「数字は読めた。でも、何を何で割ればいいのか分からない」
割合の問題で手が止まるとき、計算を速くする練習の前に確かめたいことがあります。その問題では、何を100%としているのでしょうか。
60人のうち18人、先月から25%増加、定価の20%引き。どれも割合ですが、100%になるものは同じではありません。ここが曖昧なまま数字を割り始めると、計算そのものは合っていても、別の問いの答えになります。
この記事では、就活中に基礎的な数の扱いを復習したい人向けに、割合の本問10問と、それぞれに対応する解き直し10問を用意しました。無料部分で本問1問と解き直し1問を最後まで試せます。
出題数をこなすより、「この式の分母は何か」「何%に当たる量なのか」を一言で説明する練習です。実際の選考問題の転載・再現や、特定検査の公式教材ではありません。SPIなどの出題範囲を網羅するものでも、得点・選考通過を保証するものでもありません。
1.先に三つの欄を作る
各問で、計算より先にこの三行を書きます。
- 100%にするもの:
- 求めるものと単位:
- 式:
「60人のうち18人の割合」なら、100%は全体の60人、求めるのは18人が占める割合です。「18人」を分母にすると、全体が18人の何倍かを計算してしまいます。
基本になる関係は、次の三つです。
部分の量=全体の量×割合
割合=部分の量÷全体の量
全体の量=部分の量÷割合
計算式に入れるときは、15%を0.15、120%を1.2のように直します。答えを%で求められたら、得られた割合を100倍して%を付けます。
公式を選ぶ前に、問題文の「〜のうち」「〜に対して」「〜から増えた」「定価の〜割引」に線を引いてください。その言葉が、100%を探す手がかりになります。
2.無料の本問1:分母を言葉で決める
問題
説明会の参加者60人のうち、事前アンケートを提出した人は18人でした。提出者は参加者全体の何%ですか。
答えを見る前に、三行を埋めます。
- 100%にするもの:
- 求めるものと単位:
- 式:
解説
100%は参加者全体の60人です。提出者18人が、その60人のどれだけを占めるかを求めます。
18÷60=0.3
0.3×100=30
答え:30%
確かめ方は、「60人の30%」を計算して18人へ戻ること。60×0.3=18なので、問題文と一致します。提出者は全体の一部なので、今回は0%から100%の間になることも確認できます。
誤答の作り方を見てみる
60÷18×100としてしまうと、約333.3%になります。この式は「参加者全体が、提出者の人数の何%か」を計算しています。割り算が苦手というより、分母にする集団が逆になっています。
直す一言
「全体の60人を100%にする。だから18を60で割る」
解き直し1
別の説明会では、参加者80人のうち28人が事前アンケートを提出しました。提出者は全体の何%ですか。
解き直しの答え
100%は80人。28÷80×100=35%です。80×0.35=28で元に戻ります。
30%、35%と正解しただけで終わらず、なぜ60や80を分母にしたのかを一言で話してください。式は自分で立てられたのに計算だけ間違えたなら、「100%の置き方は合っていた」と分けて記録します。
3.無料教材で十分な人と、この先が向いている人
練習問題をたくさん解きたい場合は、無料教材も選べます。マイナビ2028は、適性検査対策WEBテストで総計600問と初級講座100問の練習問題を案内しています。会員登録などの利用条件は公式ページで確認してください。
https://job.mynavi.jp/conts/2028/moshi/index_v.html
また、SPIの開発元は2026年4月14日の記事で、能力検査について過度な対策は必要ないという考えを説明しています。この教材も、「有料で勉強しないと選考に不利になる」と勧めるものではありません。
https://www.spi.recruit.co.jp/spi3news/000604.html
この先は、割合の答えを見ても「なぜその式なのか」が残る人向けです。量を求める、元の量に戻す、増加率、%とポイント、人数の異なる集団、二段階の変化、比の分配を、100%の置き方から整理します。
有料部分の収録内容
- 本問2〜10の9問と、全ての途中式・答え・逆算による確認
- 各問について、間違えた式が何を計算していたかの説明
- 各問に対応する解き直し9問と解説
- 間違えた箇所から、戻る問題を決める手順
- 次の練習へつなぐ記録欄と完成記入例
本問は無料部分を含めて10問、解き直しも無料部分を含めて10問です。価格は500円。提供物はこの記事の本文で、個別指導、外部の問題集、別ファイルの配布は含みません。
練習中は紙で式を書き、答え合わせに電卓を使っても構いません。実際の選考では、電卓、メモ、外部サイト、生成AIなどの使用可否について、その検査の指示に従ってください。本記事を受検中の回答支援に使うことは想定していません。
