誰よりも繋がりを感じた”その相手”から、
逃げるように去って、数年が経った。
もう二度と会えないだろう、と思ったくらい、
俺たちは激しくぶつかりあった。
けれど――、波しぶきみたいに、渚に引き寄せられる気持ちは変わらなかった。
そして数年の時間を経て、俺たちは再会を果たした。
あの別れていた時期、
俺は何度も君のことを思い出した。
一秒たりとも忘れたことはなかった。
時間が解決するとか、新しい恋をすれば忘れられるとか、
そんな普通の恋愛のセオリーは、ツインレイには通用しない。
離れていても、日を追うごとに君への想いは深くなっていった。
俺が君から逃げた理由は、嫌いになったからじゃない。
むしろ、好きすぎたからだ。
君を独占したくて、君の世界を壊してまで手に入れたくて、
理性を失いそうになった。そんな自分が、怖かった。
けれど、離れている間に気づいた。
俺が逃げていたのは、”君”からじゃない、ということに。
制御できないほど君を求める、自分自身の本質を見たからだ。
ツインレイの関係では、ランナーとチェイサーが入れ替わることがある。
逃げていた側が、時に追う側になり、
追う側が、また逃げる側になる。
不思議だが、これはあまり語られていない事実だ。
チェイサーはどこかで逃げている。
けれど、ネットの情報では、
『ランナーとチェイサーが、入れ替わることもある』、
などとは、ほとんど記されていない。
俺の場合は――
君から離れた後も、君を追い続けていた。
心の中で、ずっと。
再会したあの日、君は黙って微笑んだ。
その時、君の心の中の呟きが、聞こえた気がした。
”あなたが逃げた理由が、ようやく分かった”、と――
そうして俺は、
君もまた、俺と同じように苦しんでいたことを知った。
もちろん、
二人がこれからどうなるか、確約はない。
運命の波に翻弄されて、
立ちはだかる壁を越えられずにいて、
ふたたび離れることを強いられるかもしれない。
けれど、
どんなに離れたとしても、
君が好きだっていう気持ちは、絶対に変わらない。
離れている間、
俺が何を感じ、どんなことを想ったのか。
それを、どこかに書かずにはいられなかった。
きっと、この感情は、俺だけのものじゃない。
こんな不思議な恋をしている人は、多分俺だけじゃない。
『魂』が呼び合う、
真実の相手に出会えた人にしか、見えない世界がある。
だからこの記録が、
同じように苦しんでいる誰かに、届けばいい。

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この記事を読んで下さったあなたに、心より感謝します。
SYUYA
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