FX初心者必見】SNSで相場観を集めるのをやめてから変わった5つのこと。FXの上達で最初に変わったもの
仲値トレーダー
FXの情報は、どれくらい集めれば足りるのでしょうか。
以前の私は、勝てない理由は情報の少なさだと思っていました。上手な人の相場観をもっと読めば、自分の判断もそのうち当たるようになると考えていたのです。
なので、毎朝いちばんにSNSを開いて、その日の見通しを集めていました。
ところが、読む量が増えるほど、自分の判断は弱くなっていきました。
変わり始めたのは、情報を足した時ではありません。集めるのをやめた時でした。
不思議な話に聞こえるかもしれません。私も当時は逆だと思っていました。
情報が足りないのではなく、自分の言葉が立っていなかっただけでした。
今回は、人の相場観を集めるのをやめてから、私の中で起きた5つのことを書きます。
今まさに人の投稿を読んでいる方も、必要以上に落ち込むことはありません。情報を集める行動は、まじめな人ほど強く出ます。
1.保存した投稿を、全部消した
最初に起きたのは、保存した投稿を消したことです。
以前の私は、役に立ちそうな投稿を片っ端から保存していました。チャートの画像、朝の見通し、勝った人の振り返り。保存の数が増えるほど、前に進んでいる気がしていたのです。
もちろん、一度も読み返していません。
実は、保存という行動は勉強ではありませんでした。あとで読むと決めただけで、その日の不安が少し軽くなる。そういう作業になっていました。
ある日、保存の一覧を開いて数えようとして、途中でやめました。数える気にもならない量だったからです。
そこで私は、全部消すことにしました。
正直、こわかったです。大事なことが書いてあったかもしれない、と思ったからです。
ところが、消してから一度も困っていません。
残っていたのは、自分で書いた記録のほうだけでした。
そのかわり、ノートに書いた一行は、半年前のものでも思い出せます。自分で選んだ言葉だからです。
思い出せない情報は、最初から自分のものではなかったのです。
2.朝いちばんに開く画面が変わった
二つめは、朝いちばんに開く画面です。
以前の私は、起きてすぐタイムラインを開いていました。今日は上か下か、誰かが先に答えを出してくれていないかを探していたのです。
そのまま朝9時台を迎えると、判断が自分のものではなくなります。人が強気なら強気に、人が慎重なら見送る。自分の条件を見る前に、気分のほうが決まっていました。
なので、開く順番を入れ替えました。
先に自分のノートを開きます。前の日に何をして、何を見送ったかを読みます。それが終わるまでSNSは開きません。
やったのは、たったこれだけです。
ところが、この順番にしてから、朝の迷いがはっきり減りました。先に自分の言葉を読んでいると、人の見通しが「参考」の位置に収まるからです。
人の見通しを読む量は変えていません。読む順番だけを変えました。
逆に言うと、順番が戻った日は、また気分のほうが先に決まります。私も出張で朝の流れが崩れた日に、それをやりました。
どちらを先に読むかで、その日の主語が決まります。
3.自分のトレードを、人の言葉で説明しなくなった
三つめは、説明のしかたです。
以前の私は、自分のトレードを人の言葉で説明していました。どこかで見た言い回しを、そのまま自分の根拠にしていたのです。
「上位足の流れに乗った」「ここは戻りを待つ場面」
口に出すと、それらしく聞こえます。
しかし、同じ言葉でも、人によって指している場面が違いました。私はその中身を確かめないまま借りていたわけです。
つまり、説明はできるのに、同じことをもう一度できない状態です。
そこで私は、記録に書く言葉を自分の手で決め直しました。借りた言い回しを使わない。その日の判断を、自分がふだん使う言葉だけで書く。
最初は、ずいぶん素朴な文になりました。うまく言えていない気がして、少し恥ずかしかったです。
もちろん、私のノートを読む人はいません。読むのは私だけです。
読者が一人しかいない文章に、きれいな言い回しは要りませんでした。
そのうちに、同じ場面が来た時の判断が速くなりました。前に書いた一行が、そのまま今日の手順になるからです。
借りた言葉で書いた記録は、あとから自分で読み返せませんでした。
4.負けた日に、外へ理由を探さなくなった
四つめは、負けた日の過ごし方です。
以前の私は、負けるとすぐSNSを開いていました。同じところで負けた人がいないか、今日の動きの解説が出ていないかを探していたのです。
誰かが「今日は難しい相場でした」と書いていると、少し安心しました。自分のせいではなかった、と思えるからです。
ところが、その安心は翌日に何も残しませんでした。負けた理由が外にあるなら、直す場所が自分の中にないからです。
そこで私は、負けた日はまずノートを開くことにしました。
やることは二つだけです。決めた条件どおりに入ったのか。入ったあと、決めた場所で損切りしたのか。
条件どおりなら、それで終わりにします。条件を外していたなら、次に同じ場面が来た時の対応を一行だけ書きます。
