はじめに
WEB広告はインターネット上のメディア、WEBサイトやSNS、動画、メールの広告枠に自社の商品やサービスなどを掲載・配信する広告のことです。インターネット広告、デジタル広告、オンライン広告と呼ばれることもあります。生活のデジタル化が加速し、広告のターゲティングが既存のテレビや新聞、雑誌よりも優れていることから、インターネット広告はプラス成長が続いています。
このWEB広告のスペシャリスト、AD専門マーケッターとして活躍しているのが、合同会社LLBの代表を務める作本与昂(よしたか)さんです。今回のNewsBiz編集部は作本与昂さんにお話を伺いました。
作本与昂さんが取り組むWEB広告とは?
「広告」とは広く世間に知らせることです。広告は見る人に対して、自社のブランド、商品、サービスなどを知らせ、関心を持たせる意図で作成されます。最終的には購買などの行動に影響を与える狙いがあります。 「広告」が掲載されるメディアは従来のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、さらには交通機関の車両といったものがありました。生活のデジタル化が進んだことから、こうした既存のメディアに加え、WEBサイト、特にSNSへの広告掲載が活発化しています。
このWEB広告はバナー広告やリスティング広告など多様化しており、いかに運用・管理していくのか、ということは企業の宣伝部担当者にとっての課題となっています。
作本与昂さんはいかにしてWEB広告の世界に入ったのか?
作本与昂(よしたか)さんはこのWEB広告・AD専門マーケッターとして活躍しているデジタルマーケティングのスペシャリストです。熊本県出身の作本与昂さんは現在自身の会社、合同会社LLBを経営しておられます。
作本与昂さんが自身の企業を立ち上げようと考えたのは早くに父親を亡くしたことがきっかけの一つだったそうです。母子家庭で育った作本与昂さんは「母親を少しでも楽にしたい」「そのために起業して、大きなビジネスをすればよい」と考えたからだそうです。 この時のことを作本与昂さんに伺いました。
「高校卒業してから、チャンスを求め、東京に上京しました。しかし、何をしたら良いのか分からず、迷走してしまい、いろいろなものに手を出してしまいました。PC1台あれば稼げそうだと思い、例えば、株やFXなどに挑戦していました」(作本与昂さん)。
しかし、作本与昂さんはこれで稼ぐことはできなかったそうです。 広告代理業という分野に挑戦することができたのは作本与昂さんがフリーターをしながら、起業を目指しているときだったと言います。
「ある会社にひろってもらい、広告代理業という分野に挑戦するチャンスをもらえました。お客さんから商品の広告を任せていただきました。広告費以上に売上を上げていかなければ、赤字というとても厳しく、シビアな世界に飛び込むことになりました」(作本与昂さん)。
「最初はシビアな世界にとても付いていけなさそうだ」と、作本与昂さんは何度も諦めかけたそうです。しかし、諦めたら独立はない、と自分自身を追い込み、結果を残しました。そのことが自信となり、作本与昂さんは独立されました。
作本与昂さんが運用・管理しているWEB広告は?
