
結論:災害への備えは「アプリを入れること」より、「入れたアプリと設定を、平常時に一度動かしておくこと」が本体です。この記事では、役割別に入れておきたいアプリと、30分ほどで終わる設定をまとめました。
地震や台風のニュースを見るたびに「何か備えなきゃ」と思いつつ、スマホの中身は普段のまま、という方は多いと思うんです。もし今夜、大きな揺れで停電したとしたら、あなたのスマホは何時間もちそうですか? この記事は、防災アプリを何から入れればいいか分からない方や、家族のスマホも含めて設定を見直したい方に向けて、まめ研究員が公開情報をもとに「入れておくアプリ」「今のうちにやる設定」「災害時の通信の使い方」を整理したものです。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
災害時にスマホがやることは、実は4つしかない
防災アプリはたくさんありますが、災害時にスマホが担う役割を分解すると、①情報を受け取る ②安否を伝える ③現在地と避難先を確かめる ④電池をもたせるの4つに収まります。アプリ選びも設定も、この4つのどれを担うのかで考えると迷いにくくなります。
まず①について。気象庁の緊急地震速報や自治体の避難情報は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの各社が「緊急速報メール」として配信していて、受信は無料、アプリも不要です。ただし端末側の設定でオフになっていると届きません。機種変更や設定リセットのあとにオフのまま、というケースはよく聞くので、後の章で確認手順を載せています。
②の安否連絡は、災害直後に一番つまずきやすいところです。大規模災害時は音声通話が集中するため、通信各社が発信規制をかけることがあります。総務省も、災害時は音声通話よりも災害用伝言サービスやメール・SNSなどを使うよう呼びかけています。つまり「電話がつながらない前提」で連絡手段を決めておく必要があるんですね。
③と④は、停電や移動を前提にした備えです。地図を事前にダウンロードしておく、省電力の切り替え方を指が覚えている、といった地味な準備が、いざというときに効いてきます。

ちなみに、防災アプリを入れすぎるのは逆効果になりがちです。通知が多いと肝心の警報が埋もれますし、バックグラウンドで電池も使います。役割ごとに1つずつ、が目安です。
楽天モバイルで考えると、確かめておきたいのは「非常時に地図やニュースの動画を見ても困らないだけの、データ量と料金の余裕があるか」という点です。楽天モバイルは使ったデータ量に応じた段階制で、公式サイトの料金表では無制限まで使っても月3,278円(税込)が上限になっています。普段の使用量と照らし合わせておくと安心です。楽天モバイルの料金を、使うデータ量ごとに他社と比べた解説は、こちらの記事に整理しています。

