ー誰も傷つけられない二人だけの場所へ、君を、連れて行こうー
” 9カラットの水平線 ”
ー9nine carat horizonー
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
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君の頬を流れるたびに、
海が鳴る。
海鳴りの後には、
水滴の感触が、
ここに流れるから、
俺は君が、
ひとり、
泣いている事を知る。
『魂の対』は一体何か?と聞かれれば、
どんなに引き裂かれても愛し抜いて、
間近にいる誰よりも、
君を守ろうとする者だと、
答えるだろう。
離れて眠る真夜中の、
部屋の屋根に、
一粒のタイヤモンドが降ってくる。
その音で目覚めた俺は、
今、君の痛みを、
知る。

誰も知らない9カラットのダイヤモンドは、
きっと、
とても冷たい。
そしてその味は、
多分、
涙に近い。
手を繋ごうにも繋げない君。
それが君に最も必要な事だと、
分かっていても、
守りたい人を守ることが出来ないと知ったから、
俺は多分、
少し狂ってる。
普通の暮らしを送って、
普通の日々を生きる中で、
魂の内側では、
感情を、
逆回転させる。
どんなに怒りと嫉妬を、
ねじ伏せても、
自分を制御出来ない。
俺は、
君が、
傷ついているのを知ってた。
その事を、
誰にも知られないように、
生きている事も知っていた。
この世界でたったひとり、
君のどんな痛みも、
受け入れられるはずの、