男性妊活、取るべき栄養素/サプリはあるのか?
『男性妊活って何をすれば良いかわからないんです。。』
ご夫婦揃って仰る患者さんが後を絶たないような現状です。
特に旦那さんに決定的な病気(精索静脈瘤など)がない場合は、奥さんにはホルモン剤など色々と処方されるにも関わらず、自分は蚊帳の外にいるような疎外感を覚えるとおっしゃる方も多いです。
ハッキリ言います。
男性にも積極的に摂取してほしい栄養素があります。
そもそも妊娠成立、無事に出産まで胎児が成長するには卵子と精子のそれぞれの質が大切になってきます。旦那さんも一緒に妊活に取り組んで頂くのが目標への近道といえます。
基礎栄養素は男性妊活・不妊治療の土台
まず最初に苦言を呈したいのが
亜鉛を摂取!といわれて何となく摂取している男性が非常に多い、ということです。
確かに亜鉛は精子をつくるのに大切です。
しかしながら、それだけの栄養素では不十分です。
特に精子の生成に欠かせない基礎栄養素(糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル)が不足している場合は
食生活の見直し+サプリメントで補うのがお勧めです。
精子の質改善のカギはテストステロンと抗ストレス
男性妊活のキーワードはこの2つといっても過言ではないです。
まず、女性には聞きなじみの少ないテストステロンからみてまいりましょう。
テストステロンは男性ホルモンの一種で筋肉や骨格、体毛、筋トレの効率向上をはじめストレス耐性や積極性など男性的特徴に総合的に作用するだけではなく、精子の量・運動能・形態などの質を保つ上で必要不可欠な存在です。
『最近疲れやすくなった』『性欲が落ちてきた』など男性の活力低下を感じている人はこのテストステロンが低下している可能性が高いと言えます。
勃起不全や射精障害などの男性機能や性欲の低下も原因として挙げられるため、テストステロンを向上させる取り組みは全妊活男性に行って頂きたい項目です。
普段の食生活や運動、睡眠習慣の改善が難しく追いつかない場合はサプリメントで補うこともできます。
いわゆる『テストステロンブースター』とよばれるサプリメントです。
※病院での取り扱いはほぼないと思っていただいた方が良いと思います。男性更年期障害などに使用するテストステロンは体外からホルモン剤を注入するのに対して、体が本来もっているテストステロンをサポートするのがサプリメントの役割です。
種類はいくつかあり『バイオドーパ』『テスノア』『LJ100』『プリマビエ』などが代表格と言えるでしょう。
特に男性妊活オススメなのはバイオドーパです。
バイオドーパはムクナというマメ科の植物のエキスを抽出したサプリメント成分です。私が押したいポイントとしては2つあり、1つ目は有効成分の「L-DOPA」を30%以上含んでいることが保証されていることです。
L-DOPAはいわゆるやる気ホルモン(ドパミン)の前駆体であり、性行為にありがちな『モチベーションがあがらない』というお悩みを解決する一助となるため男性妊活にはもってこいの成分です。
2つ目は男性不妊の被験者に対するデータがあるということです。
乏精子症の患者20人がL-DOPAを含むムクナ豆を3か月間摂取したところ、テストステロンは36%向上し、精子濃度は670%向上したことが報告されています。
女性の『卵子を若返らせる』『ミトコンドリアにアプローチ』などの謳い文句で売られているサプリメントを目にされた、もしくは実際に飲まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしながら、元データをたどると動物実験だけであったり、妊娠後の安全性が保証されていない成分もあります。きちんと人でのデータが存在すること、は大きな押しポイントといえます。
続く抗ストレスとはなんでしょうか?
