このTipsは、若手育成テーマの一部です。関連するTipsや全体の流れは、以下のハブにまとめています。

朝、タスク一覧を開いたまま、
なかなか作業に入れない若手がいます。
一つずつ内容は分かっている。
期限も確認している。
それでも一覧を上から見て、
また下から見て、
順番を決めきれない。
この場面で起きているのは、
すべてのタスクが同じ重さに見えていることとは
少し違います。
若手は、
- 期限
- 必要な時間
- 依頼元
- 後続への影響
を一つずつ比較しながら、
一覧全体の正しい順番を一度に完成させようとしていることがあります。
比較するタスクが増えるほど、
判断の組み合わせも増えます。
「Aは期限が近い」
「でもBはすぐ終わる」
「Cは依頼元が急いでいる」
「Dも先に確認した方がよさそう」
こうして見直すたびに別の基準が浮かび、
最初の一つが決まりません。
ここで見るのは、
若手が優先順位の考え方を理解しているかではありません。
今決めなくてよいタスクまで、
判断対象に入れていないかです。
手を動かすために必要なのは、
一覧全体の順位を完成させることではありません。
まず、今日判断する範囲を2〜3個まで小さくすることです。
ただし、
本人に「今日やるものを3つ選んで」と伝えるだけでは、
結局一覧全体を比較して止まることがあります。
ここからは、
育成者側で判断対象をどう切り出し、
その中の選択を若手に戻すかを整理します。
