「いくらにすればいいんだろう……」
商品を作ろうとしたとき、
最後の最後で
ここに手が止まってしまう人は
かなり多いです。
500円なら売れるかな。
でも安すぎる気もする。
1,000円?
3,000円?
いや、
そんな値段をつけたら
「高い」
と思われるかもしれない。
そもそも、
副業を始めたばかりの自分が、
人からお金をもらっても
いいんだろうか。
そんなことを考えているうちに、
せっかく商品を作ったのに
販売できないまま数週間。
場合によっては、
数ヶ月経ってしまいます。
でも安心してください。
価格で悩むこと自体は、
かなり自然なことです。
むしろ、
初めて自分の商品に
値段をつけるのに、
まったく怖くない人のほうが
珍しいと思います。
ただし、
一つだけ気をつけてほしいことがあります。
それは、
価格の不安を放置したまま、
ずっと販売を先延ばしにしないこと。
価格というのは、
考え続ければ突然
「絶対に正しい答え」が
降ってくるものではありません。
大切なのは、
価格についての
モヤモヤの正体を知って、
自分なりの基準を持つことです。
今日は、
商品は作りたい。
でも価格だけが決められない。
そんな副業初心者の方に向けて、
価格を決めるときに
知っておいてほしい考え方を
お伝えします。
「高いと思われたらどうしよう」で止まっていませんか?

価格を決められない人に、
「何が一番怖いですか?」
と聞くと、
かなりの確率で
似たような答えが返ってきます。
「高いと思われるのが怖い」
「この内容でお金を取るのは申し訳ない」
「売れなかったら恥ずかしい」
「もっと実績ができてからのほうがいい気がする」
この気持ち、
すごく分かります。
自分の商品に
価格をつけるという行為は、
慣れるまでは思っている以上に
勇気が必要だからです。
価格をつけると、自分まで値踏みされるように感じる

なぜ価格を決めるのが
こんなに怖いのでしょうか。
理由の一つは、
商品の価格と
自分自身の価値を、
無意識に結びつけてしまうからです。
たとえば、
あなたが作った商品を
3,000円で販売するとします。
でも売れなかった。
すると、
本来なら
「商品内容が伝わっていなかったのかな」
「販売する場所が違ったかな」
「今の読者には必要なかったかな」
と考えればいいところを、
「私には3,000円の価値もないんだ」
と受け取ってしまう。
これが、
かなり苦しいんです。
だから値段を下げたくなります。
3,000円が怖い。
じゃあ1,000円。
1,000円も怖い。
じゃあ500円。
それでも怖い。
じゃあ無料でいいか。
そんなふうに、
自分が傷つかない価格まで
下げようとしてしまいます。
でも、
ここで覚えておいてください。
商品の価格は、
あなた自身の価値を表す数字ではありません。

あなたという人間に、
500円とか、
3,000円とか、
そんな値段が
ついているわけではないんです。
価格が表しているのは、
あくまで
「今回提供するものを、
この条件で渡します」
という交換条件です。
ここを分けて考えるだけでも、
価格に対する怖さは
かなり小さくなります。
「初心者だから安くしよう」が危険な理由

副業を始めたばかりだと、
「初心者なんだから、
安くしないと売れない」
と思ってしまいます。
確かに、
最初から何十万円という商品を
根拠なく販売するのは、
ハードルが高いでしょう。
ですが、
初心者だからという理由だけで、
必要以上に価格を下げるのも
おすすめしません。
なぜなら、
安くすることと、
買いやすくすることは、
同じではないからです。
たとえば、
あなたが時間をかけて、
自分の経験を整理して、
悩んでいる人のために
丁寧なコンテンツを作ったとします。
それを、
「初心者だから」
という理由だけで
極端に安く販売する。
最初は安心するかもしれません。
でも、
販売するたびに
「これだけ作ったのに、これしか受け取れないのか」

という気持ちが
少しずつ出てきます。
問い合わせが来ても、
面倒に感じる。
サポートする余裕もなくなる。
商品の改善もしたくなくなる。
そして最後には、
「副業ってしんどいな」
となってしまう。
これでは続きません。
価格は、
お客さんのためだけに
決めるものではありません。
提供する側が
無理なく続けられることも、
かなり重要なんです。
価格は「あなた自身の値段」ではありません