熱ストレス・酸化ストレスが当てはまります。
『熱ストレス』は知っている人も多いはず。サウナや温まりやすい行動サイクリングなどを避けるということ。1回85℃のサウナに20分間入るだけで、精子の量が40%近くも低下し、形態異常の精子が増える戻るまでに3カ月以上かかるという研究やサイクリング3〜4時間で精子の濃度が低くなるリスクが44%増加し、5時間以上ではなんと105%のリスク増加という報告もあるほどです。
更に、日常生活でより意識いただきたいのは『酸化ストレス』
精巣に酸化ストレスがかかると精子のDNAが損傷したり、細胞膜の成分が酸化したりすることで、精子の数や運動率が低下してしまいます。
しかも、酸化ストレスの原因はありがちな生活習慣の中に溢れています。
例えば喫煙、飲酒、ジャンクフードや精神的なストレスなどです。
ちなみにこれらはテストステロン低下にも繋がります。
こちらをサプリメントで取るなら『コエンザイムQ10』『ビタミンC、E』『リコビーズ』『DHA・EPA』などいわゆる『抗酸化力』が高い成分を選ぶのが良いですね。
精子改善した患者さんの特徴『土台とプラスαの栄養素』
クリニックの中では『精子の質が明らかに良くなった』という患者さんに出会うことがあります。
大変喜ばしいことですが、ご本人の日々の努力の賜物といえます。
それぞれのアプローチ方法は違えど土台となる生活習慣✖プラスαの栄養素アプローチが効果的なことが多いようです。
1例をご紹介しますね。
1年以上不妊でご主人Aさん(32歳)と奥様(30歳)のご夫婦。精子の運動率が低いため人工授精に進むことに。
2か月後の結果をみてみると、旦那さんの運動率が1桁だったのが、以前よりも量が増えて運動率も52%越え、処理後は89%に上がり驚いたことがあります。
そのままご懐妊され奥様が涙ながらに話してくれたのが印象的でした。
上記の観点から運動を始めたりプロテインを飲んだり生活習慣を意識したことに加えて今から紹介する『ストークピュアF3』を旦那様に毎日飲んで頂いていたと。
自分は葉酸サプリを毎日飲んで旦那様は何も飲まなくて良いのか?飲むなら効果的なサプリが良いと探してたどり着いた、生活習慣もLINEで紹介してもらったり本当に妊活の救世主だと思うと仰っていました。
◇ストークピュアF3がお勧めの理由~気になる効果と相談窓口についてはコチラ~
男性妊活でお勧めのサプリランキング
そんな日々の実際の患者さんの声+私自身が成分を分析した結果、男性妊活にお勧めのサプリメントTOP3をランキング形式でご紹介いたします。
NO1:ストークピュアF3
一番お勧めしたいのがストークピュアF3
以前も紹介した、妊活のネックとなりやすい『モチベーション低下』の部分をドーパミンの前駆体でありテストステロン、精子の質のデータもあるバイオドーパ(ムクナ豆)でサポートできる。男性妊活に必要な抗酸化とテストステロンへのアプローチが的確にできることが大きなポイントです。
主要な成分はこちら
土台となる基礎栄養素が、不足分を補うというコンセプトで配合されているのが素晴らしい。オールインワン系の妊活サプリを探している人にまず試してほしいサプリ
NO2:mitas for men
こちらもオールインワンサプリとして葉酸を飲んでいる奥様が旦那様にすすめる傾向のようです。抗酸化とテストステロンアプローチが配合されていて○
ただしアプローチはいろいろ入っているものの成分量が少ない印象。
十分な量を取るにはストークピュアF3には叶わない部分が否めませんが、食生活が乱れがちで、カップルセットなどでお得に試したい人が多いようです。
一方で男性妊活に特化したサプリを探しているなら、間違いなくストークピュアF3をお勧めします。
NO3:精育支援サプリ
これは、ネット(広告)の力だな~と思うアイテム。大体の患者さんが知っているテンガさんの男性妊活サプリ。ただまずは主成分をみていただきたく。。
意外とシンプル、そしてよく見ると押し成分プリマビエがストークピュアF3と丸被り。私だったら正直、バイオドーパやリコビーズ配合のストークピュアF3を勧めたいところです。
ただし、値段も大事なのでコスパ面で3位にランクイン。テストステロンは全然問題なし!栄養、運動も睡眠もばっちりという人には底上げとして飲むような印象。
まとめ~男性妊活に適したサプリメントNO1はストークピュアF3~
患者さんの生の声を聞く限りでは『なんとなく飲んでいるサプリ』は結果もそこそこ。
でも、妊活期間が長くなればなるほどお金も嵩むし、どんどん安いサプリに流れがち、、そんな負のスパイラルに陥っている患者さんを沢山みてきました。
成分をきちんと見比べて『正しい知識で正しいサプリメントを選んでほしい』
未来の大事な赤ちゃんのために、男性にも飲んでほしいサプリ。堂々のNO1はストークピュアF3でした。変な広告やインフルエンサーさんに惑わされることがないように、皆さんの妊活期間が充実したものになりますように。