
結論:おやすみモード中でも、「許可する人」と「繰り返しの着信」の2つを設定しておけば、大事な電話はちゃんと鳴らせます。着信が来ないのは回線の不具合ではなく、スマホ側の設定であることが多いんです。
「電話が鳴らなかったのに、着信履歴だけ残っている」——そんな経験はありませんか? この記事は、iPhoneの集中モードやAndroidのサイレントモードを使っている方、あるいは知らないうちにオンになっていて着信を取りこぼした方に向けたものです。読み終わるころには、夜は静かに眠りつつ、家族や職場からの本当に必要な電話だけは鳴らす設定ができるようになります。所要時間は設定だけなら5分ほどです。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
集中モード・おやすみモードは「着信を止める」機能ではない
まず押さえておきたいのは、集中モードもおやすみモードも電話を受け取らない機能ではなく、「知らせ方」を止める機能だという点です。電話そのものは回線を通じて端末に届いていて、着信履歴にもきちんと残ります。止まっているのは着信音・バイブ・画面の点灯といった「気づかせる部分」なんですね。
iPhoneでは、iOS 15から従来の「おやすみモード」が「集中モード」という仕組みにまとめられました。集中モードの中に「おやすみモード」「睡眠」「仕事」「運転」「パーソナル」などの種類があり、それぞれに誰からの通知を通すか・どのアプリの通知を通すかを個別に決められます。Androidでは機種によって呼び名が違い、Google Pixelなら「サイレント モード」、Galaxyなら「サイレントモード」、それ以外でも「マナーモード」とは別枠で用意されていることがほとんどです。
ここでややこしいのが、iPhone本体側面の消音スイッチ(またはアクションボタンの消音)とは別物だということ。消音スイッチは音だけを消し、バイブや画面表示は残ります。一方の集中モードは、許可していない相手からの着信なら画面も点かず、ロック画面にも出ません。「マナーモードにしていないのに鳴らない」という相談は、多くの場合この集中モードが原因です。

iPhoneなら、画面右上の時計の横やロック画面に月のマーク(おやすみ)やベッドのマーク(睡眠)が出ていたら集中モードがオンになっています。鳴らない時は、まずここを見るのが一番の近道なんです。
大事な電話だけ鳴らす設定手順(iPhone / Android)
- iPhone:「設定」→「集中モード」→「おやすみモード」を開く
- iPhone:「通知を許可」の「人」で、家族や職場など必ず受けたい相手を追加。「着信を許可」は「よく使う項目」か「すべての連絡先」から選べる
- iPhone:同じ画面の「繰り返しの着信を許可」をオンにする(3分以内に同じ番号から2回目の着信があると鳴る)
- iPhone:「アプリ」で、Rakuten LinkやLINEなど通話に使うアプリも許可リストに入れておく
- Android(Pixelの例):「設定」→「通知」→「サイレント モード」→「ユーザー」→「通話」で「スター付きの連絡先」などを選ぶ
- Android:同じ画面の「同じ人からの2回目の着信を許可」をオンにする(15分以内の2回目が対象)
- 共通:設定後、家族に1回電話をかけてもらい、実際に鳴るかを確認する
オンにした覚えがないのに鳴らない、よくある3つの原因
- スケジュール設定:「22:00〜7:00」のように時刻で自動オンにしていて、夕方や早朝に予定がずれ込んでいる。「睡眠」の集中モードはヘルスケアアプリの睡眠スケジュールと連動するので、そちら側の時刻もチェック
- デバイス間で共有:iPhoneの「デバイス間で共有」がオンだと、同じApple IDのiPadやMacで集中モードを入れた瞬間、iPhoneもオンになる。夜にiPadで動画を見るときに入れたものが、そのまま引き継がれているパターン
- 運転モードの自動起動:「運転」の集中モードは、車のBluetoothに接続したときや動きを検知したときに自動でオンになる設定がある。電車やバスでも反応する場合がある
- Androidの「おやすみ時間モード」:Pixelの「Digital Wellbeing」内にある機能で、就寝時刻になるとサイレント モードも一緒にオンにする設定がある

ちなみに、集中モードがオンのまま相手からメッセージが来ると、iPhone同士なら「集中モードで通知を停止中」と相手側に表示されることがあります。これは「集中モード状況」の共有設定によるもので、見られたくない方は「設定」→「集中モード」→「集中モード状況」でオフにできます。
ここに注意⚠️
- Rakuten Linkの着信は、標準の電話アプリとは扱いが違う場合がある。通話アプリとしての着信通知になるため、iPhoneでは「人」の許可に加えて、集中モードの「アプリ」にRakuten Linkも入れておくと取りこぼしが減ります
- 「すべての連絡先から着信を許可」にすると、連絡先に登録していない番号は鳴らない。病院や学校、宅配業者など未登録の番号からの着信を待っている日は、一時的に集中モードを切るのが確実
- 緊急地震速報などの緊急速報は、一般的に集中モードの対象外として届く設計ですが、「設定」→「通知」の下部にある緊急速報の項目がオフになっていないかは一度確認しておきたいところ
- 留守番電話の扱いは、契約している回線や転送設定によって変わる。鳴らない間に何秒で留守電に切り替わるかは、回線側の留守番電話設定で確認を
- 複数の集中モードを作りすぎると、どれがオンなのか分からなくなる。まずは「おやすみ」と「睡眠」のどちらか1つに絞るのがおすすめ

まとめると、「許可する人」「繰り返しの着信」「通話アプリの許可」の3点を押さえれば、夜の静けさと大事な電話は両立できます。未登録番号だけは鳴らない点に気をつけてくださいね。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
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次回は、着信があったのに留守番電話に切り替わるまでの秒数や、転送設定の見直し方を取り上げる予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
