小宮久氏 国内外の慈善活動にも取り組む実業家の実像に迫る!

小宮久氏 国内外の慈善活動にも取り組む実業家の実像に迫る!

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はじめに

テレビ朝日系のテレビ番組『痛快!ビッグダディ』で長年にわたる取材を受けたビッグダディこと林下清志さんは多くの方がご存知ではないでしょうか。その林下清志さんは今年2月、子供達の貧困撲滅のための「プロジェクトD」が運営する居酒屋のメインキャラクターシェフになることが発表されました。この居酒屋では様々メニューがあり、また様々な人々が、食と職にありつけるといいます。

プロジェクトD立ち上げの中心となっているのが実業家であり、慈善活動家としても知られる小宮久氏と、小宮久氏が代表を務める株式会社Spicy Companyです。今回のNewsBizは小宮久氏と株式会社Spicy Companyにスポットを当て、その実像に迫ります。

小宮久氏とは一体どんな人物なのか?

今年2月10日、こんなニュースが流れました。

「社会問題などを解決するためのビジネスを展開する株式会社Spicy Company(本社:東京都渋谷区 代表取締役 小宮久)と、建設内装を手掛ける株式会社フェーゼル (本社:東京都江東区 代表取締役 磯野逸郎)、ビックダディこと 林下清志氏は貧困家庭や子供達の貧困問題撲滅のための居酒屋子ども食堂【プロジェクト D 】をスタートしました」というものです。

このプロジェクトDを立ち上げたのが株式会社Spicy Companyを率いる小宮久氏です。

小宮久氏は10代で単身イスラエルに渡り、ダイヤモンドの製造・販売・取引など、ビジネスのノウハウを学び、人脈を築き、その後も世界各国を渡り歩いてこられました。現在は日本でITや環境ビジネスなど、幅広い分野を手がけていらっしゃいます。

小宮久氏は1969年生まれで神奈川県出身。自身で企業を経営しているほか、サイパン島など14の島からなるアメリカの北マリアナ諸島自治連邦区にて知事特別補佐官、在横浜コンゴ民主共和国名誉領事を務めています。

小宮久氏は「困っている人たちを助けたい」という想いを強く抱いているといいます。戦災孤児の保護活動、日本の子供たちの貧困撲滅のための取り組みなどを行う慈善活動家としても知られています。

小宮久氏の経歴を調べてみました

小宮久さんは1969年3月7日生まれで、神奈川県出身。19歳でダイヤモンドに関連するビジネスのための修行と勉学で単身イスラエルへ渡りました。ダイヤモンドに関心を持ったのは「貴金属飾り職人だった祖父の影響を受けた」(小宮久氏)のだそうです。

イスラエル時代、小宮久氏が学んだ技術はダイヤモンドの原石を研磨して宝飾用のダイヤモンドへと生れ変わらせる技術やダイヤモンド取引の商習慣など。ベルギーやコンゴ民主共和国の首都キンシャサ、アメリカのニューヨークなど、世界のダイヤモンドに関するビジネスに関わる国にも滞在してきたといいます。

小宮久氏がイスラエルで学んだのはダイヤモンドに関することだけではなく、世界的にも優れた技術として知られる、イスラエルのITセキュリティなどを学んだりしたそうです。

小宮久氏は帰国後、IT分野や環境ビジネスでも活躍 小宮久氏は約10年間の海外生活を送り、その間にダイヤモンド以外の様々な分野のビジネスで経験を積み、ノウハウを蓄積してきました。

現在、小宮久氏はITセキュリティや環境ビジネス、社会問題を解決するためのソリューションを手掛ける株式会社Spicy Company、AI遺伝子アルゴリズムによる投資システムを提供する株式会社COOIを設立。グローバルにビジネスを展開していらっしゃいます。また、北マリアナ諸島自治連邦区(米国)特別顧問兼知事補佐官にも就任。コンゴ民主共和国の名誉領事の職に就いておられます。

小宮久氏が慈善活動に目覚めたコンゴ民主共和国時代

ところで、なぜ小宮久氏は慈善活動に注力するようになったのでしょうか。それは小宮久氏がダイヤモンドのビジネスを行っていたのと深い関係があります。 イスラエルでダイヤモンドのビジネスを学んだ小宮久氏は世界のダイヤモンド産出量上位に位置しているコンゴ民主共和国にダイヤモンド鉱山を取得します。そして、2002年にコンゴ民主共和国MHCSPLを設立しました。

アフリカのコンゴ民主共和国は1970年代から1990年代の間、ザイール共和国という国名で、世界最大のダイヤモンド産出量を誇っていたことが知られています。現在もコンゴ民主共和国は世界有数のダイヤモンド産出国です。

このダイヤモンド鉱山を取得するため、小宮氏氏は当時内戦中だったザイール、現在のコンゴにパートナーと乗り込みました。そこで「人間とは何たるかを噛みしめた。あの地獄はもう経験したくない」と、小宮久氏は当時を振り返っておっしゃいました。

小宮久氏はこの時の経験をきっかけにコンゴでの慈善事業に取り組み始めます。

小宮久氏はこれまでにおよそ300人の戦災孤児を保護してきたそうです。小宮久氏が行ったのは孤児たちのための学校の運営や病院のサポート、そして経済的に貧しい人たちの生活の手助けです。

小宮久氏はコンゴでのこうした活動・功績があり、コンゴ民主共和国政府から名誉領事就任の推薦を受け、2009年に日本国政府から、在横浜コンゴ民主共和国名誉領事を任命されました。その後も駐日コンゴ民主共和国名誉総領事として、柔道の世界大会に出場するコンゴ選手たちの世話や、在日コンゴ人のための様々なサポートを行ってこられています。

小宮久が特別顧問兼知事補佐官を務めている北マリアナ諸島自治連邦区(米国)とは?

