このTipsは、若手育成テーマの一部です。
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目立つ一人に、周りの変化ぜんぶが隠れてしまう ——「あの人がいたから」でチームを片づけないために
そのチームでは、
はじめのうち、
質問や確認のほとんどが、
一人のところへ集まっていました。
全体像を分かっているのがその人だったので、
何かあればまずその人に聞く。
他のメンバーも手は動かしているのですが、
自分の作業が全体のどこに効くのかは、
その一人ほどには見えていない。
自然と、
判断はその人へ集まっていきました。
成果は、
きちんと形になりました。
最後には動くものが出来ていて、
質問にも答えていた。
技術的に引っ張っていたのがその一人だったことは、
間違いありません。
見ていて
「あの人がいたから走りきれたチームだ」
と、まとめたくなるものがあったのも確かです。
評価を返すとなったとき、
いちばんすっきりくるのも、
たぶんその詳しい一人を軸にした言葉です。
「詳しい人がいて、その力でやりきったチーム」。
まとめとしては、通りがいい。
誰かが図抜けて詳しいチームを見るとき、
私たちの目は、
どうしてもその一人に吸い寄せられます。
成果を説明できるのも、
質問に答えられるのも、
その人だから。
これは、このチームだけの話ではない気がします。
けれど、
その周りで、
他のメンバーが少しずつ動き方を変えていたとしたら。
そこは、
意識して見にいかないと、
たぶん見えません。
詳しい一人にまとめて返してしまうと、
周りで起きていた変化は、
まるごと評価からこぼれ落ちる。
その「見にいかないと見えない変化」を、
どこで拾うか。
ひとつ、見る場所を決めています。
