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若手に「自分で考えて」は迷いを強めるだけになる理由

若手に「自分で考えて」は迷いを強めるだけになる理由

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このTipsは、若手育成テーマの一部です。
関連するTipsや全体の流れは、以下のハブにまとめています。  

若手が手を止めたまま、

「どちらを先にしたらいいですか」
「この進め方で合っていますか」

と確認してくることがあります。

そこで、すぐ答えを渡さずに考えてもらおうとして、

「まず自分で考えてみて」

と返す。

育成のためには自然な対応に見えますが、
この一言で若手の動きが軽くなるとは限りません。

この場面で起きているのは、

考えることを避けている状態ではなく、
何を基準に考えればよいかが見えていない状態だからです。

たとえば若手の中では、

  • 期限が近いもの
  • 時間がかかるもの
  • 依頼元が急いでいるもの
  • 後続作業に影響するもの

が並んでいても、
どの情報を優先して使うかが決まっていません。

その状態で「自分で考えて」と返されると、
若手は同じ材料をもう一度見直します。

それでも基準は増えないため、

「期限で見るべきか」
「早く終わる方からやるべきか」
「依頼元を優先すべきか」

と迷いが長引きます。

ここで見るのは、
本人が十分に考えたかどうかではありません。

今回の判断で使う材料が、
一つでも見えているかです。

ただし、

育成者が毎回答えを決めてしまえば、
本人の判断にはつながりません。

必要なのは答えを渡すことではなく、
今回使う判断材料を一つだけ示し、
その材料を使った判断を本人に戻すことです。

ここからは、

「自分で考えて」と丸ごと返さず、
判断できる状態をどう作るかを整理します。


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この記事のライター

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「わかりました」と言ったのにズレる。 何度教えても同じところで止まる。 任せると、途中で崩れる。 若手育成の現場で起きる「伝わらない」を、 “その場で変えられる1つの行動”に分解してまとめています。 新人研修講師6年/エンジニア16年。 すべてのTipsは、現場で迷ったときに使える 「1つの判断・1つの行動」に絞って設計しています。

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