『”君”に最後の恋をした』 -"My Life is Only 4 You"-《DREAM PARAGRAPH版》
ー不確実<Uncertainty>の中で愛する理由ー
会えない時間に見つけた感情。
会えない季節に見つけた、最後のページ。
どんなに好きで間違いが無かったはずでも、一緒に生きる事を許されなかった。
求めることが、君から奪う事でもあった。
求める事だけが、正しいんじゃないと知った。
分かれる事を選んだ時、
”ただ愛しているから、それだけでいい”
と君が伝えてくれたあの夏に、
俺は、『最後の恋』を知った。
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記事後半《dream paragraph》ー君の夢の中に入った記憶ーに、
『氷の川を泳ぐ金魚』を掲載。
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誰にも説明できない、奇妙なカーニバルのような絆。
世界にはこんなにも人間たちが溢れているのに、
どこを探しても、”君”と同じ人は、居なかった。
なぜ、君は、俺が生きるたったひとつの理由になったのか?
なぜ、俺は君を愛し続けるのか。
そんなことを考えるうち、幾つかの季節を越えた。
思うに、”魂がする恋”なんていう概念など非科学的だし、
もともと現実的事象にしか興味がなかったから、
正直この恋から目を背けたくなっていた。
おそらく俺が体験した出来事は、事実であるのにもかかわらず、
誰かにとってはある種の錯覚かもしれない。
科学的には説明のつかない現象や、時間の概念を超えて伝わる恋愛感情など、
すべてただの幻だと信じたほうが、
ずっと楽になるだろう。
けれど意思に反し、何度も何度も思い出がよぎった。
忘れようとするたび、色んな出来事によって引き戻された。
俺たちは、
脳天がぶち壊れるほどに惹かれあう、奇妙な絆だったのに、
一体どうして上手くいかないのか、
いくら考えても答えは見つからなかった。
実は君と別れた直後に、