会社にAIを入れる前に、経営者がやる7つの工程|現状診断から全社展開・統制まで、90日の導入計画書(規程の骨子・診断シート付き)
すん|会社4つの社長がAIに実務を渡した記録
「どのAIを入れればいいですか」から始めると、失敗します
AIの導入について相談を受けると、最初に聞かれるのは、たいていこれです。
「ChatGPTとClaudeとGemini、どれがいいですか」
気持ちはわかります。
ただ、この質問から始めた会社は、ほぼ同じ道をたどります。
ツールを契約する。社員にアカウントを配る。「使っていいよ」と言う。
1か月後、使っているのは2〜3人。残りの人は、ログインもしていない。
そして、誰かが取引先の名前や契約金額を、そのまま入力していたことが後でわかる。
私の会社でも、最初は「使っていいよ」と言っただけでした。誰も使いませんでした。
理由を聞いて回ると、ほぼ全員が「何を頼んでいいかわからない」と答えました。
ツールは、7つある工程のうちの3番目です。 その前に、やることが2つあります。
この記事は何か
会社にAIを入れるまでの工程を、現状の把握から、全社に定着させるまで、順番どおりに書いた導入計画書です。
・何から手をつけるか(現状診断)
・何を決めてから配るか(社内ルール)
・何を見て選ぶか(ツールと契約)
・何を整えておくか(データ)
・どこで試すか(試験導入)
・どう広げるか(全社展開)
・どう保つか(統制)
それぞれに、経営者が決めることと、担当者に任せることを分けて書いています。
付録には、診断シート、社内ルール(AI利用規程)の骨子、試験導入の計画書、90日の計画表を付けました。

書いているのは誰か
会社を4つ経営しています。
自分の会社にAIを入れ、社内に広げ、うまくいかなかったことも含めて、自分で手を動かしてきました。
コンサルとして入った会社でも、導入の入口を一緒に組み立てています。
ソフトウェアの会社ではありません。プログラマーでもありません。
だからこの記事は、技術の話ではなく、会社の中で何を決め、何を整え、どの順番で進めるかの話です。
この記事でわかること
・AI導入の7つの工程と、飛ばしてはいけない順番
・導入前に会社の状態を測る「診断シート」の使い方
・社内ルール(AI利用規程)に必ず入れる項目
・ツールを選ぶときに、機能より先に確認する5つのこと(契約形態・データの扱いなど)
・費用の見積もり方(アカウント数×月額だけでは足りない理由)
・試験導入の対象業務の選び方と、4週間の進め方
・全社展開で「使われない」を防ぐ方法
・導入後に、放置しないための統制の仕組み
向いている人
・従業員数人〜数百人の会社の経営者・役員・管理部門の責任者
・AIを入れたいが、何から始めればいいかわからない人
・すでにツールを契約したが、社内で使われていない人
・情報漏えいや社員の勝手な利用が心配で、踏み出せない人
向いていない人
・ツールの操作方法やプロンプトの書き方を知りたい人(この記事は導入の進め方です)
・自社でAIのシステムを開発したいエンジニア
・個人の副業でAIを使いたい人
目次
序章 AI導入が失敗する3つの型
工程1 現状診断:会社のいまを測る
工程2 目的と範囲:何のために、どこまで入れるか
工程3 社内ルール:配る前に決めること
工程4 ツールと契約:機能より先に確認すること
工程5 データ整備:AIに渡せる状態にする
工程6 試験導入:1部署・2業務・4週間
工程7 全社展開と統制:広げて、保つ
終章 経営者が手放してはいけない3つの判断
付録
・導入前の診断シート(30項目)
・AI利用規程の骨子(条項と、各条で決めること)
・ツール選定の確認表
・試験導入の計画書
・90日の導入計画表
・社内説明会の進行案
無料で1つだけ:導入前に、この5問に答えてください
有料部分に入る前に、会社の状態を簡単に確かめる5問を置きます。
1. 社内の文書(規程・手順書・過去の提案書など)は、どこに保存されているか、1か所で答えられますか
2. 社員が仕事で、個人のAIアカウントをすでに使っているか、把握していますか
3. 「AIに入力してはいけない情報」を、文書で決めていますか
4. AIを入れて、何の支払いを減らすか、何を増やすかを、一文で言えますか
5. 導入を推進する担当者が、名前で決まっていますか
「いいえ」が3つ以上なら、ツールを選ぶ段階ではありません。
工程1と2から始めてください。
特に2番は、多くの会社で「把握していない」が答えになります。
会社が導入する前から、社員はもう使っています。 個人の無料アカウントで、会社の情報を入れている可能性があります。
導入するかどうかではなく、すでに起きていることを管理下に置くのが、最初の仕事です。
付録の中身を、先に見せます

付録は6点、すべて文章で載せています。コピーして自社名を入れれば、そのまま使えます。
購入前に知っておいてほしいこと
この記事に、派手な実績はありません。
「AIで人件費が◯割減った」という話は書いていません。書けるほど測っていないからです。
書いているのは、自分の会社で導入して起きたことと、コンサル先で見たことと、そこから作った手順だけです。
購入者の声は、まだありません。
その代わり、読んでくださった方の声を、了承を得たうえでここに追記していきます。
特定のAIツールは推奨していません。
どれが賢いかは半年ごとに入れ替わるので、ツール名ではなく「選ぶときに確認する5つのこと」を書いています。
価格と、先着5名のクーポンについて
この記事は¥19,800です。
社内でAI導入を進める担当者の工数で言えば、工程を飛ばして1か月やり直す費用のほうが、はるかに高くつきます。そう考えてこの価格にしました。
10/31まで、先着5名は¥9,800で読めます。
購入画面でクーポンコード「AI7STEP10」を入力してください。1万円引きになります。5名に達した時点で終了します。
よくある質問
Q. 社員が数人の会社でも使えますか
使えます。工程1の棚卸しは1部署から、工程6の試験導入は1業務からで構いません。むしろ小さい会社のほうが、工程を飛ばさずに進めやすいです。
Q. 規程は、専門家に頼まないと作れませんか
たたき台は付録2の骨子からAIに作らせて構いません。ただし就業規則との整合と法令の確認は、専門家に通す前提で書いています(本文の「区分B」です)。
Q. すでにツールを契約してしまっています
問題ありません。工程1と2に戻って「何に使うか」を決め直し、工程3のルールを作ってから、契約済みのツールで工程6を始めてください。
Q. 付録はファイルでもらえますか
記事内に文章で載せています。コピーして使ってください。
追記の記録
- 2026/10/12 公開
- 2026/10/14 工程の図・失敗3型の図・付録プレビューを追加。クーポンの案内を追記
ここから先が有料です。
序章で失敗の型を確認し、工程1から7まで順番に進めます。
