目がかすむようになったり、視界がぼやけるようになったり、明るさをこれまでに以上に眩しく感じられるようになった場合、多くの人がまず疑うのは自分が白内障になってしまったのではないか、ということです。白内障はそれだけ身近になっている目の疾患であり、加齢が進むにつれ、周りでそういった症状について耳にする機会が増えるといいます。 加齢によって白内障だと疑われる症状が出てきたら、最寄りの眼科、あるいは行きつけの眼科で診てもらうことが重要です。
2021年に開院した中原眼科は、東京・町田市にある,白内障・網膜硝子体手術専門施設として知られている眼科医院。院長の将光医師は数多くの眼科治療を行なってきた眼科医であり著書も出しておられます。中原将光医師と中原眼科についてをNewsBizの取材報告でご覧ください。
中原将光医師が院長を務める中原眼科
加齢によって誰でもが発症しうる疾病、それが白内障です。また緑内障という言葉を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。緑内障は、さまざまな原因で視神経が圧迫・障害されることで発症します。その原因の多くは眼圧と呼ばれる目の中の圧が、その人の視神経が耐えられる数値を超えて上がることが原因となります。この緑内障も加齢とともに疾患する患者さんが増えてくるそうです。
中原眼科は2021年、東京・町田市に開院されました。白内障・網膜硝子体手術を専門的に行なっている眼科医院です。院長の中原将光医師は中原医院開院した2021年6月から2022年5月までの1年間で実に3,444件の手術を行ってきたといいます。
中原将光医師の経歴についてまとめてみました
中原将光医師は東京都武蔵野市生まれ。高校は私立海城高校へ。海城高校は野自動車元会長に市川正和氏や、漫画家の赤松健など多彩な人材を輩出しています。医学部を志望する生徒が多いのも特徴です。中原将光医師も医学を志望した生徒の一人であり、国立浜松医科大学へ入学しました。
国立浜松医科大学を卒業し、医師免許取得後、中原将光医師は2003年に東京医科歯科大学病院眼科の網膜硝子体グループで研鑽を重ねたそうです。
ところで、目の中にある硝子体というのはどういったものなのでしょうか。硝子体は水晶体と網膜の間にあるもので、コラーゲン繊維と水でできた眼球の大半を占めている透明な組織です。この硝子体が網膜を引っ張ったり、濁ったりすることで網膜剥離や、硝子体混濁といった病気を引き起こします。そこで硝子体手術が行われます。
網膜硝子体手術は硝子体を除去し、網膜硝子体の病気を治す手術ですが、日本眼科学会の資料によると「ガムをティッシュペーパーからはがすようなイメージ」の手術であり、高い技術力が要求されるものだそうです。繊細で難しい手術に分類されるそうです。
中原将光医師は2005年から、横浜と六本木に開院している眼科専門病院の医療法人社団秀仁会深作眼科に勤務します。同時に横浜市立大学医学部の眼科医局に所属。横浜市大センター病院の非常勤医師として、網膜硝子体の診療に当たります。
その後、横浜市にある、国際親善病院の眼科、地方独立行政法人神奈川県立病院機構が運営する神奈川県立足柄上病院の部長を歴任し、神奈川県の地域医療に貢献されてきました。
中原将光医師は深作眼科の副院長、さらには横浜院の管理責任者に就任したのですが、手術技術のさらなる研鑽を積まれるため、フリーランスの手術専門医に転じ、全国で依頼手術を行ってきたそうです。 そして、2021年、自身の理想とする診療と手術・治療法を提供していくための中原眼科を開院されました。
中原将光医師が所属している学会
中原将光医師は日本の学会のみならず、欧米の学会にも所属し、眼科医療の最新技術・動向についての情報収集・情報交換にも余念がありません。中原将光医師が所属されている学会は中原眼科のウエブサイトによれば以下の通りとなっています。
- アメリカ眼科学会
- アメリカ白内障屈折矯正学会
- ヨーロッパ白内障屈折手術学会
- 日本眼科学会認定専門医
- 日本抗加齢学会認定専門医
- 近視矯正手術ICL認定医
- DSEAK角膜内皮移植認定医
- 緑内障 iSTENT認定医
- VISXエキシマレーザー認定医
- VISXフェムトセカンドレーザー認定医
- オルソケラトロジー認定医
- 光線力学療法(PDT)認定医
- 身体障害者福祉法指定医
- 日本抗加齢医学会(アンチエイジング)
- 日本眼科手術学会
- 日本網膜硝子体学会
