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” COLD BLOSSOM版 ”
Secret Version69
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遠い星からやって来たような君を、いつの間にか、
好きになっていた。

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ーSecret Version69ー
運命の相手への、本心と内面の詳細
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経験した恋愛観を基に、個人に影響しないよう独自の表現手法で製作されたものです。
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
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君に出逢ってからは、地図のない迷い道を歩く毎日だった。
どこに行っても忘れられず、いつも君との未来のことばかり考え続けていた。
そんな日々の中、
次第次第にブレーキが利かなくなり、
少しずつ自分自身が変化していった。
変化に気づいたのは、君と物理的に離れてからしばらくたった頃のことで、
久しぶりに逢った友人が、
「ずいぶん変わった」、と俺に言った。
けれど、
誰にもうち開けられなかったのは、
心のどこかで君を探し続けていたこと。
多分俺は、
君と一緒にいたあの最初の日から、
無意識に変わっていったんだろう。
君の事が好きになればなるほど、
自分でも知らなかった気性の激しさや、
否定したくなるような一面まで、
自覚させられた。
二人は、
結ばれることが、
当たりまえのはずで、
それをお互いに強く望んでいたのに、
どうしても叶わないことが、
俺には理解できなかった。
けれどその苦しさこそが、
人間として、誰かを本当に好きになった証なんだとわかったのは、
君と離れてからずっと後になってからの事だ。
俺なりに無我夢中で君の望みを叶えようとした。
いつも逢いたくて、
それが出来ない現実をどうにかしたくて、
それなのに、
答えが分からなかった。
君に出逢う前は、普通の恋愛しか知らなかった。
お互いに好きなら、連絡しあって、想いを伝えて同じ夜を過ごす。
そんな当たり前の成り行きしか知らなくて、
それが恋の全てだと思ってた。
けれど、
君との場合は、
まったく違った。
俺と君とは説明不可能なほど惹かれあっていた。
なのに、どうしてなんだと叫びたくなる出来事ばかりが、
次々に起こった。
どれだけ相手の事が好きでも、
うまくいかない事がある。
俺たちの関係性は、
おそらく一生に一度の出逢いで、
ふたりの絆を示す不思議な出来事が起こっていたのに、
最終的には分離させられた。
だから君にとって「俺」は一体どういう存在なのかとか、
出逢った理由について、
いろんな書物を読みあさり、
情報を探しだそうとした。
この絆は嘘なんだろうか?
相手の事が好きでしかたない気持ちは、錯覚なんだろうか?
ーーそんな風に来る日も問いつめながら、
抱えた山積みの仕事をこなす滅茶苦茶な日々の中で、
君に惹かれる気持ちだけは、
燃え続けていた。
俺には、
話さなくても、
君という人の気持ちが、手に取るように分かった。
君には伝えなかったけれど、
俺は君に対して、いろんなことを我慢していた。
君は俺よりもずっと大人だったから、
君には制御できても、
俺にはどうしても制御できない怒りに似た感情が、
本当は、心の中に存在した。
そのうえ、説明し難い奇妙な現象が次々に起こった。
たとえば君のいない間に、
俺が違う女性と話しをしていると、
俺の車のセキュリティーアラームが、理由もなしに鳴り響いた。
大音量の中で辺りが騒然として、
急いでパーキングまで向かったら、