不倫で迷っているあなたへ。
「ねえ、なんでそんなに平気な顔して家に帰ってこれるの!?!?」
その言葉が、すべての始まりでした。
2023年10月のある夜。子どもをお風呂に入れ、寝かしつけを終え、ようやく一息ついた頃でした。リビングのソファに腰を下ろした私の隣で、妻がスマートフォンを手に、じっと私を見つめていました。
その視線と一言に、胸が締め付けられるような感覚を覚えました。
「どうしたの?」と、平静を装って尋ねると、妻は無言のままスマホの画面をこちらに差し出しました。
そこには、LINEの通知が表示されていました。

『次いつ会える? 昨日はありがとう♡』
名前は伏せられていたものの、表示されたアイコンで誰からのメッセージかすぐに分かりました。仕事関係でも、友人でもない。間違いなく“彼女”からのものでした・・・・・・
出会いは、その年の夏の終わりでした。会社の取引先で知り合いました。
最初はほんの軽い気持ちでした。でも、時間を経ていくたびに不倫相手のことを好きになり、気づいたらそっちを優先するようになっていました。
関係に不満があったのでしょう。ストレスのはけ口と思っていたのでしょうか。ただ、どこかで「自分もまだ必要とされたい」と思っていたのかもしれません。
彼女も既婚者で、お互い深入りはしない、という暗黙の了解がありました。月に1〜2回、短い時間を共有するだけ。そんな関係が数ヶ月続きました。
ですが、私はたったひとつ、大きなミスを犯していたのです。スマートフォンの通知設定をそのままにしていたこと。
妻は、怒鳴ることも責め立てることもありませんでした。ただ、淡々と、静かに質問を投げかけてきました。
「この人、誰?」「いつから?」「何回?」
私は嘘をつくこともできず、誤魔化すこともできませんでした。その夜、寝室を追い出された私は、自分の車の中で一晩を過ごすことになりました。
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ここから先は、不倫がバレたその夜の修羅場、家庭崩壊の始まり、そして妻の本音や子どもとの関係の変化まで、すべてリアルに綴っています。