットで読むと、端末まわりの支出がひと通り見渡せるはずです。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
