サンバー輸出プロジェクト|#4 サンバーは業者オークションで20万円台?AIと実相場を検証
おさむ|AI輸出戦略
「業者オークションなら安く買える。」
中古車輸出について調べていると、何度も目にする言葉です。
前回の記事では、
「中古車輸出業者はカーセンサーだけで仕入れているわけではなく、
業者オークションという市場も利用している」ということが分かりました。
では実際に、サンバーはいくらで取引されているのでしょうか。
今回はAIと一緒に、実際の業者オークション相場を調べてみました。
思っていたより安い。でも…
業者オークションの落札相場を見て、最初に驚いたのは価格でした。
20万円前後。
30万円台。
40万円台。
「えっ、本当にそんな値段なの?」
そう思いました。
しかし、さらに一覧を見ていくと、価格はそれだけではありません。
60万円台。
100万円台。
そして、中には160万円を超える車両までありました。
同じ「サンバートラック」なのに、価格がここまで違うのです。
サンバーなら何でも同じではない
ここで私は一つ勘違いしていました。
「サンバーならサンバー。」
そう思っていました。
しかし実際の相場を見ると、価格を左右している要素はたくさんあります。
・年式
・走行距離
・2WDか4WDか
・ATかMTか
・修復歴の有無
・オークション評価点
・グレード
そして、
型式
です。
つまり、
「サンバーだから〇万円」
ではありません。
どのサンバーなのか。
そこまで見ないと価格は分からない世界でした。
TT2って何?
オークション一覧を見ると、
TT2
S510J
など、見慣れない英数字が並んでいます。
最初はグレードかと思いました。
しかし調べてみると、これは型式でした。
例えばTT2は、旧型サンバートラック4WDの型式。
S510Jは、現行世代のサンバートラック4WDの型式です。
同じサンバーでも世代が違えば、価格も需要も変わります。
中古車輸出では、「サンバー」という名前だけではなく、
「どのサンバーなのか」を見ることが大切なのだと分かりました。
TCVの価格と比べると…
ここで以前調べたTCVを思い出しました。
TCVでは、同じようなサンバーが100万円を超えるFOB価格で掲載されていました。
すると、
「20万円で買って100万円以上で売れるの?」
と思ってしまいます。
しかし、それは違います。
TCVに表示されている価格はFOB価格です。
そこには、
・輸出前の点検や整備
・陸送費
・輸出手続き
・港までの費用
など、さまざまなコストが含まれていません。
つまり、
オークション価格とTCV価格は役割がまったく違う。
この違いを理解しないと、「価格差=利益」と勘違いしてしまいます。
今回分かったこと
今回AIと一緒に調べてみて、一番の収穫は価格そのものではありませんでした。
サンバーは20万円台でも買える。
しかし、100万円を超えるサンバーも存在する。
その違いを生み出しているのは、
年式でもあり、
走行距離でもあり、
評価点でもあり、
型式でもあります。
つまり、
利益が出る車を探すというより、
「価値が正しく評価される車を探す」ことが中古車輸出では重要なのかもしれません。
そんなことを感じました。
次回予告
ここまで調べてきて、新しい疑問が生まれました。
「もし20万円台で落札したサンバーを、本当に輸出するとしたら、最終的にいくら残るのだろう?」
次回は、オークション落札価格をスタート地点として、
仕入れから輸出までに必要な費用を一つずつ積み上げながら、
本当に利益が出るのか?
AIと一緒にシミュレーションしてみます。