ここから、
もう少し具体的な話をします。
価格で迷ったとき、
私はまず、
「自分はいくらの人間なんだろう」
という考え方から
離れてほしいと思っています。
代わりに考えるのは、
商品そのものです。
誰に、
何を渡して、
どこまで助けるのか。

この3つ。
価格は、
ここを見ながら
決めていけば大丈夫です。
値段を決めるときに見るべき3つのポイント
まず一つ目。
「誰の悩みを解決する商品なのか」

です。
同じ情報でも、
誰に届けるかによって
価値は変わります。
たとえば、
SNS投稿の作り方を
まとめたコンテンツがあるとします。
すでに毎日発信している人にとっては、
知っていることばかり
かもしれません。
でも、
何を書けばいいか分からず、
毎日スマホを握ったまま
30分悩んでいる初心者にとっては、
投稿を作る時間が
一気に短くなる可能性があります。
つまり、
価値というのは、
情報量だけでは決まりません。
「誰の、どんな困りごとを減らせるか」
ここが重要です。
二つ目は、
「何を渡す商品なのか」

です。
PDFだけなのか。
動画もあるのか。
テンプレートがあるのか。
個別サポートまで付くのか。
同じテーマの商品でも、
提供する範囲によって
価格は変わります。
ここを考えずに、
「他の人が1,000円だから
私も1,000円」
と決めてしまうと、
あとで苦しくなりやすいです。
三つ目は、
「自分が続けられる価格か」

です。
ここは意外と
忘れられます。
たとえば、
500円の商品なのに、
購入者一人ひとりに
30分の個別相談を付けたとします。
10人に売れれば、
売上は5,000円。
でも相談時間だけで
5時間必要です。
さらに準備や連絡まで入れれば、
かなりの時間になります。
本業がある副業初心者なら、
これだけで
かなり疲れてしまうでしょう。
だから、
価格を決めるときには、
「この価格で売れたとき、
私は気持ちよく提供できるか?」
も考えてみてください。
安すぎる価格が生む意外な問題
価格を下げると、
お客さんに喜ばれる。
そう思うかもしれません。
でも実際には、
安すぎることで
困ることもあります。
その一つが、
購入した人が
行動しなくなることです。
無料で保存した資料。
500円でなんとなく買った教材。
あなたのスマホやPCにも、
一度も開いていないものが
ありませんか?
人は、
ほとんど負担なく
手に入れたものほど、
「あとで見ればいいや」
となりやすいです。
一方で、
自分なりに少し考えて、
「これを活用しよう」
と思ってお金を払ったものには、
ちゃんと向き合おうとします。
もちろん、
高ければ高いほど
いいわけではありません。
ただ、
安ければ安いほど
親切とも限らない。
ここは知っておいて
損はありません。
初心者でも価格を決められるシンプルな考え方

それでも、
「じゃあ結局、
いくらにすればいいんですか?」
と思いますよね。
そんなときは、
完璧な正解を探すのではなく、
まず
「この価格なら、
私はちゃんと提供できる」
という金額を出してみてください。
たとえば、
1,000円。
2,000円。
3,000円。
いくつか候補を書きます。
そして、
その金額で売れた場面を
想像してみます。
3,000円で10人に売れた。
そのとき、
「申し訳ない」
と感じるでしょうか。
それとも、
「この内容なら、
ちゃんと届けたい」
と思えるでしょうか。
逆に、
500円で10人に売れたとき、
うれしいでしょうか。
それとも、
「もう少し価格を上げないと
続けられないな」
と感じるでしょうか。
価格設定では、
市場を見ることも大切です。
でも、
特に最初のうちは、
数字だけを見続けると
余計に迷います。
他人の商品が
500円だから。
有名な人が
1万円だから。
あの人より実績がないから。
そうやって比較すると、
基準がどんどん
自分の外側に移ってしまいます。
そして最終的には、
何円にしても
自信が持てなくなります。
だからまずは、
自分の商品と、
届けたい相手と、
提供できる範囲。
この3つを見てください。
価格は、
そこから決めればいいんです。
正解を探すより、今日ひとつ価格を決めよう

