”Only once a year on Star Festival Day, of the Milky Way.”
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”二人は『天の川銀河』の中で、一年に一度だけ再会できる”
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他記事の著者様、
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※他プラットフォーム2020年公開の、
「君といられた夏の星」vol.1とは別内容の新記事となります。
記事後半に” The Lonely Weaver ”『織姫星の孤独』を記載。
<2021年7月7日特別企画版/約1.8万字>
当方作成の記事は全て単体で読了可能です。
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七月七日。
雨の日の頭上にて、七夕には大抵、雨が降る。
その夜には天の川が砕け、離れた二人の体に星屑が散らばる。
けれど俺の知る限りでは、
ふたつの星が出逢えた試しはない。
もしも男が本気で恋したら、心を越えた深い場所に記憶が刻まれる。
今でも真夜中に思い出すのは、
冷たいようで一番優しかった君の事だ。
なぜか他人とは思えず、
視界に入るだけで、君への感情で一杯になった。
誰よりも”君”の心を理解できたのに、
本音を打ち明けることが出来なかった。
最初の頃はうまく近づけたのに、
だんだんとそうならなくなっていったのは、
誰のせいだ?
君は多分、誰にも心を閉ざしていた。
そしてある時唐突に俺の居場所から、