-----------------------------------------------------------------------------------------------
俺の独白は、誰かによっては唐突で、謎に満ちたものだろう。
いつか消えてしまうかもしれないこの独白が、願わくば”君”の心に届くように。
<”727”>
------------------------------------------------------------------------------------------------
SNSを含め他サイト他記事の著者・特定の個人団体及び宗教とは一切関係ありません。体験した恋愛を基に、独自の視点による表現手法を用いています。
※著作権法により記事の複製・無断引用・転用を禁じます。
購読前に以下を御確認ください。
◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
心は、時にコントロール出来なくなる。
ハンドルを持つ手が、嵐みたいな感情に呑まれて、知識も理性も歯が立たなくなり、やがて脱出不可能な場所に流れ着いていく。
コントロールできなくなる自分の姿と向き合うことは、苦痛を伴う。コントロール出来ない人間はきっかけ次第で破滅し、コントロール出来る人間は大成する。わかっていながら、そうなっていく自分を、一体どうしたらいいのか? そんなテーマについて向き合わされるのが、『魂の双子』という関係性の本質だと思う。
君を想うと、不思議なくらい、自分の容量を超えて感情があふれた。
そしてそれは冷めることはなく、逢うたび増していった。
今まで、怒りや悲しみ以外に、誰かにそこまで強い感情を抱いた事はなかった。
普通なら、離れれば愛する気持ちも消えていくし、新しい出逢いがあれば、違った刺激を見つけていく。それが要するに「恋愛」だと思っていたからだ。けれど君に出逢ってからは、愛する気持ちの中にも、コントロール出来なくなる『領域』が存在する真実を、知った。
嵐のような感情の正体に最初は気づけず、感情のままに行動し、暗闇に吸い込まれることもあった。恋に落ちたといってしまえばばかばかしいけれど、あの時の俺の状態を理解できる人はいなかった。だから、自分で這い上がる道を探し出さなければならなかった。
あくまでも俺の主観だけれども、相手が真の魂の相手だと気づいた側の男には、灰色のゾーンがない。たぶん、いつでも答えはクリアに決まっている。有るか無いか、その先に未来を見出すか見出さないか、ーー答えは、初めて相手を見た一瞬から、きっと決まっている。
魂の恋愛と称されるツインレイ関係の記録は、俺たちのことと合致したり違っていたりする。人の心はすべて違うから、個々のケースによって変わってくるという事なんだろう。あるいはツインレイ概念が幻なのか、別の関係性だという事かもしれない。
たとえ、俺たちの関係性がそうであってもなくても、普通のものとは全く違うということは確かだ。俺が恐怖ともに知らされたのは、魂同士が本気で惹かれあった時、自分たちの想像を超えた大きな力が働くという事だった。
また、もうひとつ分かっているのは、ーー君のそばにいると、自分の感情が体も容量(キャパシティ)も超えて、堰き止められなくなる、ということ。これは俺にとって、全く経験がなく、警戒すべきことだった。その人を愛する気持ちがこみあげて、ばかみたいな衝動に呑まれそうになるからだ。
そして極めつけは、いくら断ち切ろうとしても、遠く離れても、