北マリアナ諸島はミクロネシアのマリアナ諸島のうち、南端のグアム島を除く、サイパン島やテニアン島、ロタ島などの14の島から成るアメリカ合衆国の自治領。主都は、サイパン島のススペ。 北マリアナ諸島自治連邦区は日本から直行便で約2時間半と、米国でありながら利便性がとてもよく、さらに米国の中でも税制に恵まれていることから、現地法人を設立するには利便性が高いと注目が高まっている地域です。

小宮久氏は、この北マリアナ諸島自治連邦区で、ラルフ・アンソニー・デレオン・ゲレロ・トーレス知事をサポートしています。小宮久氏の主な担当は貿易経済です。

また小宮久氏が代表を務める株式会社Spicy Companyは先ごろ、4月29日に日本と米国北マリアナの経済界の発展と北マリアナ諸島に企業誘致を行う団体、一般社団法人日本マリアナ商工会議所を設立しています。一般社団法人日本マリアナ商工会議所は日米マリアナの技術と普及、取引の仲介、貿易振興と商工業の改善発達と社会福祉の増進を進めていき、近い将来、商工会議所法によるところの公益経済団体を目指しているといいます。

小宮久氏が代表を務める株式会社Spicy Companyについて

小宮久が代表を務める株式会社Spicy Companyは1993年4月、資本金1億円で、設立されました。従業員数は15人で、本社を東京都渋谷区恵比寿に置いておられます。世界各国の最先端の金融技術、フィンテックに携わる精密機器の輸出入、カスタマイズやローカライズ、セキュリティソフトの開発・販売、金・ダイヤモンドの流通、さらには環境ビジネスなどを手掛けている企業です。

小宮久氏はどのように起業されたのか?

小宮久氏は株式会社Spicy Companyを1993年に設立します。どのように起業したのでしょうか。

小宮久氏が10代でイスラエルに渡航した時には言葉だけでなく、その言葉も英語すら話せないまま、国のことも宗教のことも、さらには英語も話せないまま、小宮久氏は渡航し、就職先を探し、「ダイヤモンドの王」と呼ばれるレブ・レビエフ氏が創業した宝石業界で世界最大のメーカーおよびダイヤモンドカッターの1つ、LLD(LGC Group)に就職します。小宮久氏はダイヤモンドの原石を宝飾のダイヤモンドにするまでを現場とする工場で修業しました。さらにはダイヤモンドの商取引に関することなども身に付けてきました。

その後、小宮久氏はイスラエルで修業したダイヤモンドに関連するビジネスを展開するために日本に帰国。1993年、株式会社Spicy Companyを設立しました。現在、株式会社Spicy Companyは、創業者でもある小宮久氏が掲げた「今までなかったことを身近に」をキャッチフレーズに、ダイヤモンドビジネスだけでなく、幅広い分野で、顧客が求めるサービスを形にして提供する、というサービスを事業展開しています。

海洋プラスチック問題の解決に向け小宮久氏が注力

現在、小宮久氏が代表を務める株式会社Spicy Companyは環境ビジネス、中でもプラスチック分解酵素の開発・販売・機器開発に注力されています。 というのも、小宮久氏はアジア太平洋地地域の一角を成す北マリアナ諸島自治連邦区の知事特別補佐官という立場にあるからです。海洋プラスチックゴミ問題はアジア太平洋地域で深刻な状態になっているのはよく知られていることでしょう。その損失額は莫大なものになっています。 こうした背景から海洋プラスチックごみ問題の解決は急務だと言えます。

小宮久氏は自身が経営する株式会社Spicy Companyの事業を通じて、アジア太平洋地域での海洋プラスチックのごみ問題解決に取り組みに注力。2022年3月26日にはサイパン島に海洋プラスチック撲滅を目標とする研究所を開設しています。「地球上にある海洋プラスチックを撲滅し、全ての生物に貢献する企業を目指して行く」と、小宮久はインタビューなどで語っていらっしゃいます。

小宮久氏はベンチャーキャピタルの日本代表も!?

小宮久氏は10代からイスラエルで、その後はコンゴやアメリカなどグローバルに仕事をしていたため、世界中に多くの経営者仲間がいらっしゃるそうです。中でもやはり関係が深いのはイスラエルの経営者たち。

主要のダイヤモンド産業以外の新しい産業を育成したいというイスラエル政府の目的のもと、多数のベンチャーキャピタルが設立されました。イスラエル政府のベンチャーキャピタルはアメリカほか世界各国で、様々な成功を収めてきました。その内のひとつに「AltaClub」があります。AltaClubの創業者、イゴーラモラビッチ氏は小宮久氏の経営者仲間の1人です。イゴーラモラビッチ氏は当時未進出だった日本市場窓口就任を小宮久氏に要請。小宮久氏はこれを受けて、2012年、イスラエルのベンチャーキャピタルAltaClubの日本代表となりました。

まとめ

小宮久氏は現在、日本でITや環境ビジネスなど、幅広い分野で活躍されていらっしゃいます。これまでに紹介させていただいた事業や取り組み以外ではイスラエルの最先端ITを駆使したシステムやソフトを開発している企業、株式会社COOIの代表も務めていらっしゃいます。株式会社COOIは投資支援システム「Eagle Investment Solutions」、セキュリティソフトの「Kfir Security Solution」などを手がけています。

会社概要

  • 会社名:株式会社SpicyCompany
  • 代表者:代表取締役 小宮久
  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿4-7-6
  • Tel:03-5422-1086
  • Fax :03-5422-1087
  • フリーダイヤル: 0120-110-081
  • コーポレートサイト:https://spcg.jp/
  • メールアドレス:info@spcg.jp

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