このTipsは、若手育成テーマの一部です。関連するTipsや全体の流れは、以下のハブにまとめています。

説明のあとに、
「質問はありますか?」
と聞いても、誰も手を挙げないことがあります。
そのまま進めると、
作業に入ってから手が止まり、
「何から始めればいいか分からなくて」
「やってみたら不安になって」
と相談が出てくる。
この沈黙だけを見て、
理解できていると判断するのは危険です。
一方で、質問する意欲がないとも限りません。
この場面で起きているのは、
質問したいことがないのではなく、
どこから確認すればよいか決まっていない状態です。
質問を作るには、
まず自分がどこから作業に入るのかを思い浮かべる必要があります。
ところが入口が曖昧なままだと、
- 何を確認すればよいか
- どこで迷いそうか
- 何が不足しているか
を具体化できません。
その状態で「質問はありますか?」と聞かれても、
「特にありません」と答えるしかなくなります。
ここで見るのは、質問の数ではありません。
作業を始める最初の場所を、
本人が言葉にできるかです。
ただし、
入口が言えないからといって、
もう一度説明を足すと、見る場所がさらに増えてしまいます。
ここからは、
質問を求める前に作業の入口を一つ固定し、
そこから不安を言葉にしてもらう方法を整理します。
