
結論:スマホの「解約金」はもうほぼ残っていません。ドコモ・au・ソフトバンクの違約金は2022年までに全廃、MNP転出手数料も無料化済みです。ただし「契約事務手数料3,850円」「端末の分割残債」「解約月の満額請求」の3つは今も残っています。この記事で現在地を整理しますね。
「乗り換えたいけれど、解約金を取られるのでは」と足踏みしている方に向けた記事です。あなたが最後に解約金の金額を確認したのは、いつでしょうか? もし記憶が2年縛り時代のままなら、状況は大きく変わっています。2019年10月の法改正を起点に、スマホの解約金とMNP転出手数料は段階的に姿を消しました。一方で、契約事務手数料や端末の分割残債のように、今も残っているお金があります。この記事では2026年7月時点の公式情報をもとに、「消えた費用」と「残っている費用」を仕分けしていきます。個別に質問できる窓口を記事の最後に載せています。
解約金はどうなったか — 9,500円時代から0円まで
かつての携帯契約には「2年契約の途中解約で解約金9,500円(税抜)」という仕組みがありました。転機は2019年10月の電気通信事業法改正です。新しく受け付けるプランの解約金は上限1,000円に制限され、その後、各社は解約金そのものを廃止していきます。公式発表を時系列で並べると、NTTドコモは2021年10月、ソフトバンクは2022年2月、auは2022年3月31日に、旧プラン分も含めて解約金を撤廃しました。楽天モバイルはそれより早い2020年11月に「ZERO宣言」を掲げ、契約事務手数料・MNP転出手数料・解約時の手数料を0円にしています。かつて3,300円かかっていたMNP転出手数料も、2021年4月以降は各社とも無料です。さらに2023年5月にはMNPワンストップ方式が始まり、対応事業者間の乗り換えなら予約番号の発行すら不要になりました。「出て行くときのお金」は、制度上ほぼ更地になったわけです。

ちなみに、この流れを主導したのは総務省の「乗り換え円滑化」政策です。辞めるときの障壁を下げて、事業者間の競争を促す狙いですね。その結果、いま費用の主戦場は出口ではなく入口、つまり契約時の事務手数料や端末代の側に移っているんです。
4社の手数料マトリクス — 入口と出口を数字で見る
2026年7月時点の各社公式サイトの案内をもとに、乗り換えの前後で発生しうる費用を4つの軸で並べます。楽天モバイルに0円が並ぶ「ZERO宣言」の構造が、表にするとよく分かります。
| 項目 | 楽天モバイル | ドコモ | au | ソフトバンク |
| 契約事務手数料 | 0円 | 3,850円 | 3,850円 | 3,850円 |
| 解約金(違約金) | 0円 | 0円(2021年10月廃止) | 0円(2022年3月廃止) | 0円(2022年2月廃止) |
| MNP転出手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 解約月の基本料 | 使った量に応じて1,078円〜3,278円 | 原則満額(日割りなし) | 原則満額(日割りなし) | 原則満額(日割りなし) |
- 解約金そのものは4社とも0円。「出口」の差はすでにありません
- 差がつくのは「入口」。契約事務手数料は楽天モバイルが0円、ドコモ・au・ソフトバンクは3,850円です
- オンライン専用のahamo・povo2.0・LINEMOは事務手数料0円。ワイモバイルも公式オンラインストア経由なら0円です
- MNP転出は2021年4月以降どの窓口でも無料。ワンストップ対応事業者どうしなら予約番号の取得も不要です
- 解約月の基本料は、ドコモ・au・ソフトバンクとも原則日割りされません。月初に解約しても1か月分の請求です
- 楽天モバイルは段階制(3GBまで1,078円/20GBまで2,178円/無制限3,278円)なので、解約月も使った分に応じた金額になります
それでも残っているお金 — 5つの類型
- 端末の分割残債:24回・48回払いの途中で解約しても、支払いは最後まで続きます。乗り換え費用の見積もりを狂わせる最大の要因です
- 返却型プログラムの条件:残債の支払い免除を受けるには、解約とは別に端末の返却手続きと状態査定(画面割れがない等)をクリアする必要があります
- 解約月の満額請求:日割りのないキャリアでは、解約日が月初か月末かで最大1か月分の差が出ます
- セット契約側の違約金:スマホは0円でも、光回線には契約解除料が残る場合があります。2022年7月の改正以降、その上限は月額料金1か月分相当です
- 店頭サポートの手数料:解約や設定の相談を店頭で行うと、有料サポートの対象になるケースが増えています

「解約金0円=辞めるのは完全にタダ」ではない、というのが今日いちばん伝えたいことです。特に端末残債は数万円単位になりやすいので、乗り換えを考え始めた日に、まず会員ページで残り回数を確認してくださいね。
ここに注意⚠️
- 端末残債は解約しても消えません。My docomo・My au・My SoftBankなどの会員ページで、残債額と残り回数を先に確認しましょう
- 返却型プログラムを使っている方は、回線解約とは別に端末返却の期限があります。忘れると、免除されるはずだった残債がそのまま請求されます
- 日割りのないキャリアからの乗り換えは、月末寄りに開通させた方が無駄が出にくい傾向があります(締め日や請求周期は契約によって異なります)
- 短期間で契約と解約を繰り返すと、その後の申込審査に影響するという話は広く知られています。各社とも基準は非公開なので断定はできませんが、避けた方が無難です
- 格安SIM(MVNO)の一部には、音声プランの最低利用期間や解除料が残っている場合があります。契約前に約款を確認してください

まとめると、確認すべき順番は「端末残債→解約月の締め→光回線などのセット契約」です。手数料そのものより、この3つの方が金額に効きます。ここまでで役に立ったと感じたら、拍手👏を1回もらえると励みになります。
💡 3つの申込ルート、どれが一番お得か
出口のお金がほぼ消えた今、乗り換えの損得を分けるのは入口側、つまり「どのルートで申し込むか」です。楽天モバイルの申込ルートには「従業員紹介」「三木谷キャンペーン」「通常の紹介キャンペーン」の3つがあり、同じ紹介でも還元額と適用条件が違います。しかも、2回線目の追加や、過去に契約したことがある再契約のケースでは、使えるルート・得になるルートの答えが変わることがあります。3ルートの条件の違いと選び方は、次の解説記事に比較表つきでまとめてあるので、申込前に一度確認しておくと取りこぼしを防げますよ。

申込前の個別の疑問(自分はどのルートに当てはまるのか、残債がある場合いつ動くべきか等)は、プロフィール記載のLINEでも受け付けています。
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次回は「端末の残債が残っている状態で乗り換えるべきか、完済まで待つべきか」を、支払い総額の試算で整理する予定です。この記事が参考になったら、拍手👏で教えてもらえると、次に書く記事の優先度に反映できます。
