「感覚統合が上手くなされない」と何が起こるか

「感覚統合が上手くなされない」と何が起こるか

絵本作家おがさん 発達支援、心の在り方ブログ

絵本作家おがさん 発達支援、心の在り方ブログ

前回の記事

●感覚統合が上手くなれていない状態

感覚統合が上手くなされていないと、どういう状態になるでしょうか表面的な事象として以下のことが起こりえます

例えば

・集まりに参加できない

・椅子に座っている時に動く、脱力する、座っていられない

・声が大きい

・お友達を押してしまう、たたいてしまう

・すぐに怒る

・一人行動が多い

・運動会に参加できない、行事に参加できない

・活動に参加できないなどなど

この事象・行動の根本には「感覚統合不全」が原因であることが多いのです

例えば、「幼稚園で子どもが運動会に参加できない」という事象を細かく見ていきましょう

観察してみると、

・大きな音、声で耳をふさいでいる

・常に動いている、一人で行動して集団で動けない

・競技のルールを理解していない

・練習から参加できていない、嫌がっているなどなど

 このような事態になっていることがよくあります

これには「感覚統合不全」状態が大きく関係しています

 この状態のイメージは、信号のある十字路で事故があって止まってしまったり、玉突き事故になってしまったり、信号が止まってしまったり、といった感じです

 感覚器官が上手く感覚を取り込めなかったり、感覚が育っていなかったりと原因はさまざまですが、何が起こっているかを以下に記述していきます

ここでは聴覚の過敏さから起こりうることをまとめてみます

●聴覚の過敏さ(聴覚過敏)

 「聴覚の過敏さ」いわゆる「聴覚過敏」があると、音の刺激を人より多く受け取ってしまったり、より大きく聞こえてしまったり、別の音に聞こえてしまい、日常生活に支障が出ることがあります 

日常生活の音が、黒板けしをひっかくような(嫌な音)に聞こえたら、耳も塞ぎたくもなります。運動会は、BGM、歓声、発砲音、実況、様々な声が入り交じる環境です

「耳を塞ぐ」行動はもちろん出ますし、

「逃げ場所」を探して動き回りますし、集団行動も難しいです

体操なども音を聞くが嫌なので練習から嫌がります

運動会自体嫌いになり、他の練習も参加しなくなります

と聴覚過敏を原因として、様々な問題が起こっていると紐づけることができます

●まとめ

 そして、感覚の数ほど過敏さや鈍麻やを理由とした「感覚統合不全」で起こっている問題があります

触覚過敏

味覚過敏

聴覚過敏

視覚過敏

嗅覚過敏

前庭覚、固有覚の過敏さ そしてすべての鈍麻さ

お子さんに起こっている問題を手繰っていくと、これが根源、根幹に当たることがとにかく多いです

大人は感覚統合を知ったうえでお子さんをみることで、

「ここはこれが原因かな」

「どのくらい大変だろう」

とイメージ、想像することで、更に関わりや支援に具体性を持つことができます

甘えや努力不足とお子さんを判断せず、知ったうえで寄り添う姿勢、成長までの道筋が取れるようになります

これが私が「子育てで感覚統合が必ず知っておくこと」ととする理由になります

noteでは先行で記事を読むことができます

続きの記事


あなたも記事の投稿・販売を
始めてみませんか?

Tipsなら簡単に記事を販売できます!
登録無料で始められます!

Tipsなら、無料ですぐに記事の販売をはじめることができます Tipsの詳細はこちら
 

この記事のライター

絵本作家おがさん 発達支援、心の在り方ブログ

児童発達支援センター元児童指導員、現絵本作家として、 保育士・幼稚園教諭・支援員・教員・ご家族の方に、子ども関係の役立つ情報を届けていきたいと思います noteブログで先行発信中!!

このライターが書いた他の記事

  • 子どもの成長で絶対に知っておきたい「感覚統合」とは

  • 苦手さは反復練習ではなく、別のアプローチからの視点がいい話

関連のおすすめ記事

  • 女性がLINEでよく使う言葉には意味がある「笑」についての真意とは?

    街コンまとめ

    街コンまとめ

  • 簡単!すぐにわかる!引き寄せの法則の仕組みと実践方法

    ¥100
    2 %獲得
    (2 円相当)
    Mira@潜在意識で人生好転

    Mira@潜在意識で人生好転

  • 【なぜ効かない!?】スパルトT5の効果について専門家が解説

    ゆうさく