◾️ガンジーに学ぶ『自分の才能』と『他者貢献』。

◾️ガンジーに学ぶ『自分の才能』と『他者貢献』。

中崎雄心

中崎雄心

自分自身を見つける最良の方法は、他者への奉仕に没頭することだ。マハトマ・ガンジー

コレはインドの偉大なる哲学者『ガンジー』の名言ですが、私もその思想に強く同意します。

今回のまとめでは

  1. 何故、奉仕から始めるのか。
  2. 何故、『没頭』が肝心なのか。
  3. では、『才能』が承認されていない組織では…

という3点について自分の考えを書いてみようと思います。

『己の才能が分からない』という方に届けば幸いです。それではどうぞ。

①『他者にとっての"有り難さ"が個性の証』

というのも、単に『優れている』だけでは実は"自分らしい"とは言えません。

例えば甲子園に出場した優秀な球児でさえも、いざプロ球団に属してみれば「出番が得られるまでは世間的には存在を一切認められない」というバグが発生します。

コレはあくまでも『同年代の地元では』の尺度で"希少性"を基準にしてしまった事が問題であり、当然ながら『日本最強集団の中では』の尺度では相対的な"希少性"は必ず薄まります。

かといって『全世界で唯一無二の存在』が果たして『ありがたい』と周囲に感謝されるかはまた別です。

例えどんなに希少でも「地元に必ず迷惑を掛ける」とか「地方の食糧を根こそぎ奪う」とダメな方向に悪目立ちすれば、(例え世界の何処かに適切な居場所があるとしても)その才能が誰かに見つかる前に『不良品』のレッテルを貼られて無慈悲に組織から排斥されてしまうので。

このように、私の考える『才能』とは"集団内での『希少性』×『貢献度』"で表せる数式です。
  1. 優れていても、ありふれていたらそれは『無個性』と集団に認められ。
  2. 希少に過ぎても、目先の貢献に繋がらなければ『役立たず』と誤認され。

そういう訳で、まずは『集団内で生き残る』(周囲に受け入れられる)を満たす為に、最初は「己に出来る"貢献"のカタチを探る」のはとても理にかなっています。

具体的には『集団のニーズを調べる』かつ『相手の存在に興味を抱く』所から"相互理解"を始めると良さそうですね。

これがまずは第一手。

次に。

②『没頭』出来ないものでは誰かに越される。

何故なら『世界には必ず新しい生命が生まれる』という絶対のルールがあるからです。

新しい生命が加入しない組織は必ず老います。

そして『老いた組織』では当然「適切な報酬」を「優れた才能」に対して払えません。

よって一時『組織で一番の才能』だったとしても「養ってくれる組織の老化」には決して抗えず、結果的に『何もしていないのに(雇用形態が)勝手に壊れた』という事はよくあります。

そうなるとやはり『新しい生命』を組織に入れ続ける必要がありますが、当然新たに加えた彼らの方がよっぽど『若い』ので『成長性』にて我らに勝り、どう頑張っても『後から生まれて先に行く者』こそが生命の抱える本質です。

よって折角『組織にとっての有り難さ』を見つけても、当然ながら今度はその才能を『如何に油断せずに磨き続けられるか』という"生存競争"が絶対に発生する事は間違いない。

※尚、場合によっては『むしろ若者の味方をする』事で新たな才能が発揮される事が多いです。『敵対』よりは『共同』の方がオススメですね。

但し当然、他ならぬ私たちもまた『老い』には勝てず、何よりどうしても『努力し続けられる環境』がなければ中々特別な才能は伸びません。

(コレは残酷ですが、絶対に覚悟が必要です。)

…なのですが、コレまたどういう訳か…

私たち人間は、『何故か夢中になってしまうモノ』に関してだけは何故か無限に関われます。

例えば『折角の休暇なのに険しい登山を選ぶ』『絵描きが筆を休める為にまた別の絵を描き始める』などといった実に『不可解』なストレス発散方法(体力を消費しながら体力が回復してしまう無限のループ)がそれですね。

実は『何故か自分だけ疲れない』事こそが一番の才能です。

或いは貴方と同程度の『才能』の持ち主であっても、「休憩に16時間必要」な相手と「休憩は4時間で十分」な貴方であれば果たしてどちらが最終的には"勝つ"と言えるのか。

『次世代の成長』にさえ抗えるバグが『没頭』です。

『有難がられる』×『疲れない』を満たせば貴方は無限に戦えます。

まずは鍛えに鍛えて『業界基準でさえ圧倒的なクオリティ』を獲得すれば、いずれは「今までは使えなかった部分」の貴方の才能が世界戦にてようやく花を開かせる機会もあるでしょう。

『没頭』の魔力、是非ともお探しください。

但し…

③『才能』が集まっていない組織からは離れましょう。

というのも、この場合は『集団全員が内々で牽制しあっている』事が予想出来るからです。

本来であれば『村一番の神童』は村の誇りであり救世主。

此処まで至れば「村中の応援を集めて、期待の振動を遠い国に留学させる」という王道展開があっても良さそうです。

ですが、もしも『村長のプライド』や『地元の重鎮』『年功序列』のような『既に才能が枯れていても安泰な、既得権益者の集まり」で組織全体が固められていたらもう無理です

理屈で言えば「才能の応援」=「組織の発展」の筈ですが、「才能の鎮圧」=「自分の安泰」を選んだ時点で「集団を勝たせても(村が先に死ぬので)自分は勝たせて貰えない」ので即座の撤退が大事かと。

#年金問題に近しいですね。

そういう訳で『他者に貢献すべし』と言いながら『才能が集まっていない組織』には当然それなりの事情があるはず、と考えて間違いは無いでしょう。

本来の『他者貢献』は、他ならぬ"己の才能を見つける為に"の合理的な結論です。

『善行』を強制しながら『他者の善行の機会を殺す』とすればそれは『既得権益者だけが唯一無二の絶対的な"独善"で居たい』が理由かと。

この悪環境を満たすと『どれだけ頑張っても"損するギバー"で一生を終える』ので要注意。

搾取されたくなければ、正しく「才能が集まっている組織」で正当な「他者への貢献」を正しくやりましょう。

まとめ。

そういう訳で『貢献』『没頭』『承認』の観点での"自分の才能を見つけるヒント"のお話でした。

何かしらのお役に立てればコレ幸い。

ではまた。


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