
結論から言うと、楽天モバの基地局はプラチナバンドが加わってから体感がはっきり変わりました。18ヶ月使ってきた立場から、これまでの歩みとこれからの拡大計画をまとめておきますね。
こんにちは、まめ研究員です。今回のテーマは「楽天モバの基地局拡大計画」。乗り換えを検討している方、あるいは契約したけれど自宅や職場の電波が気になっている方に向けて、基地局がどのくらいのペースで増えてきたのか、2024年6月26日から始まったプラチナバンドで何が変わったのか、そしてこれから何が控えているのかを、東京都区内マンション5階に住む18ヶ月ユーザーとして具体的にまとめます。
楽天モバの基地局って、そもそもどういう体制なの?
楽天モバイルは2019年10月に第4のキャリアとして参入しました。ドコモ・au・ソフトバンクが数十年かけて築いてきた基地局網に対し、後発として最新の仮想化ネットワーク(いわゆる Open RAN 方式)で構築しているのが特徴です。基地局には大きく2種類あって、屋外の広いエリアをカバーする「マクロ基地局」と、駅ビル・地下街・オフィス・住宅の中まで届ける「屋内小型基地局(Rakuten Casa など)」に分かれます。人口カバー率は2023年3月に99.9%達成が公式に発表されていて、そこから面積カバー率と屋内カバーの改善へと段階が進んできた、という理解でだいたい合っています。

Rakuten Casa は自宅に無料で設置してもらえる小型基地局(フェムトセル)です。まめ研究員は使っていないんですけど、マンションの奥まった部屋で電波が届きにくい方は、公式サイトから設置可否を問い合わせる価値がありますよ。
基地局拡大の歩み — プラチナバンド割当までの流れ
- 2019年10月:第4のキャリアとして商用サービス開始。当初は限定エリアからのスタートで、圏外を回避するため au ローミングに依存する期間が長かった
- 2021年6月頃:自社基地局を優先利用する体制へ本格移行。ローミング依存を段階的に縮小し、自社網の負荷検証が加速
- 2023年3月:人口カバー率99.9%達成を公式発表。ここで「面のカバー」が一段落し、次のフェーズが屋内・地下・遠距離の課題に移行
- 2023年10月:総務省から700MHz帯(いわゆるプラチナバンド)の割当を正式に受領
- 2024年6月26日:プラチナバンド(700MHz帯)の商用サービスを開始。まずは東名阪の一部エリアから
- 2024年後半〜2025年:三大都市圏を中心に700MHz対応エリアを順次拡大。地方主要都市への展開も並行
- 2025年〜:米国 AST SpaceMobile と連携した衛星通信「Rakuten最強衛星サービス」の順次展開が視野
プラチナバンドで、まめ研究員の生活はどう変わったか
- 自宅(東京都区内マンション5階):以前は窓際に寄らないと4本立たない日があったのが、2025年春頃から居間の真ん中でも5本で安定するようになった。iPhone 14 Pro の表示ベースの話です
- 地下鉄(東京メトロの主要駅):停車中はほぼ問題なし。走行中の一部区間は今もまだ弱くなる場面はあるが、圏外からの復帰が明らかに早くなった
- 東北の実家(駅から車で20分の郊外):駅前と幹線道路沿いはほぼ問題なし。ただし山あいの墓地は圏外のまま。これは他社も同じ条件なので楽モバだけの弱点ではありません
- 高速道路のサービスエリア(月末の混雑時):動画再生の途切れが以前より明らかに減った。5月の帰省時に立ち寄ったSAで動画を流していて、実感として『粘る』印象
- 商業ビルの奥まったフロア:改善はまだ限定的。地下街や大型商業施設の中は、期待しすぎない方が無難です

プラチナバンドは低い周波数で回り込みやすいので、屋内や遠距離に強いんです。ただし速度は1.7GHzや3.5GHzより控えめになる場面もあるので、そこは適材適所ですね。まめ研究員としては『大手キャリアと同じ土俵に立った』という表現が今の実感に近いです。
ここに注意⚠️
- 全エリアが即座に改善するわけではありません。プラチナバンド対応基地局は順次拡大中で、住まいのエリアがまだ非対応なら体感が変わらない場合があります
- 建物構造の影響は残ります。鉄筋コンクリート・金属サッシ・高層階の窓向きなど、周波数を問わず減衰する条件は物件依存です
- 端末側のバンド対応も要確認。iPhone 14 Pro を含む主要機種はおおむね対応済みですが、古い端末は700MHz非対応の場合があるので、購入前に楽天モバイル公式の対応バンド一覧をチェックしてください
- 「圏外ゼロ」は謳えません。トンネル内・地下深い場所・山岳部は他社と同様に厳しい場面があります。営業トークで『どこでも繋がる』を強調する情報は慎重に見てください
- AST SpaceMobile の衛星サービスは順次展開段階で、全ユーザーがすぐ使えるわけではありません。ロードマップ扱いで期待値を調整するのが安全です

拡大計画は嬉しいニュースなんですけど、契約前は自分の生活導線(自宅・職場・通勤経路)で実際の電波を確かめるのが確実です。楽モバは月3GBまでは月額基本料が抑えられる料金体系なので、テスト運用しやすいのは強みだと思います。
📚 動画でも解説しています
まめ研究員のチャンネルでも、通信品質の実測やエリア確認の動画を上げています。地下鉄・商業施設・郊外での測定を並べているので、文字だけでは伝わりにくい部分の補完に使ってもらえると嬉しいです。
https://www.youtube.com/@RakuMobaResearch
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次回は「楽天モバイルのエリア確認マップの読み方」を書こうと思っています。公式マップだけでは分からない現地の温度感を、まめ研究員の見方でまとめる予定です。ではまた次の記事で。
