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”好 き に な り す ぎ て、
善 悪 の 基 準 が ぶ っ 飛 ぶ 『 存 在 』”
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この存在が”そうだ”、と『確信』を持ったのは、
出逢って3日目。
俺の席と擦りあうように並んだ相手の姿は、
否でも日常視界に入った。
”YES”とか”NO”という暇もなく、
相手の存在が人生に降り注ぐ『謎』。
つまり、俺側に拒否権は無かった。
正直”君”に出逢う以前に、職場の誰かに興味を持ったことはない。
そこは俺にとって、闘う場所であり研鑽する場所であり、
聖域のようなものだったからだ。
そんな日々の中で、
出逢った運命の相手。
それは一方で、苦しいくらい胸を揺さぶる”厄介”な存在。
ぶちまければ、
何もかも壊すほど、吸いこまれていった。
だからある日、
海に沿った道を走らせ、着信を鳴らした。
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『#Drive To Call You』ー2 度 目 の 確 信ー
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体験した恋愛を基に、独自の視点による表現手法を用いています。
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◇Article Creation Policy_2022/5/14 | Tips
☩
出逢うつもりもないのに出逢った場合、
一体どうすればいいんだろう?
『魂の対』と出逢うと、論理的に説明のつかない出来事が多々起きるのは、事実だ。
擦れちがうはずのない場所で、
偶然擦れちがい、
知ることの出来ない状況下でも、不思議な奇跡が起きて、相手の近況を知る。
好き勝手に会話が出来ない状態にも関わらず、
お互いについての情報がなぜか入ってくる。
知らず知らずのうちにも、相手が何をしているのかわかっている。
何を考えているのか、俺側にどうしてほしいのか、
詳細まで理解できる。
偶然が寄り合わされて、運命を知らせる合図(sign)が集まる。
そんな現象が起きるのは、俺の思いが強すぎるからかもしれない。
あのオフィスでは肝心の約束が叶わなかったけれど、
そんな風に表向きではあくまで<同僚>だった”君”に、
出逢って数日間のうちに惚れこんで、その後何年も真剣に思い続けている。
こういう事を誰かに打ち明ければ、
”お前はどうかしている”、と言われるだろう。
ふたりを引き寄せる奇妙な力を感じても、
当然マニュアルはどこにも無く、誰に聞いても理屈を答えられない。
というか、俺はむしろそういったことを言いだす輩を、
訝(いぶか)しく思う”側”だった。
それが先陣切って、本気の恋愛の海溝に沈んでいったという訳だ。
とつぜん訪れた運命の出逢いは、俺に強烈な”選択”をつきつけた。
一緒に居られた頃には、結構苦しかったし、君の不可解な態度に悩んでもいた。
俺たちのような存在、
つまり誰よりも一番繋がりあえる『ー魂の対ー』という運命の相手について、
いろいろ調べてみたけれど、やっぱり”解”はどこにもない。
運命の相手との出逢いを予感して出逢う人と、
そんな存在がマジで《実在》するなど考えた事のない人間とでは、
よくもわるくも、展開が違ってくるんだろう。
普通の恋愛ならば「一方が無茶苦茶好きになれば、相手はそうでもなくなる」、
のが通常のセオリーだ。
けれどあの夕立の日、
虹がかかった不思議な空の下で、
君は言った。