お子さんの絵本を選ぶ際はお子さんの「楽しい」と思えるものが良い話

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絵本作家おがさん 発達支援、心の在り方ブログ

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お子さんの絵本選び 悩みますよね

ご家族からのご相談の中には、「年齢に合わせた絵本を読んでくれない」というものもありました

ありますよね お子さんの年齢に合わせた絵本が送られてくるサービス

しかし、そういった絵本があるのにお子さんは読まない…

読めよ! 

という気持ちも大いに理解できます

私の経験からすると絵本は

「本人が楽しめるもの」を選んだ方がいい 

という結論に達しています

無理に年齢に合わせる必要はありません

今回はその理由をまとめていきたいと思います

「楽しい」と思えるということは…

「楽しい」と思えることは脳の構造的に意味があります

感覚統合的に言えば、脳の感覚統合機能が発達し、環境(この場合絵本)からの問題にぶつかってもそれに対応できると

「楽しい」と感じるのです(適応反応と言います)

絵本を視覚的に処理し、それが脳の脳幹へ行き、筋肉や前庭覚と関連付けたり、大脳皮質などにも入力がいき言葉や絵の理解につなげる

こういった流れができることが「感覚統合」なのです

つまり「楽しい」と思えるということは「感覚を上手く処理している」→「次の適応反応につながる」

という成長の過程と言えるのです

逆を言えば、「楽しくない」ということはこの過程がないということ

楽しくないばかりか、お子さんの脳、身体の成長にも影響があると解釈できるのです

楽しいと思えることを分析、派生を探す

なので、お子さんの楽しめる絵本が「どんなものか」を分析していくことが大切です

例えば

だるまさん

ペンギン体操

こういった絵本は「見て」(視覚)「聞いて」(聴覚)「身体を動かす」(前庭覚、固有覚)

といったお子さんの感覚を引き出す絵本と言えます

これを楽しめるお子さんはその部分の「感覚統合」はできている、「楽しんでいる」と言えます

この絵本だと感覚運動発達メインの感覚統合と言えますね。感覚が育つことで基盤に徐々に心的、社会的なものにステップが上がっていきます

すーべりだい

だめよデイビット

バムとケロ シリーズ

  徐々にストーリーやキャラクターの感情や表情なども意識できるようになってきます

心的、社会的な力が伸びてきているということですここまでくると、本人が「こんな本が読みたい」という興味・関心も出てくるので、そこから更に絵本への興味が広がっていきます  

私の中では「絵本」はお子さんの

「感覚を育てる遊具」

「お子さんの成長を見極めるツール」

「子どもと関わるコミュニケーションツール」

として活用しています

それは絵本が「楽しい」と思えるからこそですし、「楽しい」からこそ「本当の自分」を見せてくれるのです

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この記事のライター

絵本作家おがさん 発達支援、心の在り方ブログ

児童発達支援センター元児童指導員、現絵本作家として、 保育士・幼稚園教諭・支援員・教員・ご家族の方に、子ども関係の役立つ情報を届けていきたいと思います noteブログで先行発信中!!

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