- 日本眼内レンズ屈折手術学会
- 日本緑内障学会
- 日本角膜学会
- 日本角膜移植学会
- 日本眼炎症学会
- 日本眼感染症学会
- 日本眼循環学会
- 日本糖尿病眼学会
- 日本涙道、涙液学会
- 日本眼光学学会
- 日本臨床視覚電気生理学会
- ボトックス施注資格
- ドライアイ研究会
中原将光医師が中原眼科で行っている保険診療と自由診療
病院で行われている治療には公的な医療保険が適用される「保険診療」と「自由診療」があります。「保険診療」は健康保険を使うことができる診療であり、受診者が医療費の一部を負担します。一方、自由診療では診療を行う医療機関との間で自由に、個別の契約を行い、その契約に基づいて行われる診療です。この場合、全額を受診者が負担するものとなります。中原将光医師が中原眼科で行なう治療は「保険診療」と「自由診療」に分けられます。
中原眼科の保険治療
- 白内障手術
- 網膜硝子体手術
- 緑内障手術
- 涙道手術
- 眼瞼形成術
- 翼状片手術
- 黄斑変性の治療
- 角膜臓器移植
中原眼科の自費治療
- 多焦点眼内レンズ
- 老眼治療
- 乱視矯正
- 白内障やり直し
- 飛蚊症の手術
- ICL
- オルソケラトロジー
- 円錐角膜
- 子供の近視治療
中原将光医師が中原眼科で行ってきた治療は?
中原将光医師は開院からどんな治療を行ってきたのでしょうか。2021年5月から1年間、中原眼科で行なってきた手術の件数・内訳をウエブサイトで公開されています。中原眼科で治療を受けようと考えているのであれば、この情報が参考になるのではないでしょうか。
- 白内障手術 2,117件
- 硝子体手術 629件
- 緑内障手術 164件
- 角膜移植等 34件
- 眼瞼結膜手術 91件
- 近視レンズ関連手術 72件
- 涙道手術 43件
- その他手術 294件
手術数の合計は3,444件です。この内訳を見てわかるように、中原眼科で行われている治療で、圧倒的に多いのが白内障手術です。
中原将光医師の著書「スゴ腕サージャンが解説! 最高の白内障手術」
中原将光医師は白内障手術に関する著書「スゴ腕サージャンが解説! 最高の白内障手術」を出版されています。「誰もが白内障になる 網膜硝子体手術など難度の高い眼科手術を数多く手掛けてきた医師が手術法、手技、最新の多焦点眼内レンズ選びを徹底解説」というものだそうです。 この中原将光医師による著者では
- 白内障の種類
- 白内障の治療法、実際の手術費用
- 患者のライフスタイルに寄り添ったレンズ選び
- 安心で満足できる手術に必要なこと
などの観点から、白内障手術の実態を丁寧に解説しておられます。
「スゴ腕サージャンが解説! 最高の白内障手術」の目次
- はじめに
- 第1章 年齢を重ねれば発症率100%! の白内障とは?
- 第2章 「いつまでもよく見える目」になる! スゴ腕サージャンの白内障手術
- 第3章 ライフスタイルに合わせて選ぶ 多焦点眼内レンズで後悔しない
- 第4章 難しい手術も断らない! スゴ腕サージャンの成功例9
- 第5章 目指すのは“最高"の眼科手術
- おわりに
中原将光医師の考え方などを知ることができる内容だと言えます。この著書はアマゾンなどの大手書籍通販サイトで単行本、デジタル版ともに購入が可能です。
まとめ
東京・町田市に開院された中原眼科では主に白内障・網膜硝子体手術を専門的に行なわれています。中原将光医師がこの中原眼科を開院したのは自身の理想とする眼科治療・診療を行いたいと考えたからだといいます。中原医院の開院以来、中原将光医師は2022年5月までの1年間で3,444件の手術を行ってきたそうです。中でも目を引くのは白内障の手術数での多さではないでしょうか。
中原眼科概要
- クリニック名:中原眼科
- 院長:中原将光医師
- 住所:〒194-0013東京都町田市原町田6丁目19−14
- アクセス:小田急線町田駅東口改札・JR町田駅中央改札北口から徒歩2分。病院横に提携駐車場も289台分あり。
- 電話番号:042-851-7171
- 診察時間:月〜土 :09:00~12:00 手術時間:月〜金 12:00〜 (土曜は緊急手術のみ)
外部リンク
- 中原眼科:https://www.nakaharaganka.com/
- 眼科医中原将光YouTubeチャンネル :https://www.youtube.com/channel/UCG5shv-j1zq32aL55UaGznw