中国の「海外警察」

宮藤真希子

宮藤真希子

中国の「海外警察」世界に展開

中国政府が、海外で中国人民主活動家らを監視するための「海外警察」を設置しているとスペインのNGO「セーフガード・ディフェンダーズ」が告発し、波紋を呼んでいる。同団体の調査では、その数は日本を含む53か国の102か所に上る。「海外警察」を名乗る人物から脅迫を受けたという中国人男性が、その活動の一端を証言した。 オランダ・ハーグで、中国の民主化・人権擁護運動に関してSNSで発信を続ける王靖渝さん(21)。今年2月以降、見知らぬ中国人から携帯電話への着信が相次いでいる。相手はロッテルダムの「海外警察」を自称する複数の男だ。王さんは中国国内で、中国軍とインド軍の衝突に関する中国当局の対応に疑義を呈し、香港の反政府抗議運動への支持を表明した。国内での異論に対する封殺が進むにつれて身の危険を感じ、各国を転々とした末にハーグに身を寄せた。中国に残してきた両親は「拘束された」という。 男の電話に出ると、「親のことはどうでもいいのか」「悪いようにはしない」と帰国を促された。着信は100回を超え、対面で説得されたこともあった。ハーグ中央駅前でナイフをちらつかされ、「殺すぞ」と小声で脅されたこともあった。オランダ警察に相談し、11月には脅迫の現行犯で1人が逮捕されたが、今も「着信は続いている」という。 セーフガードの調査が示す中国の「海外警察」は、いずれも大使館や領事館とは別に設置されているとされる。ウィーン条約では、他国で行政行為を行えるのは在外公館だとしており、違法にあたる。中国外務省の報道官は先月2日、「海外警察」の指摘について、警察活動を行っていることは否定した上で「在外中国人の運転免許更新のサポートをオンラインで行っている拠点だ」と説明した。 ただ、セーフガードは、実態は「国境を越えた抑圧の手段だ」と断じる。セルビアとスペインで、王さんのように脅迫を受けた末、政治亡命状態だったのに、帰国を余儀なくされた中国人2人の実例も挙げている。  

読売新聞

日本にも「拠点」か 主権侵害の恐れ 外務省

外務省は19日、自民党の外交部会などの合同会議で、スペインの人権監視団体が公表した報告書の内容として、中国の警察当局が日本などに海外拠点を設置している可能性があると説明した。既に外交ルートを通じ、中国政府に「仮に主権侵害があれば断じて容認できない」と伝達した。外務省によると、報告書が示した日本国内の拠点は2カ所。福建省福州市公安局が東京都内に置き、江蘇省南通市公安局も所在地不明ながら開設している。 時事通信社

私見

こうした動きを出来ないようにするのも防衛。単に自衛隊や武器云々が防衛ではない。政府は本当に何も考えていないね。 問題が起きてから対応を考えるから、後手後手の対応でしかない。

しかも根本解決できないで「やってる感」だけで問題先送り。原発しかり、コロナしかり、地方創生しかり、少子化しかり、みんな担当大臣とか〇〇委員会とか専門家会議とか作って「やってる感」だして一時しのぎして嵐が過ぎるのを待つ。これではねーーいつまでも問題解決にならない。それが自民党政権のやり方。中国共産党のほうが、ホントよくいろいろ考えてやってるよ。 

日本福州十邑社団聯合総会の上級顧問、自民党参議院議員の松下新平さんが、事情に詳しそうですが、議会も警察も公安も追及しないのですね。孔子学院も、海外ではどんどん閉鎖してるのに、日本は話題にもならない。やっぱり、スパイ防止法が要りますね。在外公館や現地企業に身分を偽って赴任や潜入等は別に珍しい話ではないと思うが、中国は長期的且つ計画的に、合法?非合法問わず大々的にやっている印象だ。数多くの中共の海外工作員が世界各地に溶け込んでいることはもはや想像に難くないが、日本にも数多くいる中国人がどんな裏の顔を持っているか、その全貌までは公安等も掴みきれてないのではないか。

日本にも中国の「海外警察」署があるかも知れない。秋葉原にある云々の記事を見たような気はするが、場所の真偽は定かではないが、国内に何箇所もの拠点があっても何ら不思議ではない気もする。

いずれにしても攻守共々レベルは上がっているはずだから、今はより巧妙に広く根深く浸透していると思った方がいい。日本有事の際にはそれなりの波乱要因になるのではないかとかなり心配ではある

。中国は最終的の世界制覇のために世界各国に情報工作員など送っていますが、中国の留学生や会社設立などにも力を入れ出していて情報収集に努めています。これらは中国にいる家族を人質に取るなどの脅迫によるものが多く、好んででスパイ行為をする人は少ないと言われています。しかしその中で今の中国はおかしいと唱える人が多くなり引き締めのために各国に中国警察を置くようになったと言われています情報収集の半面世界各国に出て行った中国人は民主主義とか言論の自由を経験して中国への不満も抱くことが多くなりました。

しかし自分の家族以外は信用できないという長年の歴史が自分勝手な個人主義の金儲け主義を生みました。もし民主主義が実現しても自分勝手に行動をして国家としてまとまらないためにかえって人権や国民の事を重んじてくれるのなら独裁政権の方が今はいいような気がします

日本にもある。政府と警察は既に情報を掴んでいるなのに、動かないのはなぜでしょうか?法治国家・主権国家の日本政府は舐められているのかしら。林、二階、山口、端子デジタルなど媚中政治家の圧力でしょうか?日本国内おる中国「海外警察」を取り締まりさえできなければ、安全保障にいくら増税しても役立たずと思います


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宮藤真希子

生活コンサルタントブロガーです。  日々の雑多なニュースに埋もれがちな国民生活に直結する重要なニュースをお届けします。

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