カロナールは脳を騙している?
薬剤師として10年以上臨床で働いていて感じたこと―薬局で「薬は何を飲んでいますか?」と尋ねると、「たまにカロナールやロキソニンを飲むよ」
ほとんどの人がそう答えます。
今やドラッグストアでも手軽に手に入るし、ー痛けりゃ飲みます、痛み止めーこれが当たり前の時代です。もはやカロナールとロキソニンは、知識など要らずに飲める"安易な薬"。そんなイメージです。薬剤師のイメージも同じです。だって、薬剤師になって初めて投薬(薬を患者様にお渡しすること)したのは、カロナールの処方箋でしたから。
このナメられたような薬ですが、これを知っておくだけで、頭痛がある時・痛みが出てきた時「こっちの薬を飲んでおこうかな!!!」。ある程度自分でも判断できるはずです。知らずに飲むのと、知って飲むのは天地の差。深い知識なんていらないんです。あなたの日常に役に立てばいい。だって、学生時代あんなに頑張った数学ですら、結局日常では「+-×÷」しか使わないんだもん。
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