【LDSメモ】止まったチームは、中身より回し方が詰まっていることがある
Masaya-Learning Design Studio
チームで作業が止まっているとき、
内容の問題だと思って中を覗きにいくと、
そうでないことがあります。
一人が全体を抱え込んでいて、
他の人が入りにくくなっている。
あるいは、
全員で一つのことを相談し続けていて、
そこから先に進めない。
手が止まっている理由が、
作っているものの側ではなく、
進め方の側にあることがあります。
あるチームは、
実装力のある一人に全体像が集まっていて、
その人の負荷が高くなっていました。
周りは「まずその人に聞く」流れになっていて、
全体で考える機会が減っている。
中身が難しくて止まっていたわけではなく、
回し方がそうさせていた、
という状態です。
少し介入して、
みんなで共有して負荷を分けられる雰囲気を作ったところ、
会話が増えて、
そこから動き出していきました。
別のチームは逆で、
全員で認識をそろえてから進む形が徹底していて、
ズレは少ない代わりに意思決定に時間がかかる。
分担がなかなか決まらず、
序盤の速度が上がりにくくなっていました。
これも内容につまずいていたのではなく、
全員一緒に進むという回し方のまま来ていたからです。
止まったチームを見ると、
つい中身を助けたくなります。
どこが分からないのか、
何が技術的な壁なのか。
もちろん中身が原因のこともあります。
ただ、
覗いてみると、
答えを渡しても動かないことがある。
抱え込みや、
全員相談や、
分担の崩れ
——回し方の方が、手を止めていることがあるからです。
そういうときに効くのは、
正解を教えることより、
進め方を一つ動かすことでした。
抱え込んでいるなら、
話せる空気を作って周りが入れるようにする。
全員で止まっているなら、
ここは分担、
ここは全員、
と切り分けてみる。
中身は本人たちが持っているので、
回し方の方に一手を入れると、
持っているものが動き出す。
面白いのは、
進め方を変えたチームが、
そのあと自分たちで調整し始めることです。
共有だけだと遅い、
分担だけだとズレる、
というのを一度経験すると、
どこを並行にしてどこを揃えるかを、
自分たちで決められるようになっていく。
渡したのは進め方の入り口だけで、
その先は自分たちで回していました。
止まっているチームを見たとき、
中身に入る前に、
この止まり方は内容の話か、
進め方の話か、
と一度分けてみる。
答えを出す前に、
進め方を一つ動かせないかを考える。
止まりの原因が回し方の側にあるとき、
答えはたいてい、
もう本人たちが持っているからです。
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■ Learning Design Studio Tips ガイド
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