●感覚統合とは
私の中で「感覚統合」は、子育て、支援をする上で一番大切で、身に着けておくことが必要な知識であると考えています(一番は言い過ぎたかもしれないけどそれぐらいの熱意はありますm(__)m)
なぜなら幼少期からの「人間の成長」にとってベースになるからです
そして、そのベースを知るとことで、「人間」というものに対して適切な対応や見方もできるようになります
お子さんへの関わりの知識や技術は数多くあるのですが、「感覚統合」に関しては、「どうしてその行動をとるのか」という根本原因の究明につながりうるのです
今回はその「感覚統合」についてをお伝えできればと思います

●感覚の種類
感覚は以下の種類に大別できます5感(味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚等)
前庭覚(目や三半規管から、姿勢バランスや身体・気持ちのコントロールを行う)
固有覚(筋肉の収縮、力加減の調節を行う)
「感覚」は耳や目、皮膚等の「感覚器官」を通して、脳、身体に伝わります。
感覚統合は以上の感覚を整理、まとめる脳機能のことです
皆さんも今現在黙って記事を読んでいるこの状況でも、感覚統合はイキイキとなされています
・見える風景
・聞こえる音
・舌先の感覚
・味
・匂い
・触っている物の感触
・服の摩擦
・落ち着いている?
・イライラしてる?
・傾いてる?直立?
・力は入ってる?
抜けてる?
自分の感覚に意識を向けることができましたか?
記事を読んでいる今も、刺激を取り入れ、感覚は統合され、脳に送られ、身体の動きとして行動で表れます
自分の感覚が如何に無意識的に行われていることがよくわかるでしょう?感覚統合のイメージは「交通整理」によく例えられます
私のイメージは信号機のある十字路です今はこっちの感覚を優先、次はこっち、こっちは止まって などなど…
身体の中で信号機や交通整理のおじさんが車や歩行者の動きを整理するのと同じように感覚の処理が行われますその状態でしっかり社会生活が送れていれば、「感覚統合」がしっかりしているといえるのです

●感覚統合に対する私の感想
子ども達の成長に欠かせない感覚統合ではあるんですが、自然に育つお子さん、自然に育たないお子さんがいます
やっぱりこれは特性の強さ、障害、過敏さ、によるものが大きいのです
そして、ほおっておいてもら自然に育つわけでもないんですよね
大人になっても「感覚が育っていない」ことで苦しむ人はよくみられます
私のなかで感覚統合の成長イメージが「筋トレ」に近いんです
やれば育つんですけど、やらないとそのままです
そして、変な鍛え方すると変に育つし、偏ったりもします
成長する保証ありますが、思ったイメージ通りとはいかないんですよね
どれくらいの時間やって、どれくらいの期間がいいのか
という研究もいまだに検証途中であったりだと感じますね
私が感覚統合の発信しているのは、
「遊びの中で感覚統合の視点をどれだけ入れられるか」
「お子さんが楽しんでいる遊びはなんで楽しめるのかを知る」
「お子さんの成長に合わせて楽しめる遊びを選ぶことができる」
という引き出しを大人がたくさん持てると良いなぁ
と思うからです
知らなくても遊びは変わりませんが、知っていると
自分の遊びの引き出しを増やす一助になりえます興味も持たなきゃ、知ろうとも思えませんしね(´・ω・`)
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