入れておきたいアプリ(役割別)
- 情報を受け取る:「NHK ニュース・防災」 — 地震・気象警報の通知に加えて、災害時はNHKのニュースをライブで見られます。テレビがない場所や停電時の情報源になります
- 情報を受け取る:「Yahoo!防災速報」 — 現在地に加えて、自宅や実家など離れた地点を登録して通知を受けられます。離れて暮らす家族がいる方に向いています
- 情報を受け取る:「特務機関NERV防災」 — 気象庁などの情報をもとに、地震・津波・気象情報を配信するアプリ。iPhone・Androidどちらにも対応しています。上の2つと役割が重なるので、通知はどれか1つに絞るのがおすすめです
- 現在地と避難先:地図アプリのオフライン地図 — Google マップは指定した範囲の地図を端末に保存でき、電波がない場所でも地図と現在地を表示できます。自宅・職場・学校の周辺は保存しておきたいところです
- 現在地と避難先:自治体の防災アプリとハザードマップ — 住んでいる市区町村の防災アプリがあれば、避難所の開設状況はそちらが一番早いことが多いです。国土交通省の「重ねるハザードマップ」もブラウザのブックマークに入れておくと、浸水や土砂災害のリスクをすぐ確認できます
- 安否を伝える:災害用伝言板 — 楽天モバイルを含む携帯各社が、大規模災害時に災害用伝言板を開設します。NTTの「災害用伝言板(web171)」もあわせて、使い方を確認しておきましょう
今のうちにやっておく設定(所要30分ほど)
- 緊急速報の受信をオンにする:iPhoneは「設定」→「通知」の一番下にある「緊急速報」を確認。Androidは機種によって場所が違うので、設定画面の検索で「緊急速報」や「緊急警報」と入力すると見つけやすいです
- 緊急連絡先と医療情報を登録する:iPhoneはヘルスケアアプリの「メディカルID」、Androidは「緊急情報」に、持病・服薬・アレルギー・緊急連絡先を入れておくと、ロック画面から救助する人が確認できます
- 省電力モードをワンタップで出せるようにする:iPhoneは「低電力モード」をコントロールセンターに追加、Androidは「バッテリーセーバー」をクイック設定に置いておきます。画面の明るさを下げる操作もセットで覚えておくと効果的です
- オフライン地図を保存する:自宅・職場・家族の学校など、最低2〜3か所の周辺を保存。保存した地図には有効期限があるので、半年に1回くらい更新します
- 家族の連絡ルールを決める:「電話がつながらなければ171に録音」「LINEのグループに一言」「集合場所は◯◯小学校」の3点を紙にも書いておきます。災害用伝言ダイヤル171は、毎月1日・15日、正月三が日、防災週間(8月30日〜9月5日)などに体験利用ができます
- 重要な情報を写真やメモで持っておく:保険証やお薬手帳、家族の電話番号を、端末内の非公開アルバムやメモにまとめておくと、スマホしか持ち出せなかったときに助かります。ロック画面のパスコードは必ず設定しておきましょう

ここがポイントです。171は体験利用日に家族で一度、録音から再生まで試しておくのがいちばんの練習になります。番号を「知っている」のと「使ったことがある」のとでは、慌てているときの動きがだいぶ違うんです。
ここに注意⚠️
- 災害用の無料Wi-Fi「00000JAPAN」は、暗号化されていない接続であることが多い:大規模災害時に通信各社が無料開放するWi-Fiですが、誰でもつながる分、ネットバンキングへのログインやカード決済は避けて、情報収集と連絡に使うのが基本です。同じ名前の偽アクセスポイントにも注意しましょう
- 音声通話はつながりにくくなる前提で:発信規制がかかると電話は何度かけても通じにくくなります。伝言板・SMS・LINEなどのデータ通信を組み合わせて連絡します
- Rakuten Linkはデータ通信を使う通話アプリ:電波が弱くデータ通信が不安定なときは、端末標準の電話アプリに切り替える選択肢もあります。ただし標準の電話アプリからの通話は30秒22円の従量制になる点は覚えておきましょう。110番・119番などの緊急通報は、標準の電話アプリから発信される仕組みです
- SNSで見た情報は、そのまま拡散しない:災害時は不確かな情報やデマが出回りやすくなります。気象庁・自治体・NHKなど公的な発表で確認してから共有しましょう
- モバイルバッテリーは「持っている」だけでは足りない:容量10,000mAh前後なら一般的なスマホを2回前後充電できる計算ですが、放置すると自然に放電します。月に1回は残量を確認しておきます

注意点をまとめると、「つながりにくい・電池が減る・情報が混乱する」の3つを前提に動く、ということです。全部を一度にやらなくても、緊急速報の確認とオフライン地図の保存だけでも、今日のうちに済ませておく価値があります。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
防災の備えを見直すついでに、家族の通信契約そのものを見直す方もいると思います。楽天モバイルの申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」があり、還元額と適用条件がそれぞれ違います。また、2回線目の追加や、過去に契約していた方の再契約だと、どのルートが合うかの答えが変わる場合もあります。自分のケースでどれが合うかの詳しい比較は、下の解説記事にまとめています。

申込前の個別の疑問は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
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次回は、停電が長引いたときにスマホの電池を少しでも長くもたせる使い方を、設定項目ごとに整理する予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると次の記事の優先度に反映できます。