これで、負けた日の作業時間はむしろ短くなりました。
以前は、解説を探して30分、納得して終わり。納得は手元に残りませんが、一行の対応は次の朝に読めます。
外に理由を探した日は、翌日の自分に渡すものが何もありませんでした。
5.相場が大きく動いた日ほど、SNSを開かなくなった
五つめが、私にはいちばん大きい変化でした。
以前の私は、相場が大きく動いた日ほどSNSを開いていました。何が起きたのかを、早く知りたかったからです。
もちろん、何が起きたかを知ること自体は悪くありません。
ただ、大きく動いた日は、書かれている言葉も強くなります。
「ここから始まる」「まだ終わらない」
そういう言い切りを続けて読むと、自分の持ち場まで大きく見えてきました。
その結果、量を増やす。いつもなら見送る場面で入る。私の一日がいちばん崩れたのは、そういう日でした。
商売で例えるなら、店の前に行列ができた日に、仕入れだけを倍にするようなものです。売れる数は、行列の長さではなく、その日に用意できる数で決まります。
そこで私は、大きく動いた日ほど、先に自分の条件を読むことにしました。
ニュースを見ないわけではありません。見る順番を、自分の条件のあとに下げただけです。
それと、大きく動いた日は、量を変えないと先に決めておきます。決めておかないと、その場の判断になります。
いちばん崩れる日のルールは、崩れていない日に作っておくものでした。
強い言葉を先に読むと、いつもの自分の大きさが分からなくなります。
情報が増える前に、判断の持ち主が変わる
ここまでの5つを並べ直します。
1.保存した投稿を全部消す
2.朝いちばんに自分のノートを開く
3.借りた言葉で記録を書かない
4.負けた日に、外へ理由を探さない
5.大きく動いた日ほど、先に自分の条件を読む
これらは、明日の勝ち負けを変えてくれるテクニックではありません。
ただ、私の場合、成績が安定する前に、この5つのほうが先に起きました。
順番にも理由があります。1と2は、情報が入ってくる入口の話です。入口をふさがないまま中身だけ直そうとしても、翌朝にはまた元へ戻ります。
3と4は、自分の言葉を取り戻す作業です。そして5は、いちばん崩れやすい日への備えになります。入口、言葉、崩れる日。この順番で手を付けるのが、私には合っていました。
以前の私は、良い情報に出会えば判断が良くなると思っていました。実際は逆でした。
自分の判断が立ってから、人の情報がようやく使えるようになったのです。
今でも私は人の投稿を読みます。読む量は、当時とそれほど変わっていないかもしれません。
変わったのは、読んだあとに何をするかです。以前は、その日の入り方を変えていました。今は、自分の条件に合うかどうかを見るだけで終わります。
今日からできること
もし今、人の相場観を毎朝読んでいるなら、次の5つを試してみてください。
保存したまま読んでいない投稿を、今日のぶんだけ消す。
明日の朝、SNSより先に自分のノートを開く。
今日の記録を、借りた言い回しを1つも使わずに書く。
負けた日は、条件どおりだったかを一行で書いてから、外の解説を読む。
相場が大きく動いた日は、いつもの量を変えない。
全部を一度にやらなくて大丈夫です。私も、まず保存を消すところからでした。
人の投稿を読むのをやめる必要はありません。読む時間を、自分の記録のあとに動かすだけでいいです。
1日で結果は出ません。1週間やって、朝の迷いが少し減っていれば十分です。
私も、この5つが身につくまでに何度も元へ戻りました。戻った日は、その日のノートに「先にタイムラインを開いた」と一行だけ書いて終わりにしています。
情報が足りないから勝てない、という話ではなかった。自分の言葉が先に立っていないと、どれだけ集めても置き場所がない。私が5年かけて気付いたのは、そこだけです。
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ここまでの話は、紙とノートがあれば今日から始められます。お金は1円もかかりません。
ただ、一人で続けようとすると、次の壁が出てきます。
1つめは、朝に自分の条件を読み返すといっても、その条件を毎日同じ形で置いておくのが重たいことです。
2つめは、見送った日に「本当に見送ってよかったのか」を確かめる材料が、手元に残らないことです。
3つめは、判断の入口が毎日ぶれると、記録どうしを比べられなくなることです。
これも、意志の弱さではありません。毎朝同じ基準を自分で組み直す作業が、単純に重いからです。
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矢印は、条件がそろったという事実の表示です。勝ちの合図ではありません。損切りとロットは、必ずご自身のルールで決めてください。
まずは今日のノートから始めてください。受け取るのは、そのあとで大丈夫です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