ここまで読んでも、
まだ少し怖いかもしれません。
「決めて失敗したらどうしよう」
そう思いますよね。
でも、
価格設定について
最後に一つ、
かなり大切なことを
お伝えします。
最初につけた価格を、
一生使い続ける必要はありません。
「仮価格」で販売していい
最初の価格は、
仮でいいんです。
たとえば、
まず1,500円で販売してみる。
何人かに届けてみる。
反応を見る。
すると、
販売する前には
分からなかったことが
見えてきます。
「思ったより反応が良かった」
「ここをもっと説明したほうがよさそう」
「サポートが多いから、
もう少し価格を上げたい」
「逆に最初の商品としては、
もう少し手に取りやすくしてもいいかも」
こういうことは、
実際に販売しないと
分かりません。
つまり、
価格というのは、
机の前で100点を出してから
販売するものではなく、
販売しながら
調整していくものでもあるんです。
価格は売りながら調整できる

副業初心者ほど、
「一発で正解を出さなきゃ」
と思いがちです。
商品テーマも。
発信内容も。
価格も。
全部最初から
正解にしようとします。
でも、
これはかなり苦しいです。
ビジネスはテストではありません。
最初に間違えたら
そこで終了、
という世界ではないんです。
出してみる。
反応を見る。
直す。
また出す。
これを繰り返せます。
だから、
価格を決められずに
1ヶ月止まるくらいなら、
今日一つ仮価格を決めて、
販売に近づいたほうが
ずっと前に進めます。
たとえば、
今価格で悩んでいる商品があるなら、
紙でもスマホのメモでもいいので、
次の3つを書いてみてください。
「この商品は誰のための商品?」
「その人の何がラクになる?」
「私はどこまで提供する?」
この3つを書いたうえで、
「この内容なら、
いくらなら気持ちよく提供できる?」
と考えてみる。
まずは、
その数字を採用してください。
完璧じゃなくて大丈夫です。
仮決定。
これで十分です。
「安くしないと売れない」から卒業しよう

そして、
もう一つだけ。
価格を決めるとき、
「売れなかったら怖いから安くする」
という決め方は、
できれば卒業してほしいです。
売れない理由は、
価格だけではありません。
そもそも商品を
必要な人に見てもらえていない。
商品の良さが
伝わっていない。
誰向けの商品なのか
分かりにくい。
今買う理由がない。
色々な理由があります。
そこで、
何でも価格のせいにして
値下げしてしまうと、
本当の問題が
分からなくなります。
価格は、
恐怖から決めるのではなく、
「この商品を、この条件で届けるならこれ」

と決める。
そのほうが、
販売するときも
堂々と紹介できるようになります。
あなたが
商品を紹介するたびに、
心の中で
「こんな値段ですみません」
と思っていたら、
販売はどんどん
苦しくなります。
でも、
「この人のこの悩みを
減らすための商品です」
と理解できていれば、
必要な人に
ちゃんと案内できるようになります。
価格を決めることは、
お金を奪うことではありません。
必要な人に、
「この条件で、
この解決策を受け取れます」
と伝えることです。
自分に合った商品・価格設計まで整理したい人へ
ここまで読んで、
「価格を決めるのが
少し怖くなくなった」
と感じてもらえたなら、
今日ひとつだけ
やってみてください。
今考えている商品の価格を、
仮でいいので
決めてみることです。
1,000円でも。
2,980円でも。
5,000円でも。
大切なのは、
誰かの価格を
そのまま真似することではありません。
あなたの商品で、
誰に、
何を届けて、
どこまでサポートするのか。
そこから
自分なりの価格を決めることです。
そして実は、
価格だけを単独で考えるより、
「自分はどんな商品を作るのか」
「どんな形なら無理なく提供できるのか」
まで一緒に整理すると、
価格はさらに
決めやすくなります。
もし、
商品そのものの方向性から、
自分に合った形で
整理してみたい方は、
こちらも参考にしてください。

自分の特性を知ったうえで、
商品作りや働き方まで
組み立てたい人向けにまとめています。
「他の人はいくらで売っているんだろう」
と検索し続けるより、
自分が無理なく続けられる形を
先に作ってしまったほうが、
副業はずっとラクになります。
価格に絶対の正解はありません。
だからこそ、
今のあなたなりの答えを
一度決めてみてください。
決めたあとで、
変えていいんです。
最初から完璧じゃなくていい。
商品を出して、
反応を見て、
少しずつ整えていけばいい。
価格で止まっていた人は、
今日、
たった一つ数字を決めるところから
始めてみてください。
その一歩だけでも、
「いつか副業したい」
から、
「実際に商品を売る人」
へ大きく近づきます。
