君が路を歩いてくるたび、
胸に火薬が弾けた。
正直、君のそばに居たくなかった。
君という人が視界に入るたび、
好きだという気持ちが、増幅したから。
眼と眼をあわせた日から、
君のいる場所に戻るごとに、
心に想いが波打った。
遠くから、
近くまで、
引いては寄せる命の鼓動。
君が遠ざかったあの日、
何もかもが、
終わった気がした。
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
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離れていても感じあえる。
魂が、繋がりあえる。
最初は、どんな仕組みでそうなっているのか、分からなかった。
けれどその事実は、
心を、どうにもならない場所まで急き立てた。
離れていても君の感情と、
真夜中の<夢>までも感じられることが、
俺を次第に変貌させていった。
誰かと体を重ねた時に、
何か違和感を感じていたのは、
この出会いのせいだったのかもしれない。
ふたりが出逢ってから、
間もないうちに、
悲しいほどにお互いの感触が、わかった。
”君”に近づくたび、
真っ白な力が激流みたいに渦巻いて、
強烈に、吸い寄せられていった。
あんな感情を覚えたのは生まれて初めてで、