作本与昂さんによると「Googleリスティング」「GDN」「Facebook」「Gunosy」「AkaNe」「POPIN」「poets」「i-mobile」「ByteDance (Tik Tok・BuzzVideo)」「SmartNews」「YouTube」といったメディアの広告を運用・管理することができるそうです。
現在、作本与昂さんが行なっているのは顧客のリスト作りから始まり、商品やサービスの広告運用代行、美容通販といった業務。広告運用代行についてはどのメディアにどんな広告を出稿するのかということを決めて、実際に広告を作成し、運用・管理していくという作業を進めています。作本与昂さんはクライアント月間売上2~3億を達成させているそうです。
また、作本与昂さんは広告運用・管理代行のほか、WEBコンサル、通販事業の立ち上げの準備なども行なっているとのことです。 作本与昂さんに自社の強みなどを伺いました。
「インターネット広告をメインとしています。特に単品リピート通販の広告には高い広告効果を上げています。Google広告やFacebook、アドネットワークなどなど様々な広告手段がありますが、1番得意としてる分野はGoogleとFacebookです」(作本与昂さん)。
また、作本与昂さんはリスティング広告で勝ちパターンを蓄積しているそうです。そこで、リスティング広告の場合にはそのテンプレートに当てはめて出稿していくという手法を採っておられます。
「もちろん勝てない時もあります、それは広告文やLPで気持ちの上げ方が上手くいっていないなど、要因は様々です。商品の伝え方で全てが変わります。ユーザーがなぜその商品が必要なのかを考え、広告文などを作成し伝えていくと最終的には利益を確保できるようになる事がほとんどです」(作本与昂さん)。
作本与昂さんが代表を務める合同会社LLBはこれまでに数百社の広告を扱ってきたことから多くの事例を蓄積してきたそうです。そのデータを元にクライアント企業の広告を作成し、出稿することで成果を出していく、ということでした。
順調ではなかった創業時の作本与昂さん
作本与昂さんは創業から順調に進んだとは言えない状況だったそうです。それは特に営業活動面だったといいます。
「何度アプローチしても契約が取れない時もありますし、なぜ契約が取れないのか最初は全くわかりませんでした。それが徐々に慣れてきて、だんだんとお客さんのニーズがわかるようになっていきました。振り返ると、起業時の、最初の営業活動が一番大変だったと感じています」(作本与昂さん)。
作本与昂さんは営業を行なっていく中で、電話営業が良いのかメールDMが良いのかなど、かなり試行錯誤されたそうです。
「私の場合はメールDMが一番効率が良いという結果でした。しかし、メールDMは独立する時、誰にでも良いというわけではないと感じました。各々に合った手段、ケースがあります」(作本与昂さん)。
作本与昂さんはメールDMを送った際、送信数、返信率、アポイント数、参加率、契約率などなど全て数値にして出して、どんなタイトルが良いのかなど、相当数のテストをされたということです。
「それでやっと反応が取れる枠組みを構築できました」(作本与昂さん)。
作本与昂さんの経営方針 作本与昂さんに経営方針を伺ったところ、マニュアルの重要性について、お話を伺うことができました。
「マニュアルがない会社は危ないと思っています。コンビニ店員はプライベートでモチベーション下がっても仕事には影響がありません。それは業務にマニュアルがあるからだと考えます。社員のモチベーションが下がっていようが上がっていようが売上にはほぼ影響ありません」(作本与昂さん)。
このマニュアルについては人気のファミリーレストランでも同様だと、作本与昂さんは続けます。
「ファミリーレストランでもマニュアルが細かく作られているようです。例えば掃除の仕方までも、どこから拭くかの手順など細かくマニュアル化しているそうです。実際にどこまで細かくマニュアル化されているかはわからないのですが、マニュアルを作る必要はあると感じています。社員のモチベーション、当社であれば外注さんのモチベーションに左右されない経営をしていくように心掛けていこうと考えています」(作本与昂さん)。
まとめ
WEB広告・AD専門マーケッターで合同会社LLBの代表を務める作本与昂(よしたか)さんにお話を伺いました。作本与昂さんからは今後についてもお話を伺うことができました。
「より一層売上を伸ばしていくことに注力するのではなく、今の売上を維持しつつ、もっと効率良くしていくことを目標としています。普通であればもっともっと上を目指すでしょう。しかし、効率良くしていく方にシフトしていくことで、プライベートな時間も増え、人生が豊かになるのではないかと思います。忙しいだけでは仕事だけで人生終わってしまいます。それは何か寂しいのではないでしょうか。家族との時間も大切にできるようにしていこうと考えています(作本与昂さん)」。
会社概要
- 社名:合同会社LLB
- 代表者:作本与昂
- 所在地:813-0013 福岡県福岡市東区香椎駅前2-9-22
- 電話番号:050-6872-8490
- メールアドレス:info@iwilldomybest.net
- 事業内容: Web広告事業 Google・Yahoo!・Facebook・Instagram・Gunosy・TikTok・アドネットワーク全般・DSP Web制作事業 ホームページ作成・ライディングページ作成・システム開発・保守管理 Web物販事業 化粧品・開発及び販売