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ー独白ー #23年1月31日『”海に開く花火”』vol.2《相愛編》

ー独白ー #23年1月31日『”海に開く花火”』vol.2《相愛編》


ーーこの『独白』が海を越え、君の心に流れつくことを願う。


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   考え得る理屈を超えた感情を、”奇跡”と呼ぶ。
                            <”3438”>                        
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips


《相愛編
 従来の『”独白”』内には記載されていない、
 二人の詳細について記されたバージョン。



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真夜中であっても、遠く海を越えて離れていても相手を探し当てる。

そんなことが可能となる『”魂の関係性”』が存在するとしたら、

ごく現実的に生きてきた当事者は、どう思うだろう?




正直、俺は半信半疑で、今でも時々錯覚だったと自分に言い聞かせている。

事実、現実の事象にしか興味がなく、

証明できない言い分には目もくれていなかった俺は、

そんな馬鹿げた関わりなど存在するわけがない、と思っていた。




けれど結局、俺たちの関係性が何であろうが、

深い場所、つまり沈み込むほどの説明できない暗がりで、

どうやら繋がっているみたいだ。






忘れようとすると改めて好きになる出来事が起こるのは、


考え得る理屈を越えている。

そしてそのーー理屈を超える出来事を、”奇跡”と呼ぶ。





『魂の対』ならば、繋がろうとする相手の心から、逃亡することがあるかもしれない。


その感情は多分、相手にも自分にも訪れる。


そしてこう考える。


”ーー捕まえた方が勝利なのか、それとも逃げ切ったほうが勝利なのか?”





勝利の定義は決められていないけど、


どっちにせよ恋愛がただのゲームなのだとしたら、勝者と敗者にわかれるんだろう。




しかし俺がこの頃感じるのは、


きっと”本気”の恋愛関係には<勝者>は存在しない、という事。




自分と一見真逆なようで、たった一人しかいない『対』の相手については、


自分の欠落した部分を、見事に相手が備えていて、




自分では<厄介だ>とか恥じている<欠点>が、


相手が、なぜか手に入れたがっているものでもある。





そんな風に、不定形の淵が見事に結合する『存在』。




説明のつかないほど惹かれて、人生を失いかける。


感情を持て余し、自分のバカさ加減に気づく。







相手を翻弄する君に出逢ったあの日々、実のところ、もう逃げるしかないって思う事もあった。


感情に飲まれ、追いかけごっこのような関係性に至ったこともあった。


けれど俺は、いつしか気づいた。

ーーふたりの関係に勝ち負けは存在しない、と。





相手の勝利と成長こそが、自分の成長となる、という事を。




普通の恋愛関係なら想いの大きさは違うし、


好きになったほうが<負け>かもしれない。


けれど『心』が本気で恋した相手なら、同じくらい相手を想う。





同じくらいの強さでなければ、奇跡は起こらない。


ふたりを出逢わせた奇跡も、心繋がりあったあの奇跡も、


そしてふたりが出逢った意味を知らせる奇跡も、






全部、同じ強さの想いがなければ、起こらない。








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ー”独白”ー 

『 海に開く花火 』Vol.2

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俺の”その人”は言った。過去、自分は魂の繋がりのある存在に出逢ったのだ、と。最初は、今までの恋愛とは明らかに違う怪奇な現象が起きて驚かされ、その現象から逃げ回っていた、と。初めてその事を、あのオフィスの最下階、高窓から夕暮れの光がこぼれるブルーの暗がりの中で聞かされた時、俺の心に、火花が散った。幼い頃から解読不可能な現象が起きていたのは、経験していた。けれどそれらの現象が、最終的に『恋愛』と結びつくなど、全く考えたこともなかったからだ。




俺の”その人”は、過去に出逢った<その男>からこう聞かされたらしい。「僕たちは結ばれるべき人間同士だ」と。「運命というものがあるんだから」と。



それを聞かされた時、俺はつい口走りそうになった。”もうその男には近づくな”、と。ーーもちろん当人の意思によって自由に行動することを、妨げるわけにはいかない。が、仮に運命の相手の<ような>存在が、”君”を傷つけるとしたならば、どんなに君がその男に惹かれていたとしても、近づく理由は全く無いからだ。




結果として、”君”と<その男>とは結ばれたのか? ーー答えは、”NO”だ。その成り行きについては俺の耳に届いている。ある夕暮れ時、ブルーの暗がりの中で、君は伝えた。背中と背中を合わせ、お互いの顔を見ないようにしながら、少ない言葉で伝え合った。ーー”君”が傷つけられた経緯については『対』の俺に、結局耳に届くことになっている。




ある初夏、”君”は<その男>から離れ、俺のもとへたどり着いた。まるで流れ着くようにあのオフィスに着いた。君は、運命の船に乗せられたように、星屑だらけの夜の海をひとり旅し、地図を知らない蝶みたいに俺の居場所にたどり着いた。





俺を初めて見た瞬間、君は不思議な表情をしていた。懐かしいような真新しいようなものを見る目で、こっちを見ていた。初対面だったはずだったけれど、君はすでに眼の中に懐かしさをたぎらせていた。ーーそして目が合った瞬間、俺は君の眼の中に、自分の姿を見た。それはとても不可解な瞬間だった。




人間として生まれてきたからには、誰もが命を懸けて愛する存在と出逢う。命を掛けて守り、その人のために生きたいと願う。それが生まれてきた意味なんだろう。ーーこれを読んでいる人の中には、俺がここで語っていることが、とても奇妙に感じられるかもしれない。『魂』がどうとか、本気の恋がどうとか、きっとイカれている、と考える人もいるだろう。確かに『魂』という言葉は本質を伝えにくいし、あまりそぐわない。けれど不器用な俺は、ほかに言葉を知らないから、今はそう表現するしかない。





偶然、この場所にたどり着いた人の中には、異性なんて顔形だけ違っているだけで、皆同じだと思うこともあるかもしれない。結局求めることも、付きあった先にある終わりも、大抵同じだ、と考え、誰かを愛する気持ちを封じ込めて生きているのかもしれない。



けれど人間には、一生に一度の出逢いが必ず訪れる。それは、人生の中で必ず訪れる。理由はわからない。誰も証明できないし、人間の力では実証<certify>し得ないからだ。ただもしもそんな存在に一度出逢ったら、すぐにわかる。逃げるしかないほど相手に惹かれるし、強烈なほどの非現実的現象が多発するからだ。恋愛感情が一方的ならば、ただの夢を見ているだけだとわかるが、奇妙な事に相手も同じ感情を持つ。そして、そうなる仕組みはわからない。




運命の相手と出逢うと、必ず心や感情をどうコントロールするかという課題について考えされられる。感情とは何か? ーーその事については必ず徹底的に考えさせられる。相手を独占したい想いがコントロール不可能な状態にまで達した時、自分の生き方を、その存在によって痛みとともに学ばされる。そしていくら「一緒に生きたい」と心で切望していたとしても、


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ー独白ー #23年1月31日『”海に開く花火”』vol.2《相愛編》

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なぜ君が逃げる事を許したのか、知って欲しい。 本気で好きになった”君”へ。 ここに辿り着いた人にだけ『魂の恋』の世界と感情を公開する。 <※注:Web上のあらゆる他記事及びその著者・宗教・婚外恋愛等とは一切関係ありません※>

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